最近のInstagramやらSNSは映え狙いや、超高級とか珍奇なグルメ投稿が盛んです。食事というのは、見栄えだけでは伝わらないですが、ついついアップしていまいたくなる心理もいろいろあり、わかる気もします。高級料亭、五つ星レストランなどそういったところでお金を使える人のおかげで持ちつ持たれつの経済も成り立っています。
故稲盛和夫さん大事な接待に「牛丼の吉野家」を選んだエピソードは知る人ぞが知るです。 サッカー京都サンガに関わりサッカー元日本代表のラモス瑠偉氏への重大な接待に、吉野家を選び、牛丼をおごったのでした。稲盛氏とラモス氏は、最初にそれぞれ「並・ツユだく」を食べ、その後「牛皿」1皿を追加して二人でシェアした。一つずつ食べていくと最後の一切れが残る。稲盛氏はラモス氏に「どうぞどうぞ、召し上がってください」と勧めたという話が伝わります。財団まで設けた億万長者であるはずの稲盛氏の「どケチ」というのか、庶民の感覚を持っていると評価すべきなのかは別として、大手チェーンの牛丼最近は激安とまではいかないようですが、安くて美味しいとは思います。
グルメ嗜好の投稿者には、論外ランクのそんな牛丼でも、たまの贅沢と言う人もいることも忘れてはいけません。昔流行った、「一杯のかけ蕎麦」のように牛丼を至高の贅沢のように思っている人もいるのです。
また、普段は外食のコスパの悪さや、栄養バランスの悪さから、自炊や手作りのおにぎりや弁当持参の独身男子さんも、けっこう私は知っています。
ランチに1500円や6000円だとかいうと、本当にどれだけの浪費かと彼らなら言いそうです。
そこはもうそういう大人の業界の方に利益をとってもらうための、お金を払っているのでしょう。
接待にしろ、お金だけ掛けるならお金持ちの心は動かせないときもあります。その接遇に心がこもっているか、誠意が伝わるかなのでしょう。