憲法改正完全版1  安倍さんの悲願が凶弾の引き金か #月刊Hanada#憲法改正#核共有

 いわゆる保守、コテコテの右寄りの論客陣がズラリですが、読んだのはたまたま私は左右に属さぬ愛国、中道です。6月発行のムックなので、ウクライナ問題を受けての憲法改正の機運をそれぞれが述べ、この機に乗じての平和憲法改正、核共有、防衛費拡充に反対する左寄りを一刀両断にしたい感じの内容です。

 7月に凶弾で倒れた安倍元総理の事件の背景は現時点ではっきりしませんが、私は今年2月の安倍さんのアクティビティが重要な伏線かと思います。

 たまたま私も見てました。2月27日、フジテレビ「日曜報道ザ・プライム」に出演。核共有についてもタブー視せず議論すべきではないかと問題提起されました。保守色の強いフジが受けたのか仕掛けた前後して橋下徹、高市早苗政調会長も出演し賛同を表明しました。これに対して、野党側は反発し、国会で岸田総理に問いただしましたが、総理は憲法と非核三原則の順守を答弁し、核共有の意思はないことを示しかわしました。しかし安倍元総理や、高市政調会長に発言撤回や注意することもなく、曖昧に終わりました。その元総理の発言趣旨がこのムック本に詳しく載ってます。

 その後、安倍元総理はご存知の通り凶弾に倒れ、直後の参院選では自民党が勝ち憲法改正に必要な3分の2を改憲勢力が堅持しました。そして、岸田総理は安倍元総理を秋に国葬で弔うと宣言しました。

 裏の本当の事情や背景などわかりませんが、安倍さんのテレビでの提起は、勇断とも見えますが、元総理としてはやや唐突と言うか違和感を覚えます。陰の党内実力者、キングメーカーとして総理を呼びつけようと、強く要望しようと違和感はないです。ただテレビで表だって提起すれば、世論の観測気球となるにせよ、世間へのインパクトは強すぎます。

 素人的に見て、元総理が表だって口出しすれば現総理はリスペクトはせざるをえないが、内心面白くはないでしょう。あるいは岸田総理かわ全て分かって連携して利用していたかと考えることもできますが、どうも前後の流れからはそうではなさそうです。ウクライナ問題を機会に橋下と高市らの保守派とフジが流れを強くしたかった感が強いです。

 この流れがどうして安倍さんの死につながったかは、わかりませんが、安倍業績称賛と一部その否定の過去報道一色の中、やや忘れかけていた今年のインパクトある提起を思い出させました。

 肝心のムック本の内容、憲法改正、核共有問題は次の回へ

    つづく

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