天使が舞い降り25の法則  11  昔に戻りたい?何でもないことに傷つかない気にしない

 11 何でもないことに傷つかない

 私の中学高校の友人で、京都の何代目かの老舗を継いだヤツが、飲みにいって女性との話すきっかけ、話題作りに、『戻れるとしたらいつの時代にも戻りたい?』という質問から入るそうです。
 その相手がいつに戻りたい、いつが良かったと聞きながら自分が「高校時代」が一番良かったと、昔自慢をするのです。

 ただこの友人やはり、ちょっと今が不遇というほどでもないものの、少し不満な物足りない時期のようです。
 小学校時代から優秀で、運動神経も良く、高校あたりでは遊びを覚え、やりたい放題だったのでしょう。大人になって、ハメを外しきれない他人に気を使い、地味にコツコツもやらないといけない長い時間よりも、あの青春の日々が良いのでしょうか。

 この間、AMラジオのMCとゲストたちは、今の知識や経験を持って子供に戻れるならいいが、一から勉強をやり直し、受験勉強や。入社試験、社会人の基礎もやり直すなら今のままでいいと笑いながら言いました。それには「そうそう、めんどくさいもの」と共感もありました。
 それはまた設定に対して妙にリアルな大人的なリアクションです。
 それを言い出すと、我々の世代でいうと、子供時代に帰れば、ウォシュレットもコンビニもスマホもありません。やがてそれができると知っていてもその不便に耐えれるでしょうか。

 そんな細かいこと抜きに、人生どこかのポイントに戻ってやり直したいというのは夢のある事かとも思います。
 社会人で、そろそろ先輩からお局「だとか、長老的な年代になると、もう「守りに入ってる」と言われるような年代で、つまらない失敗もしたくないので勢い消極的で保守的な選択をしがちになります。

 逆になんでもないつまらないことに、失敗を恐れ、臆病になり、不安を増殖して憂鬱な気分に落ち込む時があります。
 「何でもないことに傷つかない」
 この法則を共感いただいた方も何人か、熱い「そうだった」というコメントを貰いました。失敗ができない世代などないのです。経験が多ければ多いほど、もう新たにチャレンジするのも、過去に何度もやったことをもう一度やるのがめんどくさくなりがちです。でも、失敗することは若さの証明でもあり,成功への検証、一歩前へ進んでいるのです。

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