冬至 柚子湯 新しい年の始まりへ

 今日12月22日が今年の冬至です。平成の頃はこのあたりに祝日があったようですが、令和に入って12月に祝日はありません。しかし、冬至は24節気の中でも大事な位置づけです。
 冬至はそこから徐々に日が長くなる折り目にもあたり、そのため、これを年の初めと見なすこともありました。旧暦で霜月を十二支の最初である子の月とするのはそのためです。
占星術では12星座ではさそり座の時期を迎えます。さそりというと怖いですが真面目で保守的、粘り強い面もあります。
 冬至は「太陽の偉大なエネルギーが復活する日」であり、「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われます。この日は太陽が復活する日として、全国各地で盛大な「冬至祭」が行なわれる日でもあるのです。
 冬至と言えば柚子(ゆず)湯です。柚子は柑橘の中では耐寒性に優れているので、北は青森県の海辺まで生育します。桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年。
 冬至の日に柚子湯に入ると柚子には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあるとされます。「邪気を払い、風邪をひかずに冬を越せる」と広まったようです。
 コロナ禍でも事件や事故、自殺等の死が止みません。無念の極みで心ならず事故や事件に巻き込まれ若くして亡くなった命を想うと、残された人はその人の生きていたかった今日を大切にしていかないとと思います。
 今年を振り返ったり締めくくるもうあと数日ですが、一日一時間を大切にしないとと、亡くなった人が呟いているようにも感じられます。

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