みんなが集まったお正月、それもよりによって元日に大地震がくるとは、被災された地域の方には本当に心よりお見舞いを申し上げます。いろいろな思いが巡り、ご提案したいこともありますが、まずは何とか復興を早くとも思います。
避難所にまだまだおられる方、危険覚悟で被災した自宅に住み続けている方も、ときおり来る余震におびえている状況だと思います。交通が遮断され、物資も満足に届かず、ライフラインも心細い状況が想像されます。
仙台に居た頃の知り合いの女性、子供も私の子供の仲良しでしたが、東日本大震災で被災され、余震は怖いが、避難所の学校の体育館などもっと危険でとても眠れないし、行く気になれないと、停電した中、時折電源をいれてメールをして嘆いていました。
当時私ならどうしたかとも考えますが、今ならもっと年を取り、トイレが近い問題もあり厳しいかもしれません。
無事な正月を過ごせ、水も食糧も困らず、ベッドもトイレも不自由しない生活に心底感謝します。
避難所では感染の問題、体調管理、医療の問題も深刻です。災害関連死は実際の死者なみになります。
河野デジタル大臣が
《マイナンバーカードをお持ちの方は、スマートフォンからマイナポータルにログインすることで、御自身の過去の医療情報を確認し、普段飲んでいる薬の情報を避難所等で医師と共有することができます》と発信されています。
さらに《スマホにマイナンバーカードを搭載した方は、マイナンバーカードを読み取らなくてもマイナポータルから御自身の過去の医療情報にアクセスし、薬の情報を共有することができます》
この情報は間違いではないし、役に立つこともあります。しかし、これらの発信に対してそもそも電気が限られ電源を節約したい、電波が届かない状況で何を言うかとの反発を持たれ炎上気味なようです。
予算を緊急でつけ、援助物資を要望がなくとも割り振って送るプッシュ支援のやり方が必要とも言われます。こんな時こそ住所が特定できるマイナンバーカードがあること、マイナンバーを附番した利点を生かして、迅速に被害と照らし合わせ、避難場所の人数やその他の居場所を推定して、積極的なプッシュ支援を行っていくべきでしょう。
そして、マイナンバーカードはこんな時はスマホが使えないということも想定し、番号を記憶して、誕生日や住所と照合して暫定的に保険証替わりとして診療を受けられ、病歴や投薬の履歴とアクセスできるようにすべきです。
あるいは支援金、援助なども、半分プッシュ型でマイナンバーと生年月日、住所でカンタンな申請で一定額を渡すか振り込むようにすれば当座の安心は得られます。こんな時に不正を働いたとしても、たかが知れています。読み取り機器やエビデンスの書類コピーが必要とか言わずにそこは簡便に申請可能にすると随分安心感は違います。
日本の申請主義は煩雑で、そのプロセスで難しく投げ出す割合が多いのです。こんな状況では誰かに頼むとかもできないのですから、シンプルにすべきです。その代わり、こんな時の不正は厳格にすると戒めておけばいいのです。
被災への援助はとにかく迅速にしないと、命にかかわります。