マイナンバーカード トラブルVS未申請のデメリット

 報道によりますと、マイナンバーカードのトラブルがいくつか発生しています。
 コンビニの証明書取得サービスで他人の住民票の写しなどが交付されたり、「マイナ保険証」に他人の情報がひもづけられていたり。16日にはコンビニ交付で登録を抹消したはずの古い印鑑登録証明書が誤交付されるトラブルが、全国で11件発生したこということです。
 一連のトラブルは、富士通の子会社「富士通Japan」(東京)がシステムを提供する自治体で3月以降に発生している。
 また、給付金口座の紐付けを他人のモノと誤ったケースも自治体の委託業者で発生しています。これらを合わせて、いかにも不安を煽る報道が散見されます。
 こういう事象報道の後に、市民がインタビューを受け、「やはり国の管理が悪い」「政策が悪い」「個人情報が悪用されかねない、恐ろしいことだ」「迷っていたが私はマイナカードは作らない」という声が流れ、その後有識者とか評論家が出てきて、マイナポイント施策や、保険証代替推進などを、拙速に行った国に問題ありと息巻きます。
 正直、国の政策批判までの意見を採り上げるのは、不安を煽りすぎです。
 健康保険証の読み取り機械がこれからどれほど浸透するのかもありますが、マイナンバーカード発行が遅れると、一番に損するのは医療費が高くなるカード非保持者です。
 マイナポイントで宣伝しての推進も、違和感は感じましたが、今後も推進、奨励にお金をかけるのも無駄なお金です。きっちり全国民が必要な保険証替わりになるし、医療はマイナカードなしだと高くなると説明を強調すればよいのです。
 中途半端に、身分証を何種も持ち歩くのは危険です。私もこの間、一度マイナンバーカードで申請すると、次も本人確認をマイナンバーカードですると言われ、免許証だとだめというお堅い役人がいて辟易しましたが、何枚も場所に合わせて持ち歩くのも不便この上ないです。一本化したら失くしたり、こういうトラブルがあると大変と言いますが、失くす時は財布やカバンごとで同じようなものです。
 今回のトラブルでも、結局誰も損をしてません。個人情報が、流れても別の人のが出てきて誰か悪用して得するとか、見られて損したとかではないです。給付金の口座ミスなんていうものは、都度申請都度入力だった頃どれだけ役所の人が手間どり、間違いも多かったです。私は区役所で後期高齢者の高額療養費の戻しをやっていましたが、75歳上で自分の口座の、銀行名や支店名、番号をキッチリ書ける人の方は少なくて大変であり、その都度電話で確認するなど、個人情報上危ういものでした。 
 昔も今も、住民票にしろ、口座名にしろ、その気になれば役所でアルバイトをしている人間が紙を出し丸めて服に入れれば持ち帰りできます。しかし、そんなことできてもお金がからむ悪用までは簡単にできはしません。まして、庶民に一体盗まれて困る情報などありません。給付が万一間違って他人に入れば、戻して貰うだけの話です。それよりも、税金を使わせ、写真なしの健康保険証で儲けている人を野放しにすることを止め、早く取り締まる方が国民のためです。

 反対している人、とくにマスコミを巻き込んで執拗に反対している勢力は怪しいです。健康保険証を早期にマイナンバーカード化するのは、明確に健康保険証の不正利用の防止のためです。
 健康保険が不正に使用され、例えば出産一時金や高額な手術代が本来権利のない外国人などに掠められることも防がなければいけません。
 また、顔写真のない健康保険証は、通名も表記されないため、脱税、金融やら取引の身分証明として悪用されているケースはあります。
 これらは、防がないと国家や自治体、健康保険組合など莫大な損害を受け、結局国民の負担が増えるのです。
 それを野放しにして、マイナンバーカードの普及を遅らせて、また普及にもお金をかけているのでは、税金がいくらあっても足りません。
 また不正やトラブルを危惧するなら、マイナンバーカードがないことの損や被害の方が大きいことを啓蒙しないといけません。

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