グローバル時代に日本だけの占い
「占い」と呼べるかというと、性格診断のようなものなのか。はたまた生物学的な根拠を信じている人までいるのが血液型大好きの、日本人のガラパゴス的特徴です。
占いの先生の中にも、血液型と何かを組み合わせたパターンをもっておられる方もいます。それだけ親しみやすいけれど、奥深くはないのが血液型占いです。
実際、占い師トークの典型的な、どっちにもとれる誘導で、本人は当たったと思い込ませる。
グローバルな時代です。外国人はほとんど血液型で性格が分かるなど歯牙にもかけていません。
また一部の血液型を差別するような、ブロードタイプハラスメントも問題です。血液型に仕事ができる出来ない、恋愛や結婚に向き不向き、全くありません。
なかなか日本の呑み会の話題など、これを信じ込む人に喜々として血液型を訪ねられると、私は場の空気も読まず拒みます。
これは私が「少し稀な血液型」のせいもあるのですが、いずれにせよ血液型の4タイプに人間が分けられる根拠はないと明言します。
占星術の歴史の古さ、奥の深さと比べると、月とすっぽん。せいぜい昭和はじめの日本スタートで戦後能見さんという方が「血液型人間学」という本で流行らせたんです。
日本人は相手にレッテルを貼ったり、グループ分けをして安心したいんでしょうか。
何かそこに、差別や安易なものを感じますので、やはり私はダメですね。血液型の薄っぺらすぎる話。あまりデイスるのはよくないとは思いますが比べるのもはばかられます。
占星術の面白さ、深さ、そして性格や気質を決めつけるわけではなく、運命を支え励ますスタイルは素晴らしいです。