24節気:霜降  秋、奈良の遺産を歩く

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 24節気は霜降 北国の北海道や北東北ではそろそろ霜も実際におり、秋から冬の足音さえ聞こえる季節となりました。
 黄道12宮、太陽の通り道となるいわゆる12星座はさそり座です。黄道は太陽の通り道なので、季節的には夜に見える星座がとは反対の季節に巡ってきます。ですので夏の代表的な星座さそり座がこの明日24日から1カ月のソーラーリターンといわれる時期です。
 勇者オリオンをその毒針で刺した蠍はミステリアスで内面的な冷静で強い行動力を発揮します。この時期、ロマンある知的な活動に適しています。

 歩き回り行動するにもいい季節になりました。

 久しぶりに昨日は奈良を訪れ、奈良市を通り過ぎ、天理に向かう近鉄の分岐駅、平端駅で下車して古い遺構や町情緒を味わい散策しました。

平端駅すぐの森脇豆腐店。古い手作り店なのに、自販機もありキャッシュレス払いも

  鄙びた街並みに、ときおり面白い店もある商店街を過ぎ、平端から法隆寺を結んでいた1952年廃線の天理軽便鉄道の跡を見つけるウォーキング。途中の安堵町歴史民俗資料館にはその鉄道はじめ多くの歴史、文化、風俗の展示がありなかなか良かったです。

 70年前の廃止されたミニ鉄道なので、なかなか痕跡は少ないのですが、道路に転用されたという感じのところと、最大のポイントは池を横切る築堤とレンガ作りの橋脚の台でした。築堤は先駆の写真よりはるかに草深くなっていましたが、なかなか見事です。下のグーグル地図、航空写真にも未だに残っています。

 最後は斑鳩、法隆寺から竜田川、王子まで歩きました。奈良の歴史にとっては、100年足らずの軽便鉄道の盛衰も新参者のあがきだったのでしょうか。
 夕方になると、風も冷たくなり、コスモスもそろそろ終焉に向かう詫びさ、ちはやぶる。

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