WBCでかえって色褪せた日本のオールスター #プロ野球

 WBCや毎朝のように大谷や吉田らが活躍するメジャーに比べて、日本のプロ野球のオールスターはやや地味に2日間で行われました。
 私らの子供時代は、王、長嶋がいたG黄金期で、その後パ・リーグがガチンコに強い時代、江夏の9連続奪三振やら、江川、清原、野茂、松坂、松井らさまざまなスターが集う夢の球宴でした。今は地上波も完全中継でなく、BSやネット配信にリレーする、国民行事ではなく、マニアックなファン向けになってきました。
 2014年以降、主催する日本野球機構(NPB)は、新型コロナウイルス感染拡大で中止となった2020年を除き、4日間で2試合開催を続けています。
 この日程にも、出場監督から前後のレギュラーシーズンからのインターバルでのスケジュールがきつく「どう考えても、ケガ離脱を誘発することにもなる。4日間で2試合開催はおかしいと思う」オールスターの収益はNPBが持っていくため、NPBが最小限の諸経費で開催したい思惑で過密日程の理由は明白です。
 昔は土日と、火曜日の3試合でしたが、公式戦が130試合前後でした、今は143試合と増えCSもはさまり試合数も多くキツイところです。交流戦があることで、夢の対決という感じはなくなりましたし、選抜チームということではWBCの日本代表があり、佐々木などもいますが比べると地味で小粒の感は否めません。
 和気あいあいと、選手たちが楽しんでいる感じはかつては感じられなかったエキジビションらしさです。昔は特に、普段脚光を浴びないパ・リーグの主力はガチンコでG中心のセリーグに挑んでいました。選手も普段試合する他球団との球種などの戦術面では秘匿して、捕手起用は気を使い、難しいくらいでした。今は選手たちの野球に対する姿勢も変わってきているようです。よく他球団の選手と技術や情報を交換している話が伝わります。
 エキジビションだとは言え、オールスターの方がテンポが良いのは、印象が良いです。なぜ普段の試合はあんなに長いのか、メジャーを見ていると日本の野球のつまらなさは長すぎる試合時間と間です。
 投球間隔や、投手交代ももっとテンポよくすること、序盤でバントかどうかとかで、サインの確認や牽制なども止めとけば早いと思います。バントなんかは高校野球までにして、大谷のお様な豪速球でも、下位打者でさえホームランを打つ、または三振、ダブルプレイかで進むようなメジャー流の野球にしていかないといけないのです。
 このままでは、日本のプロ野球はライブを追っかけるようなコアなファンだけの集いになります。
 野球は戦術や技術など、面白い面も多く、日本人に合っています、それだけにつまらない利権から離れないと衰退が止まらないでしょう。

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