今年の居場所、ITの伝道師

 今年64歳を迎える年で、3月に年金事務所の仕事は一段落させて、特別支給の老齢厚生年金も貰えるのでどういう働き方、生活をしていこうかと思うととき、目に入ったチラシで運命的に参加した活動がありました。
 総務省のデジタル化推進施策を受け、自治体認可NPOのボランティアで地域のITアドバイザーとしての講師資格の研修会でした。
 地域におけるIT促進の窓口、一般市民や中小企業者に対するIT普及の相談係、サポート、IT化促進の手がかりを与える存在「ITの楽しさや便利さを伝える伝道師」ということでした。
 そのためには、一年近く月に一度ペースで、ワープロ、表計算などのアプリ、インターネット、IT導入のメリットを含めプレゼンする力、デジタルデバイスを埋めるコミニケーション力を学ぶ、なかなか充実したカリキュラムでした。
 ITの促進は、現在レベルがまだらであり、教える方もレベルも得意部門もさまざまです。パソコンからスマホに主力デバイスは時代が変わりました。チャットGPTや生成AIなどが出現し、従前のExcelやWordもさらに進化して、テンプレート化なども進化し、無料含めさまざまなアプリも出だしてITメーカーも群雄割拠の戦国ような時代です。
 パソコンで、このような勉強をするのもあと10年もするとどうなるかは想像できませんが、かと言って仕事で今までだと先輩の年代はもちろん、少し下の年代、新入社員の多くもそれほどリテラシーが高い人は少なく、教えることは多岐にわたりました。
 アプリやソフトが新しくなるたびに、デジタル担当的な立場が忙しくなります。
 地域の一般の人も、それほど提案資料を作る場合もなさそうですが、スマホの使い方でも格差があり悩みは多く、知らないできない故に不利益を被る人は増えています。
 そこを少しでも解消するための力になるような資格です。
 10月以降はまたフルタイムで働くように流れたので、本格的なボランティア参加は難しくなありました。それでも、IT伝道師というものは、難しく考えず、常に学び共有しあい、少しでもデジタルデバイスを埋める存在であり続けられるようにしていきたいです。とくに日曜日に朝からフルに勉強して、宿題も受けて月曜日から別の仕事に向かうのは結構キツイこともありました。しかし、ITやパソコンに関してはやればやるほど、すぐではなくともどこかで役立つものです。
 マンツーマンに近い指導も受けて、お金には代えがたい経験で思い返して充実した時でした。
 個人的には、年金委員として社会保険やお金の面を含めた相談と合わせ、スマホの使い方から、占星術や人生応援的なアドバイザーみたいなのをできればとも思います。
 

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