統計資料2題 年金 コロナ

 厚生労働省がらみで、統計のグラフを2つ。

20代若者の構成比が増えてる!? 国民年金統計】

 まずは国民年金の納付率の公表資料についている国民年金の年代別構成比です。

厚生労働省HP 001112493.pdf (mhlw.go.jp)

 毎年地域別とか、免除の種類とかで構成比出してる一つですがこういうの単体で説明もないと、何だかあれっと思います。おそらくは20代前半が元々多いのは学生が未就労で国民年金に該当するからです。厚生年金の被保険者も参照にないとわかりにくいです。それで60歳で資格喪失してそれ以上の年齢の人はどんどん増えているのでしょうが、この帯グラフでは少子高齢の傾向はまるでつかめない。残念な切り取り資料のようです。毎年60歳超えて資格喪失する人が新規の被保険者より多い傾向で分母が一方的に減少という変化をしているとき、同じ帯を使う構成比に意味があるかというところです。

【コロナワクチン まだ打ちやまず】
 ひさびさにコロナ関連の資料です。
もうコロナのワクチンなど一般には話題になっていないような気がするのですが、熱心な人のおかげで日本の追加接種数は多いようです。
 多いからいいとか、危険とかそういう意見は言いません、多いということです。

医師・医療経済ジャーナリスト 森田洋之さんのツイッターより

 特に私見のコメントも述べません。
 あえて蛇足すれば、グラフには作成者の企図が現われるものですから、そこは読み取るリテラシーがあればあるほど、面白いものです。


 統計からグラフを作る場合、思想を問わずG7というのも恣意的に使われたりします。世界全体、人口の多い国やOECD参加国とかチョイスできる国はいろいろある時なども判断をうまくリードできるグラフは作成できます。

 新聞などで出てくる図表、少し斜めに読むと見方が変わります。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください