国会議員が逮捕されたり、事務所を捜索されたりと、押し詰まった年末に政治とカネへの不信がつのるところです。
仕事納めの官公庁が多かった昨日ですが、事件の当事者には年末年始もありません。
検察の動きに快哉を叫ぶ人もおれば、時に冤罪や自殺者までも産んだこともあります。厚労省の村木局長(当時)の冤罪事件はじめ、特捜部の逮捕された政治家、官僚、経営者などにも「なぜ、その人だけ?」というストーリーが描かれ、マスコミが煽っての案件もありました。
検察、警察の暴走はあってはならないことです。「正義」とか「公正」とか叫びながら、非人道的なやり方はもちろん許されないことですし、ネットやマスコミがイメージで決めつけて袋叩きにすることなどはあってはいけません。
しかしまた、法治国家に検察や警察の力が必要なのも事実だと、仕事がら痛感します。悪い奴、矯正しないと分からない連中、理不尽で凶悪な輩、狡猾で私服を肥やす人間はいます。
「正義」はギリギリのところで絶対に必要であり、闇落ちしていけないのです。
特撮ヒーローものや少年ジャンプの世界だけではなく、常に心の中に「正義」がないといけません。