新型コロナ・インフルのワクチン同時接種


 コロナの頃は「はやく5類へ移行せよとか」、「ワクチン薬害」とかも陰謀論か否かで相当ネット上で話題となりました。ワクチン接種や患者の数も毎日報道されるのが3年ほど続きましたが、いい悪いは別に意識の中で下火なのでしょう。
 そんな中、インフルエンザが流行しています。
 もう熱が出たらインフルエンザでも新型インフルエンザいわゆるコロナでも患者も医療機関もいっしょくたです。
 政府やマスコミははそれでもいわゆるコロナに続き、インフルエンザもワクチンを推奨しています。テレビ番組でも、特集的にインフルエンザの流行の情報から、一度罹っても別の型で罹る時があるから流行期間が長い今年はワクチン接種の意味が大きいと推奨を報道しています。
 そして問題の新型コロナ・インフルのワクチン同時接種です。

(以下 報道の編集です)

 米疾病対策センター(CDC)とFDAの1月の発表によると、ファイザーの新型コロナ2価ワクチンと、高容量またはワクチン効果を高めるアジュバント添加のインフルワクチンを同じ日に接種した高齢者について、わずかで不確実な脳卒中リスクが安全モニタリング調査で指摘されました。これを受けてFDAは、高齢者のワクチン接種後の脳卒中に関するより広範な調査に乗り出したそうです。 FDAの調査で確認された脳卒中や一過性の脳虚血発作は、10万件の接種につき約3件の割合でした。これは主に、高容量またはアジュバントを添加したインフルエンザワクチンが原因だった可能性があることも分かりました。
 CDCの専門家は25日、「新型コロナの2価mRNAワクチンを単独あるいはインフルエンザワクチンと同時接種した場合の虚血性脳卒中について、入手可能なデータでは安全問題を裏付ける明白かつ一貫性のある証拠にはならない」と説明しました。
(以上、ほぼ報道のまま)

 FDAは日本では厚生省にあたり、CDCは国立の医薬研究機関です。アメリカの医療の大本営発表のようなものです。
 そもそもいままでのインフルエンザ予防接種で、流行の型を予想して外れて、あまり効果なく罹患が多かった年でも、「重症化しない効果はある」と言われ続けていました。それなのに、別の型のインフルエンザに罹っても免疫の効果はないから、予防接種を受けるべきとは理論的に破綻しています。
 同時流行は最初は恐ろし気に映りましたが、ウイルスは拮抗しますし、初期のコロナのように騒ぐほどのものでもありません。大部分の医療機関で発熱した外来患者を隔離し、一般の救急もたらいまわしで診てもらえないような状況はありません。あのパニックが感染そのものより、インフォデミックとでもいうべき医療機関の人為的な制約のによるものだったのがわかります。
  
 可能性は小さくとも、ワクチン接種というのは脳卒中にしろ、アナフィラキシーショックや呼吸器、循環器系の病気などいろいろリスクは高まります。免疫を人為的につけるためには失うものもあるのでしょう。たかがインフルエンザで罹患しても死ぬかどうかのリスクのバランス、損得を見ないといけません。
 日本でしっかりリスクを説明しないで、国の推奨のまま、同時接種して脳卒中をおこしたら、国を相手取って裁判しても結構戦えるかもしれません。
 

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