新型肺炎から日本を守れ(2)

日本の経済はいつから中国頼みになっていたのでしょうか。

2008年頃まだGDPはかろうじて日本賀上でした。予想はされていましたが、一気に中国に抜き去られます。
日本と中国は朝鮮を挟んで長年の因縁の歴史があります。
国体としての日本は不変ですが、中国側は何度もトップに立つ民族、皇帝、政治体制が変わっています。元寇、日清戦争、満州事変、日中戦争と何度かその中国と日本は争います。
日本が明治維新後、近代国家に駆け上がったのが日清戦争の勝利からです。このときも清王朝末期とはいえ、日本にとって清(中国)は虎のように巨大な存在でした。
今回の事で、中国の一党体制や、衛生管理等、メイドインチャイナの問題点をあげつらう人もいますが、国力としてはもはや2014年頃にはもはや消費や生産、軍事力や総合的な科学力等では、再びとても敵わない存在の大国となりました。 爆買いと呼ばれる大量消費が始まりました。
日本は面積や人口で負けても、中国人の憧れるキラリと光るような、負けない面をいくつももっています。
戦後、日本はアメリカのいい面を取りいれ、経済や文化を発展させました。
その日本を、大きく支え買い占めるようなチャイナパワー。バブル崩壊で経済成長の止まった日本にさすがに魅力的なこれを抗いきる体力はありませんでした。
私が在職した大手化粧品、日用品メーカーも、大阪ミナミのインバウンド地区が国内営業苦戦の時期にブレはあるものの大きな伸長を支えるエリアで、どんどん構成比を伸ばしていました。いつしか人材も予算もそちらに投入せざるを得ない状況になって行きました。
少し、免税等の制度が変わると大きくブレましたから、営業成績や人事の評価も難しかったですが、今回の新型肺炎はその中で最大のうねりであり、いままでの中国頼りが正しかったのかの根本に迫る問題です。
間違いなくこの嵐の後、大きな傷が日本に残ります。それが致命傷に近いモノになるのかどうかは、これからの頑張りと検証を待たなければいけません。(つづく)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください