国勢調査に思うこと

10年前たぶん5年に一度なのでマンションの自治会役員をやっていて国勢調査の配布や回収をやっていたと記憶している。
今年はコロナの影響もあり、訪問はなしでオンラインと郵送での調査で完結するように変更されているようです。比較的簡単な入力で我が家の入力は済みました。しかし実際の会話の要請もなく、義務感も無い人が提出するかはどうも疑問です。町内会組織がしっかりしてるところはいいです、ただでさえ詐欺も横行してますから郵便も訪問も電話も受け付けない上、無関心な層が正確に提出するかは難しいところです。
たしかにシンプルな質問になっていて、給付金や助成金のようなお役所の申請よりは随分と簡単です。というか他の申請もこのレベルにしてもらうのが、行政の課題でしょう。困っているときにいちいち行政書士や社労士とかに頼まないと返戻されるほど難解な申請自体を早く改善すべきです。
ただ国勢調査自体でいうと、5年に一度の統計ということですが、個人番号情報、住民基本台帳や税申告、登記等と連携すれば省略できることではないかと思います。自己申告で本人の記憶違い誤記で、これらと齟齬があったとして一体どうなるのかという問題もあります。町内の連携維持には大いに役立つのでしょうが、そもそも出てこない家、いるのかいないのか分からない人に町内会長さんが捕捉することも大変なエネルギーです。個人情報保護の観点からも難しいでしょう。
5年に一度がいくら正確でもあまり迅速に政策や施策に対応できるとも思えません。
入力の簡易さを他の申請書類に引き継いで、統計は迅速に他役所との連携で行うことで国勢調査の使命は終わりでいい気がします。その予算を社会保障に充てれば良いと思います。

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