破滅の予言はあるのか?

ミシェル・ノストラダムス(1503~1566)フランスの医師、占星術師

日本一有名?な占星術師

いまだにゲームキャラになったりしてノストラダムスの名前は聞いた方が多いのではないか。1973年というから私の中学時代に、祥伝社新書 五島勉「ノストラダムスの大予言」という本が大ベストセラーになり、予言や週末とういものがブームともなった。小松左京のフィクション「日本沈没」も同時代で、ともに東宝で映画化され、ブームに輪をかけた。
フランスの有名な占星術師ノストラダムスが予言集で「1999年7月に恐怖の大王が攻めてくる」というものを、人類滅亡と創作的に曲解されて紹介したのだ。今となっては、というか当時もよく考えると、所謂「トンデモ本」である。
ノストラダムス自身も、占星術の計算、解釈にも間違いが多く、実際には天体観測も行っていない。
子供だった私も興奮はしたが、五島勉しも子供が読むとも思っていなかったと後述している。1970年前半って今ほど外国のことをまともに伝えなくても、いくらでもペテンがまかり通った。
1999年、2000年になって、パソコンなどの2000年問題はあったが、恐怖の大王は下りてこず人類は 無事だった。
占星術を学んでいない人にとっては、そのおかげで最も日本で著名な占星術しとなっている。ちなみに五島さんはご健在で、トンデモ本大賞の功労賞をもらったりして、たぶん印税で優雅な老後を満喫されています。

大規模災害が占星術で予言できないのか

もともとは、メソポタミアやエジプトなどで水害や飢饉などを星を見て予見したのが占星術の始まりです。
人類滅亡とまでいかなくても、最近の日本でいうと東日本大震災や、多くの自然災害などは予知できないものか。
また、もっと限られた範囲でも自分が事故や災害に巻き込まれないのか。誰しも占いが当たるとするなら期待したいのはそこです。
天文学、気象学と、土木工学など占星術と科学がもっと連携して進化すれば、台風進路が精度をましているように、地震などの大規模な災害は予見できるようになります。
今も、わかったとしても、表明できないことや信じてもらえないためや徒に不安をあおるため、タブーとされている場合もあります。人の生死に関わる占いがタブーとされるのも同じです。
人には逆らえない運命と、変えることのできる未来があります。

大災害に学ぶ宿命

関西で育った私の世代には、阪神大震災をきっかけに結婚したとか、仕事上の転機を迎えたとかいう人も周りには多いです。
東北の震災、私は仙台に仕事で2000年から2005年まで住んでいましたので、衝撃的でした。
そこにいたことも偶然、いなかったことも偶然。
たくさんのドラマのような話はあります。
そのとき選んだ列車。判断したリーダーのため、救われた命、亡くなった命。
その違いを呪うのではなく、亡くなった人のためにも、生き残った運命の人がその宿命を背負って「生きる」
今、生きている人は生きていることが運命であり、本当にいろんな偶然が幸運に重なって生きている。
だからこそ、幸せを感じ、幸せになるため、自分の運命、性格、長所を良く知り、「あの時、亡くなった方が生きたかった明日」という「今日」をひた向きに生きる。

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