世界と張り合えるリーダー

 岸田総理の支持暴落が止まりません。時事通信が11月10日~13日の世論調査で、内閣支持率21.3%の最低と打ち、今朝の読売新聞も17日~19日の世論調査で、内閣支持急落24%と1面トップで扱い、毎日新聞も21%と紙面の数値を見る限りかなりピンチ、退陣の可能性が現実味を帯びてきました。
 辞任ドミノと言われる閣僚スキャンダルや、政策の空振り、物価高が続き、相当追い込まれた感じもします。もはや何をやっても回復の目がでて起死死回生の挽回というムードではありません。ウクライナ電撃訪問なども、とくに結果を出すことでもなく、今回のAPECも中国ととくに何か進んだ話も決められませんでした。

 岸田総理の先日11月20日の日程を見ると(21日 新聞各紙首相動向)、0時APECが行われたサンフランシスコから羽田に到着し、公邸に入り、8時20分発の便で広島に行き、奥さんのお父様の葬儀に参列し、夕方帰京し、創価学会池田大作名誉会長の弔問をされている。

 トランプやバイデン、習近平、プーチンよりは若いとはいえ66歳、この長旅とハードスケジュール、疲れもある中で弔問に駈けつけておられる。身内のことなので後でも埋め合わせも出来ると思うが、さらに東京に戻り池田大作名誉会長のお参りもされている。やはり大変な立場をこなしている岸田総理だとは読みました。批判や物足りなさ、多くの課題も抱えてはいますが、精いっぱいというところでしょう。一国、自国のトップを本人でもないつまらないスキャンダルめいたもので足をひっぱるのは不本意、不謹慎ではないかと思います。
 日本の総理大臣は、大統領ではないので、権力はそこまでいきません。与党内でも基盤の弱い岸田総理ではやれることの限界はあります。人気が続き、権勢がそこそこ続いた小泉さんや安倍さんでさえ、スキャンダルも多く、経済をはじめ沈みゆく日本を救うことはできず結果的な評価はよくありません。マスコミにウケがよくうまく掌握していると、今の岸田さんのような集中砲火はなぜかありません。そういう面ではもう少し落ち着かせ、時間とチャンスがないと評価に至りません。
 閣僚があれだけいれば、スキャンダルのネタなぞいくらでも温存しているはずです。
 世界と渡り合える真に強いリーダーとなると、選挙制度から国会も内閣も仕組みを変えていけないとできないでしょう。今いる普通の人にいかに良い政策を実現させるかをサポートすることもマスコミの役目ではないかと思います。
 政治家がいなくなり、目先の支持率、選挙の事だけを考える政治屋、職業としての議員だけになっては、日本の国の巻き返しは難しいのです。


 

任命責任まで言うと – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

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