カップ麺、コンビニ弁当や菓子パンは割高 節約ではなく時短のためのもの

 光熱費や運賃が上昇し、ベースになる食材のタマゴや油、小麦粉なども値上がりして大変な世相です。
 しかし、コスパの悪いし買い物を続けておられる人も良く見かけます。
 ドラマでは忙しいお医者さんや刑事、弁護士などがカップ麺やコンビニ弁当をかけこむ姿が描かれて、実際私もそういう職業の人が時間を惜しみ忙しい食事をされているのを見たことがあります。

 彼らはお金がないのではなく、時間が惜しいのです。ところが、時間は比較的あるけど時給の安い労働者、所得の低い人が、同様のことをしていて、値上げを嘆き何の防衛策もないのが残念です。

 カップ麺と菓子パンを頬張り、缶コーヒーを飲み、終わればタバコをふかし休憩が終わるまで寝ている。仕事が終われば安いチューハイを飲みまくる。
 本当にお金のない人は、コンビニ食材や弁当屋のものが高いと思い自分でコメを炊き、麺をゆでて弁当を作ります。忙しい朝や、休憩現場でも少し工夫すれば多少できることもあります。
 パンでも菓子パン1個でトースト用が一斤買えます。そこにジャムやマーガリン、あんなどを塗っても安い物です。ほんのちょっとの手間でメーカーや業者の商品はぼったくっているコスパのだとすぐわかります。

 めんどくさいと考えると、どんどんお金は無くなります。缶チューハイを袋いっぱいに詰める人もそうです。炭酸水と焼酎のボトルで、レモンを高級なものにしても、缶入り飲料より安くリッチです。お茶でも茶葉から沸かせば健康的で、ボトルの茶よりはるかに割安です。缶入りのハイボールなどにしても、旅行の車中など限られた時間や空間でこそ便利なだけで、値段は物凄く割高で今言うエコでもありません。

 カップ麺や缶やボトルの飲料、チューハイなどもいろんな種類を出して、メーカーは宣伝して煽りますが、もうそろそろ定番だけに絞り、不毛の開発努力や宣伝をやめ、利益を上げる方向にシフトすべきです。コスパのよい食べ方呑み方を提案するのがSDGsの時代ではないかと思うのです。消費側が値上げに汲々と苦しめられるより、知恵を絞って少し手間をかければ安く収まることでコスパの悪い商品を社会のメインから淘汰するのです。最終消費者は弱いようで、選択権はあるので強くなれます。このシフトを楽しむくらいでないと、この時代は乗り切れません。

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