ゴミ箱がないから街にゴミがあふれる

 昔は公園などにも、屑籠の大きい、スチール製の網のような籠のごみ入れがありました。不届きものが、変なゴミも捨てたでしょうが、それなりに公園や駅、街の美化に役立っていました。

 どこかの店で飲み物や食べ物を買い、公園や行楽地などでそれを頬張り飲み食いして、出たごみは近くに設置されていた屑物入れ、ゴミ箱に入れるのが自然でした。

 それをわざわざ購入した店に戻って捨てるとか、その後まだ行程があるのに家までずっと持って帰るのを強制するのは、やや無理を強いている印象が否めないです。結果として多くの人がその場でポイ捨てや、途中のどこかでこっそり捨てます。公共の場で、多くあるのは自動販売機横の缶やペットボトル用のごみ容器なので、そこに突っ込まれたりします。
 ゴミ袋が有料化されたのと、分別回収が進んだこと、テロや犯罪的投棄を防ぐためとはいえゴミ箱が減り、かえって不法に捨てられるごみは増えています。

 難しい問題ですが、ゴミ袋の有料化が、かえって不法投棄を増やしているのは間違いないでしょう。

 監視は必要なので、分別回収ボックスの設置を増やし、カメラの監視を強めるのがベターな手段なのでしょうか。コスト面もありますが、不法に捨てられるよりましでしょう。

 ここまで監視型の分別回収、リサイクルを進めている国は世界でもそれほどないようです。環境問題は利権がらみの嘘も罷り通りやすいとは言われています。嘘とまではいかなくとも、SDGSという名目のややおおがかりなお金が動く方向へシフトしています。
 PETボトルや古紙など、リサイクルの好事例のように言われますが、その場で焚き付けにしたりする場合に比べ、輸送や分別、洗浄、工場で熱や薬を使って再生、再度商品などにして流通となるとコストも厖大で環境にもそれほど良くありません。リサイクルされずに廃棄や埋め立ての方が低コストです。実際に以前から、自治体によっては、輸出して他国で処分しているだけという場合もありました。地球全体から見れば、何のために分別していたのかわかりません。

 レジ袋やスプーンにしろ、海洋環境とか言うなら、ビーチサイドや船舶などに分別のごみ箱を設置し、回収に補助金なりを回した方が、莫大なお金でキャンペーンをして良心に訴えるよりも現実的です。袋やスプーンそのものは石油の加工で生まれるニッチ的なもので資源的に大きな問題ではなく、捨てられることが海洋汚染で問題なのであれば回収できるところを作ればいいだけです。

 ペットボトルの再生や古紙の再生で作れるものにはそもそも限界があります。たまに衣服などこんなものもできると宣伝されますが、結局ポピュラーなものはなく、余っています、

 近くの川や、公園にポイ捨てされているのをみたり、コンビニのごみ箱に「家庭のごみを持ち込むな」と書かれているのを見ると、何だか空しくなります。サッカーのスタンドをキレイにして帰る日本人サポーターが異常なのでしょうか。

地上波テレビ主流の時代が終わる

 地上波やBSテレビよりも広告の金額でネットが上回ったそうで、テレビ局や広告代理店も時代の変化に凋落を感じているようです。テレビっ子だった私も、スマホやパソコンの時間がテレビ見てる時間をとうに上回っていました。

 年配の方を中心に、ドラマやスポーツ、紅白歌合戦などもまだ視聴はされます。しかしだんだんライブで見ながらもネットでウラ情報やチャットを楽しんだり、ネットで評価を見てから録画を見るとか、ネットは浸食してきています。もう必死に生中継、ライブを追わなくとも、少し遅れての放送でも十分なことは知られだしました。

