役所等の申請主義はいつまで続く【1】

友人のSNSや先日の自治体選挙でも役所の申請主義、申請書類の煩雑さが話題になりました。
友人の話だとある社会保障の手続きで3件の申請書を出したが役所は不親切な上に、書類がわかりずらく理解しがたいとのこと。ペーパーレス電子申請の時代にこれはないよとの話。 人海戦術アナログ手入力が想像され、マイナンバーのシステムがトラブルで、役所の一面が見えた。とのことでした。
日本の申請主義は、歴史的には根拠はあります。しかし少子高齢化、電子化の進む中改善すべき点は多いです。
私は民間企業を定年退職し区役所で1年ほど公務を経験しました。テレワークでペーパーレスの進んだ大手企業からみれば区役所はまさに時代が二つ遡った場所です。タイムススリップしたような非効率な世界がありました。行政サービスの名の下、雇用や労働の権利の下にまるで改善されない非効率な事務に人と時間が経過することに驚きました。
根本的には、申請主義そのものもですが、改善できるところを効率よく受け付ける行政が改善をしないところが大きな問題なのです。
役所で働く人も目の前の仕事に一生懸命ですし、昔のようにエラそうに受付してやっている的態度をとるような人もいなくなりました。動きの軽い、腰の低い愛想のいい職員が増えています。一方行政改革や財政の悪化で、全体を見渡せ知識や経験のある職員が少なく臨時職員、非正規雇用の職員(まさに私のような)に窓口業務受付役等を大半頼っている状態です。
今回のような定額給付金、その他の支援金、給付金、免除や猶予対応、マイナンバーの交付等が重なると大幅な残業や増員でないと回らないのは報道通りです。
具体的に項目に分けて次回からわかりやすく説明します。
とにかく紙が多い。紙の申請書を丁寧にノリつけてパンチしてキレイにファイルに入れる専門のお局様がいたりで、倉庫があっという間にいっぱいになる。スキャナーでPDFにすればせめて倉庫のスペースや人件費も随分節約できるのにと思いました。

(つづく)

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