寂しがりなのに友だちをブロックしちゃう残念な人

 自己主張が強く、古いと感じた場所を離れ新しい居場所で学び、活躍してきた人が、この社会を改革してきた面はあります。才能もあり、行動力もあり自信のある優秀な方が多いのですが、あまり才気に溺れると友だちを失くす場合もあります。

 やはり、人は新しいところで寂しくて、つながりを求め友だちを探します。

 しかし、残念な人の中に、せっかく新しい居場所でできたのに、その友だちを自己主張が強いあまり攻撃し、結局は仲違いしてしまう残念な方がいます。

 日本人は自己主張が弱いというのと、仲違いするまで攻撃してしまうというのはちょうど違うと思います。そういう人はディベートするのに相手の立場にはなれない傾向があります。自分の主張、自分の知識や情報が100%正しいと譲らないで、相手がわかってくれないことに怒りと嫌悪を覚えるようです。

 一つの考え方があれば、必ず反対の考え方も存在します。一つの権威や学説、情報源も常に正しくはなく、反対もあります。今は真実を散りばめながら、偏った考えに巧みにミスリードするようなやり方も多く見られます。

 若いうちは、一つの考え方に傾き自己主張していくのもいいし、失敗して、仕事を変え居場所を変えること、勉強し直すこともできます。

 残念な人はやや極端にそれを繰り返す傾向があります。家庭生活や、職場、近所付き合いが上手くいかず、転勤、転職、離婚や引っ越しを繰り返す人がいます。もちろんそのケースごとにやむなき事情があり自分が全て悪い訳ではないでしょう。失敗を活かし見事に成功した人も多くいます。 しかし、少なくとも友だちにはリアルでもSNSでも相手をリスペクトしながら、主張を聞き是非を呑み込みながらつながっておいた方が良いです。

 63歳になり、始めて入院を経験して、やはり若い頃のようにガンガン行き新しい居場所を探していくのは難しい年代だと悟りました。

 SNSでグローバルな友だちもすぐにいっぱいできる便利な時代ですが、本当の友人というのは昔から知っていたり、せめて顔は知ってて実際にあってやり取りした人だと思います。SNSなどは、その継続や再開のきっかけを昔よりはるかに楽にしたたけです。

 年齢を経ると健康のリスクはどんどん増します。クルマを常に運転している人は、交通事故の可能性は高まります。飛行機や電車の移動でも、さまざまな危険はあります。今回、コロナ禍やウクライナ問題でパンデミックもカントリーリスク的なもの、災害など想像できなかったことが突然来ることもわかりました。

 年をとればとるほどロス、大事な家族との別れの機会も増えます。友だちも死んでいく年齢になります。だからこそ、つまらない論争で友だちと別れるなんてのは、もったいないことです。

 いっしょに学び、部活をし、遊び、仕事をした仲間といつまでも、語りあえれば一つの安寧の居場所ができます。新たにいろんなことを学ぶのも素晴らしいことですし、それはまたいいところを語りあえば良いのです。

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