点から線へ 仕事の覚え方も教え方も難しい

 プロ野球などのスポーツ界で新人王等に輝いた若手が翌年以降、急にスランプに陥ることを2年目のジンクスなどと言います。
 厳しい世界だと、出る杭は打たれると言われる通り、周りも研究したり対応策を練り、弱点を徹底的に突き、良い点を殺しにかかります、
 仕事でもこういう場面はあります。最初は新人や転入、移籍などの新顔の御祝儀相場やビギナーズラックがあっても長く続かず、地金が出ると最初に輝いたのがウソのようになかなか自分の本来の力さえ出せないほど追い込まれる時があります。
 最初は持っている力と、教わった基本で乗り切れたものが、少し考えたり勉強して身につけないと太刀打ちできない段階が必ずきます。
 そこが正念場で、どんな仕事やキャリアでもそれはついて回ります。新しい係長などのリーダーや管理職になるとき、役員などの経営陣にちかいところに入っていく必ずあります。
 なかなか誰も的確に教えてくれないのですが、教える側も勉強する側も難しいですが、この正念場を超えないと人は育ちません。
 教える側は相手は自分とは違うので、他人の個性をよく観察することです。本当に「伸びて欲しいなら押し付けや通り一遍の指導ではないはずです。
 学ぶ側も、自分の個性を知り、また苦手を知りポイントをついたコーチングを乞うことです。
私自身、なかなかいろんなものを習得するとき何度か壁にぶつかり、逃げたり投げ出したりしたまま苦手を放置した経験があります。今となればもう少しアドバイスに耳を傾ければ良かったこともあったようい思えます。またスランプの時なかなか人は脱出できないものです。
 テレワーク等でなかなかきめ細かい指導ができないと言われますが、逆に組織内の人員の個性を冷静に見れる機会かもしれません。何が得意で何が苦手、どうのばせばいいか。社会がうまくいくためにも必要なコーチング技術です。

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