 これによって、テレビ局の広告を支配していた電通や、多額の受信料で運営していたNHKはぼったくりの殿様商売から転換点を迎えようとしています。

 五輪疑惑で捜査のメスが入った電通の独走も止まるのでしょうか。税金まがいの巻き上げをするNHKもついに方向転換の時は来ています。

 毎回、オリンピックや今も行われるワールドカップの放映権料は、いつの間にか莫大なものになってIOCやFIFAなど金の亡者と、日本の銭ゲバの間で高騰した莫大なお金が動いています。

 今回のサッカーのFIFAワールドカップにしろ前回で600億円あまりだったのが、さらに高騰したと言われています。ジャパン何とかで民放と共同とはいえ大半NHKが払う放映権料は電通が取り仕切り、中抜きしています。しか世界全体でも2000億程度という放映権料、日本だけが莫大な巨額を払い、関連企業から最終的に国民が負担しています。これはオリンピックも同じ構造です。だから放送局は、ネガティブにはならずひたすら、大会の宣伝に走ります。カタールの人種差別、強制労働などの記事は小さく扱われ、にわかサッカーファンを増やす宣伝をドバドバ流します。

 個人的には世界のサッカーを見るのは好きですが、いったいどのくらいの日本人が外国同士のマッチに受信料の2割以上?ものお金が次ぎこまれることに納得できるでしょう。日本代表は予選リーグでたった3試合、万一勝ち上がってもせいぜい4試合というところです。

 受信料に反対している党も一部おられますが、そもそもNHKがあんなに受信料から、お金使って誰も説明すら訊かないのはおかしいところです。

 ネット中心に、電通やNHK、利権スポーツ団体の復権を許さなければ、もう少し世界は明るく健全になりそうなのですが。

 日本にはまだまだ老害的な、政治家、マスコミ、企業、団体があります。ここらあたりが、時代とともに世代交代し、浄化されることを期待します。

白紙の領収書?そもそも国会議員は町内会レベルの遅れてる

 統一教会の問題も大きいが、国会では閣僚の辞任ドミノとかで、岸田首相まで白紙の領収書だとかが出てきたとして追及されている。
 前回選挙でのお金や選挙支援で、週刊誌の隠しネタが暴露されて首相や大臣が防戦一方になっている。第一次の安倍政権や民主党政権の一時期このフラフラノックアウト寸前状態はあったが、金額の小ささなど個別事案以前に、何かウラがあって流れを作っている。逆にいうと、岸田さんが今のままで政策を続けたら困るぞという、影の強い力が働いているのだろうか。もちろん野党は与えられたチャンスを攻撃するだけで、元々画策したわけではなく、結局は闇の力にアシストされてシュートするだけで、岸田政権を攻撃はするものの、それを倒したい力をアシストするだけです。
 国会は、こんなつまらない鍔迫り合いで時間をかける以前にもう少し何とかならないのかと常々思います。

 自民党は選挙で大勝ちし国会では圧倒的優勢なので、野党を恐れるものはなにもないのです。今の政権の苦労は、政権を作った支援した与党やその支持層の中からの攻撃です。詳しいことはこれ以上想像の域をでませんので別の機会としましょう。

 しかし、そもそもいまどき大企業は文房具だとか昼食代に都度領収書など確認しないはずです。事務用品は基本大元で提携しているモノ以外、個人がコンビニで買ったりできないようになっており、あて名のない、『上様』とかいう領収書は基本無効としないといけません。
 領収書がどうのこうのと、安倍さん桜を見る会とかでもありましたが、大企業で経理をやっている人などから見れば違和感満載です。
 政治家がいかに使途不明な大金をこそこそ動かしているかです。元が大きいお金で不正をするので、小さいお金をきちっとすると整合性が取れないので、少額でもシステム化を遅らせているとしか思えない部分があります。

 宛名のない領収書や上様で領収書は基本禁止にすればよいのにと思います。商習慣上まだあるのか、私の所属した企業は禁止でしたが、マンションの参加している町内会はそれでも罷りっとつようです。これだと誰かが、文房具を私物化しても、自分で飲み食いしても分からないことになります。ある程度は例外もあるため、個別事情があれば、その事情を上部組織や第三者が監査できるようにすればよいのです。

 国会議員は動かすお金が大きく、件数も多く多岐で煩雑な場合もありますし、会計ソフトの導入するほどスケールメリットはない小さな組織で少ない人数です。与野党合わせても業界として人数も少なく「ムラ」になりやすいままなのでしょう。

 このあたりから機械化システム化をしていかないといけないのですが、まだまだ70代以上の齢の方が権力を握り、怪しい宗教なのか外国の傀儡なのか闇の力に翻弄され、遅々として大事な問題への取り組みが進まない。そんな構図は嘆かわしい。岸田さんに頑張って欲しいし、野党はどうせそんなごっつあんゴール待ちでイージーなシュートを決めても誰も評価しないのだから、本質の追及だけを考えて入れない良いのです。

#離島 安全保障とつばがる過疎、人口減少問題

 先ごろ衝撃的な焼死事件で亡くなられた村田兆次さんですが、引退後は過疎に悩む離島地域の少年野球を支援して、『離島甲子園』というのをやっておられました。

 日本列島には人の住む島、有人島が約400あまりあります。約というのは5年ごとの国勢調査で毎期漸減しており、耕作地や漁業施設があって住民票はそこにあっても、定住されていない場合も有り、その数は正確には言い切れません。

 そして、いわゆる「過疎」「少子高齢化」より、限界集落となり、産業や病院、買い物、学校なども維持できなくなっていく姿がそこにあります。

 大都会や、地方の都市、そこへの移動も比較的楽なエリアに比べ、離島は船での移動という決定的な不便を伴い、通販の運賃なども上がります。

 日本は島国なので、国境は、領海という考えではなく大地として人が住んでいるところと考えればほとんどがこの離島、過疎地域になります。人が住まないのですから、他国人に占拠されても対応が難しく、相手の侵略のハードルも低くなります。

 国土の領域排他的経済水域や、領土面積を守ることも意味がありますが。せっかく領土として住んでいる人がいたのに、インフラを維持できずに放置していくことも残念な問題です。

 都会に住んでる人が稼ぎ、税金を納め、何とかすればいいのでしょうが、もう日本の人口は増えません、増えない構造になっています。

 小手先だけで行く、お金だけっもう少し徴収して防衛費を調達して、兵器や軍事システムを充実させれば5年ぐらいは持つでしょう。しかし、やがて有事に戦う兵士もいない、金持ちの老人と貧乏な庶民老人だけの国になります。

 防衛費と、子育て少子化対策は予算を取り合うだけの対立軸ではありません。人が住める土地はいくらでもある日本です。そこでしっかりとした教育を行い、人を増やし、人を育てないと国は傾きます。GDPの何%防衛費だけで国が守れるというのは本当の愛国者ではありません。

 離島の自然の豊かさを愛し、過疎の対策を行い、地方にもどんどんイベントや楽しい習慣を根付かせることが、地道な協力でしょうか。

インフルエンザ予防接種はいらない? 

ここ2年間の秋冬シーズンは、コロナが席捲し、インフルエンザは全く流行しないというか、皆無に近い状態でした。

 マスコミは昨年も一昨年も、コロナとインフルエンザが同時流行したら、発熱外来がコロナだけの時と比べると大変なことになると煽りました。そんな状況は言われれば想像はできます。

 しかし、2シーズン続けてインフルエンザは全く流行しませんでした。これはコロナの感染対策のマスクや手洗い、うがい、接触の制限などが、感染力のやや弱いインフルエンザには有効だったという説もあり、またコロナが流行すればウイルスが拮抗してインフルエンザは広がらないという説が有力なようです。

 専門家は結論を曖昧にしたまま、またぞろこの冬も昨年一昨年と流行していないからインフルエンザに対する免疫がないから大流行し、コロナと同時に流行する可能性があり、インフルエンザの予防接種を推奨しています。

 インフルエンザ予防接種も自治体や健保の補助があり、大きな保健施策であり、事業です。でも人間の身体は一つなので、情報を本当にしっかり提供してその個人と状況にあったことをしないと危険だと思います。

 仮に一つ一つのワクチンは安全でも、2価ワクチンというだけでも危険性は広がり検証には時間をかけています。別のワクチンを短いインターバルで受けるのは、治験がそんなにあるわけでないはずです。まして、人によってはコロナを年に2回も3回も打って、インフルエンザも打つということになっています。
 実際に副反応もコロナ単独よりは増えています。

 インフルエンザのワクチンは流行の型を予想して、外れても重症化を防ぐと言われています。私も毎年のように打って、それなり確かに副反応もあり効果もあったようには感じます。ただ、それだからこそそれ以上のモノでも以下でもありません。接種しない人はゴマンといるなかでの、インフルエンザの流行であり、今のコロナです。

 短い間の2種類の接種をするときは、いろんな情報を集め、相談することを勧めます。病院も医者もコロナで焼け太りして、接種の日当や待機病床で大儲けです。医は仁術から算術の時代です。有名なユーチューバーなどインフルエンサーにもお金が動いて正確な情報入手は難しいですが、必ず反対の考えにも目を通す習慣をつけることです。

ワクチン接種  令和4年秋 考察と備忘 #ノババックス

 毎日報道は感染者数や、第8派とか言われていますが、ワクチンに関しては財務省が全額公費負担をストップと報道されました。正式決定とは伝わりませんが、一時期はワクチン打て打てで、6カ月のインターバルを3か月にするとの話もでて、もう6回目7回目と数え切れなく行かされる人も出るのかと思われた流れは、どうも止まるようです。
 一応どちらにも対応できるようにしていますが、9月20日以降に3~5回目のワクチンを接種した人は、もう次のワクチン接種券は少なくとも来年4月までは来ません。
 厚生労働省が11月8日に通達を出し、17日~18日くらいまでに自治体が慌てて対応してHPなどを更新して説明しています。9月に接種した人は3カ月で、正月明けぐらいで風邪のはやる寒い季節に大きな波が来ていたら、抗体が消えていることになります。何だか裏の事情があってのドタバタっぽいです。

 以下👇 自治体の連絡文です。

「令和4年秋開始接種」は、1人1回に限られる追加接種です。次のいずれかのワクチンを使用します。ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチン 武田社(ノババックス)の従来株ワクチン(1価)

 令和4年秋開始接種においては、基本的にはファイザー社またはモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンがおすすめされています。武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)は従来型のワクチンですが、ファイザー社およびモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンを何らかの理由で接種できない人のための選択肢と位置付けられています。接種を迷う場合についてはかかりつけ医にご相談ください。

  以上

 私は、主治医との話では、接種そのものをあまり推奨されませんでしたが、1価のノババックス武田の国産ワクチンをこの時期11月18日に打ちました。オミクロン対応2価、mRNAワクチンは信用を個人的にはまだしていないためです。
 というか、身体的にはメリットがデメリットを上回るかどっこいどっこい程度だと思うのですが3回目を受けないと旅行とかに煩雑なのが、うっとうしいだけが主な理由です。

 なぜ、オミクロン最新対応のワクチンを受けなかったと言えば、新型コロナの変異株というのは種の変化ではないため従来型でも抗体は作れるし、変異株対応といっても感染はほとんど防げていません。重症化予防なら既存ワクチンで十分です。実際今はやりはオミクロンBa5.5なのに5.1対応の2価ワクチンを主にそれでも効くと打たされているようです。

 mRNAワクチンが、身体に残りスパイク蛋白を作り体調が悪くなっている方、免疫力が下がって他の病気を悪化させているという情報はありますので、ファーザー、モデルナは避けました。

 もちろんファイザーやモデルナを選んで今すぐどうこうというのもないとは思います。
 後は勘のようなものです。アストラゼネガのベクターワクチンが最初は安全と言いながら血栓症が多く発生するとのことで、いつの間にか選択肢から消えていました。4月に認可されたノババックスに国産ということもあり、かねてより期待していたこともあります。
 しかしゼネカが却下されたのは、日本の厚生省の良心と考えて良いものなのか、そこは信じたいです。 

 真面目に4回目、5回目まで接種している方のおかげで、爆発的な感染や、医療現場の逼迫も抑えられているのではないかとは、感謝も含め感じるところです。
 ただ、もう若者も含め、オミクロン対応の接種率はなかなか上がらずやっと1割いくかいかない程度かです。接種会場での担当医も、今ワクチン全体に市民の不信が強いことは良く分かっておられ苦笑いしていました。

 集団接種会場、平日の昼過ぎにしては予想したより多かったですが、1~2回目の2年前とは全然活気もなく規模は小さいです。それでも会場や、案内係、医師など大変なお金がかかっています。これらの税金も含め、もう財務省的にはすべて国が賄うのは限界なのかなというところです。今度はインフルエンザのように、一部負担や、一部の層免除などの、いろんな制約でも打て打ては続くでしょう。

 個人的には手洗い、アルコール消毒、検温も含めた体調管理、あまり人混みに行かないなどで、コロナ禍はいろいろ健康面で学んだことも多いです。

ミサイルに対するリアクション #ゼレンスキー#ウクライナ#ロシア#北朝鮮

 ウクライナ国境近くのポーランドの町にミサイルが着弾して2人が死亡というニュースはある意味かなり衝撃的でした。

 これがロシアが意図的にポーランドを攻撃したミサイルだとしたら、もうNATOとロシアの全面戦争へのトリガーでした。
 ロシアが今そんな愚挙に出るとはNATOも考えておらずウクライナ側のミサイルとしています。さすがに西側寄りの評論家も、事実関係からウクライナ側のミサイルだと推定しているようです。ゼレンスキーのみがロシア側の発射と主張しています。何らかのウクライナ側の誤射か、ロシアに罪をなすりつける策謀なのかよくは分かりませんが、この大統領の主張は、スルーはされていますがとんでもない盲動です。

 一人の愚かな大統領の意図があろうがなかろうが、その判断、発言がトリガーになって大戦争が起こる可能性があったのです。幸い昔に比べて、航空写真などでの特定がしやすくなり、陰謀やデマ、誤解の検証はある程度できます。それにしても、ロシアが悪いとの国際世論に便乗して、さらに印象を悪くしようとしているのでしょうが、このウクライナのトップはやはり信用が置けないです。

 ちょっとゼレンスキーを非難すると、プーチンを庇うとかロシアを擁護するとか叩かれますが、ロシアの悪とは別問題です。それに間違った対応をして国民(選んでいるのでまだ許容範囲か)やましてNATO諸国や世界を巻き込むような一国に大統領は危なすぎて即刻交替すべきです。ロシアが悪いからこそ、まともな大統領で対抗しないといけないということです。このままでは目くそ鼻くその泥仕合です。

 北朝鮮からのミサイルの報道も人的被害はないにしろ、確かに日本人の神経をピリピリさせます。まして領土に落ち、人命が失われたとしたら大きな問題です。

 戦争につながるような他国への威嚇は高度な戦術的な国家戦略に基づくはずです。その裏のウラをよく読み取らないと判断を誤ります。国家の正義はそれぞれの国にあり、戦前に日本しかりで、自国内では正義護国でも、国際社会からみれば悪のならず者国家とののしられているのです。特撮ヒーローのような悪の国はありません。
 それぞれが正義と正義にぶつかり合いで、誤解や陰謀で戦争のトリガーになった例がいくつもあります。むしろ戦争にきっかけは、陰謀的なトリガーに国家にトップが呼応したものがほとんどです。しかし大戦争となれば犠牲になる者の数、破壊される街は、全く規模が変わります。

 報道のあり方も検証されないといけませんし、政治家やスポークスマンの対応もその表現も冷静で影響を熟慮したものでないといけません。

日本人はスポーツを楽しむのが好きではない

 前にも野球とベースボールの話は書いたけど、今度ワールドカップが始まるがサッカーも日本人のサッカーの応援や観戦は今一つ楽しくなさそうです。他のスポーツのOB解説の中に平然と日本以外の対戦は見ないという人もいます。しかし世界の一流同志の、国のプライドをかけ最新の戦術で戦うサッカーは面白いはずなのですが、どうも一般的には何かリードする煽りが必要なようです。

 知っている人が面白いルールや戦術、選手同士や対戦相手との因縁などは、知らないと楽しめないし、深いほど面白いのですが、深すぎると一般に伝わらないのです。

 前に大谷翔平はスゴイけど、今の二刀流の記録だけを切り取って騒ぐのはおかしいという風な趣旨も書いた。素直に喜べばとの意見もわかるのだが、多くの人はMLBを愉しまず大谷の活躍のハイライトしか見ない。
 国内での優勝、最年少記録、最多記録、海外での日本人の活躍、注目するのはこれが主でスポーツのプレイ自体を楽しまない。
 これではもったいないというか。個人競技ではないので、少なくともチームは見ないと失礼な話でです。投手の記録と打者の記録を合わせて図る本来前例がない比べるものでさえない。二刀流も無理くりの記録で、その日米通算などもっとおかしい記録でしかない。

 日本人が活躍すれば何でもいいのかと思います。もう少し競技の本質を見て楽しむよう、大谷の報道も変えて欲しいものです・
 個人的には、将棋界の藤井聡太さんの最年少記録で、ふだん将棋とは無縁で棋譜読めない将棋ほとんど知らない人が騒ぐのと同じで、マスコミが報道を煽るから、そんなスゴイことなのかというので一喜一憂するのでしょう。
 言い方は悪いですが、最年少ということと将棋そのものは関係ありません。そのタイトル戦がどういう相手でどういう戦術で攻防があったかを報じず、ただ若年記録が更新されることがニュースとは思えないのです。
 あまり批判すると、論旨と違うところで嫌われるので、翻ってNPBの応援の板を見てると、もう高校野球はみんながよく見ています。都市対抗ではなく高校野球とJリーグが日本のフランチャイズなのです。
 やはり高校野球の戦術や敢闘精神、一度負ければ終わり、3年で終わる哀切みたいなのが心情に沁みるのでしょう。それはそれで、やはり面白いなあと思います。東北勢の健闘、大阪桐蔭の番狂わせの敗退、近江と高松商の激闘など、すべて良かったと思います。みんな必死ですから、それは、ちょっとプロとはまた違う美しさがあるのです。

 Jリーグは入れ替えがあり、NPBは入れ替えがない。一発勝負の必死さはリーグ戦で興行的に伝えるのは、優勝マジックとか、プレイオフやら降格条件の分かるリーグの戦績表が必要です。じゃあ、優勝やプレイオフ、個人記録の絡まないチームに何も興行的価値がないのかというと、そんなことはないはずです。
 プレイそのものを見ることを楽しむことです。
 そこがなかなか日本人は理解できない。昔職業野球といわれた,王長嶋のスターが出るまで人気が無くプロ野球が嫌われ、大学やノンプロが潔いとされたのは、興行的な消化試合じゃないかという意識があるのでしょうか。

 その面では多かれ少なかれ、プロレスや大相撲はエンタティメントを意識して進化した興行です。

 ひと昔前は、内容はともかく最後に 力道山などのスターが出てきて勝てば良い時代で、その中身は問われなかったのです。今は背景は複雑です。

 野球もNPBでさえようやく球数制限、分業、休養日など理解が進んでも、未だに人気のあるのは過去鉄拳制裁やパワハラで選手を潰して短期的成果を上げた時代の指導者だったりします。

 メジャーはとにかくボールを遠くに飛ばすフライボール革命が、主流で日本の野球とは違い、初めて球場を訪れるファンに分かりやすく変わってきています。その方が誰にも分かりやすく、強く、派手で面白いからです。大谷や村上はその点でメジャーに近い選手です。

 勝つか負けるかのガチンコは、勝てばいいという身勝手な社会教育になりかねない面もあります。実際イチロー、野茂、大谷も村上も甲子園で優勝したわけではありません。パーフェクト投手のロッテ佐々木も甲子園出場前に温存されていました。

 スポーツを観る楽しみを、もっと報道や先駆は伝え、ルールや規定、戦術も柔軟に変えていくべきです。またファンは、深い部分を愉しむところを見出すことに力を注いで欲しいです。

 

法務大臣更迭 大臣のあるべき姿

 優秀な子供を評して「末は博士か大臣か」という言葉がありました。国会議員はお偉いセンセイであり、大臣ともなれば地方の地元では英雄扱いの名士になるほどの存在のはずです。ところが、今は政権与党の都合で大臣ポストも当選回数や派閥の仕組みが優先し、年功や論功の順列で決まっていくようです。
 たとえば、「国防が専門」「経済に強い」「外交をやりたくて勉強してきた」「厚生労働に精通している」とか、「議員時代にこの問題に取り組んでいた」とかは関係ない門外漢が時が来ると大臣になります。
 企業など社会の幹部、経営層がそうなように、専門職ではなく総合職、管理職だからキャリアアップしていく段階で仕方のない面もあります。

 自分のいた会社でも大きな組織だとそういうことはありました。Bの方がこの事業や部門の部長には適任だけど、どうしてもAをある年齢までに部長にして、その後本社にキャリアアップさせないといけないとか、現場や本人の能力や適性は関係なしの人事がまかり通るのです。何もない平穏な時期はいいですが、乱世というか有事というのか、ひとたび何かあるとリーダーやトップが現場の分からない、仕事のできない人、人心もない人間だと組織は悲劇となります。

 ただでさえ、組織の長になると、民間企業の支店長クラスでさえ、承認して決断してハンコを捺す仕事が毎日山のようにあります。目を通さなくていいものは基本的にないはずですから、大臣ともなると閣議もありますから大変な量です。
 厚生労働省とか、文部科学省、国土交通省、経済産業省など、省庁再編で組織も分野も広くて一つの大臣のテリトリーさえもかなり広範な知識が必要です。

 今回、岸田改造内閣で統一協会問題で辞任した山際経済産業大臣に続き、葉梨法務大臣が失言で辞任に追い込まれました。切り取り発言が問題になり過ぎた面があるのか、それでも与党からも助けが少ない面もあり本人の人格にも多少問題があったのかと、いろいろ思います。詳細はわからないとして、この法務大臣というのはちょっと微妙な立ち位置の大臣です。

 どちらかというと、ルーティンの課題の少ない権限範囲の少ない、考えようによると比較的ヒマな、典型的な年功論功向けの大臣ポストです。そういうと死刑になった人は身も蓋もないですが、ミサイルが放たれた時の防衛大臣、外務大臣だとか、いまだとコロナでひっぱりまわされる厚労大臣のような派手な出番も無ければ、組織の長を務める法務省、検察庁は独立性が強いので普段は実質差配する下部組織がないのです。どこの省でもお飾り的になりがちな大臣のその最たるものが法務大臣です。

 発言の中で、「死刑執行のハンコを捺す」という仕事以外に注目されないというのはあながち嘘ではない本音でしょう。門外漢であればあるほど、司法試験を通った検察官や、官僚に丁々発止して裁量をもってやる仕事はなさそうです。指揮権発動という伝家の宝刀はありますが、昭和29年の造船疑獄以来発動されたことはありません。自民党が民主党に政権を奪われそうなときに、闇の指揮権として当時の民主党の中心にいた小沢一郎周辺を捜査させ、秘書逮捕などで弱体化させたという話はありますが、戦後通じてそれ以外、目だった指揮権を法務大臣が行使したことも、その検討すらした話もありません。

 いざというときは大事な要職ではあるけれど、何も考えていない人でも普段は務まりそうな印象があります。

 民主党政権下でも柳田稔という法相が2010年11月14日、就任祝いをかねた地元広島での会合で「法務大臣は『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と『法と証拠に基づいて適切にやっています』の2つを覚えておけばいい」と発言。発言から8日後に、当時の菅直人首相に更迭されました。
「門外漢だから大変だろうとか、死刑執行のハンコなどつらいだろう」という労いを投げかける支持者へのウケ狙いで、「実は大したことない、ヒマな大臣なんや」と本音でポロリと失言をしてしまっているところは今度のケースと似ています。

 確かに、総理にしても、大臣や、地方の首長にしろ、大変なルーティンと広い専門外までの知識と的確で迅速な判断が求められます。失言はすぐに切り取られ派手に拡散される時代です。

 岸田首相も自民党総裁選挙の候補者討論の頃の方が断然元気でキレがありました。総理になると、言えないことや、難しい妥協が多いのかと想像されます。国会を見ていると結局、審議拒否で時間がかかり、形式的な代表質問や審議が両院で同じ質問、攻防の繰り返しで無駄が大すぎるように思います。日本の政治が危機の中で行き詰まりだなあと感じます。自民党の支持は高いので、岸田首相にはもう少し自分のペースで頑張って欲しいと思います。

新型コロナワクチンを有料化?

 財務省が、新型コロナワクチンを有料化するように求めたという報道が入りました。日本の財政が厳しい中です。当初パンデミックを防ぐためと始まったワクチン接種ですが、重症化率は下がって、3か月起きにとか12歳以下の子供にもと対象も頻度も上げて税金をじゃぶじゃぶ使うのではさすがに国家財政危機を憂う筋からは疑問がわくのは当然です、
 まして今や反ワクチン派ともいうワクチン懐疑の医師らも増え、実際にワクチン関連死や後遺症の訴訟などの問題も表面化してきています。自己責任とはいえ、無料で最新の変異株に対応できるなら受けておこうという人が流れで接種して、健康被害というケースもありました。

コロナワクチン、自己負担に 財務省が検討要求 財政審

「全額国費は廃止すべき」コロナワクチン接種 財務省が見解 昨年度の接種には約2兆3000億円の国費

 ここへ来て厚労省という怪物に待ったをかける怪獣、財務省。国民そっちのけの怪獣バトルか、毒をもって毒を制するのか。
「財政」のことしか考えていない財務省と、膨れ上がる厚労族、ワクチンメーカーの利権後押しに暴れる厚生省。

 縦割り行政で省庁間の連携がまったく取れていません。さらにもう一匹の怪獣、防衛省ももちろん右翼や海外軍事産業に強気に押し出て、増税ありきの防衛予算恒久拡大を図ります。

 コロナ関連を煽り、ワクチンに年2兆円もかかってきたわけで、自己負担がかかるとなれば、接種にもブレーキがかかるでしょう。「無料だから」っていう理由で、何も考えずに受けた人もいっぱいいましたから。お金かがかるとなれば、そういう人も少しは頭で考えるでしょうか。
 今や物価高で生活も苦しくなっている状況です。
 物価は上がる、コロナは怖い、ミサイルは怖い、これでは救いのない社会です。報道ももう少し、煽りだけではなく冷静な判断を促すものにして欲しいです。
 血税と言われる大事なお金です。本当に税金の使い道として必要なものは何か、考えていいかないと国家は成り立たないのです。
本当にワクチン接種が必要なのか、そのミサイル防衛は要るのか、さすがに考えるでしょう。