誰がやっても総理も監督も難しい

アメリカでは、大統領、メジャーリーグベースボールの監督、オーケストラの指揮者が3大やってみたい夢とか言われていたという話がありました。(異説あり)
ところが、日本だとプロ野球の監督、大統領はないので総理大臣、どちらも順風満帆な時はそうなく、ことあるごとに誹謗中傷され、世論を味方にできないで、ミスをつつかれ退陣ということも多いし、あまり割のいい仕事でもないようです。
あらゆる組織のトップでもそうですが、適性や時代へのマッチでしっくりとベストの選択がされている場合ばかりとも限りません。
やりたいから任命されるためには背伸びしたり、猫をかぶったり、誤魔化してでも就任する。あるいは世襲に近い禅譲や玉突きの場合もあります。
そういったいろんなケースでも、うまく組織を仕切りちゃんと仕事をされる方は多いのです。いくら世襲でも全くの無能なら排除されます。
プロ野球等スポーツの戦術でも、国家の経済などの政策でも、一つの方向を選べば必ず選ばなかった方からは文句も出まし、結果論でいろんな非難は受けます。
「なら、お前やってみろ」という感じの無責任言いっぱなしの批判意見は必ずあります。
阪神大震災や、東日本大震災と原発事故、新型コロナウイルスの感染拡大、これら未曾有の突発災害はじめ、外交や経済、自然災害、不祥事など日々起こる諸問題に常に完全な正解などありえないことです。多くの問題は世論や国内外の情勢にも左右されます。誰がやってもかなり難しい結果になること多いわけでそこは、過去も現在もこれから選ばれるトップにも差し引いて評価しないといけませんし、過剰な期待もできないとは思います。
菅さんも安倍さんも、ほとんど休みなしに公務を続けられたことには、労いと敬意を表します。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください