コロナ後:身の丈にあった経営と消費

一時期インバウンドで外国人があふれていた頃、まさにバブルというべき現象が京都でも起こっていた。おそらく各地の観光地でもあるあるだったでしょう。
観光地の近くの、一般向けの商店にも人があふれ、外国人向けの何でもないものが、仕入れれば売れるような現象。
名前を挙げて悪いが、伏見稲荷の近くの商店街等もそうでした。結果、街もゴミで荒れたりするが、閑散としがちな街の商店街が観光地に近いだけで化けたのだ。
こういう現象は、たとえば破綻というか店仕舞い寸前だった和菓子や伝統産業等も救ったメリットもあった。
しかしホテルや飲食やショップでインバウンドをあてこんで拡張したり、過剰に投資や仕入れをしていた者は大きな危機を迎えています。
「身の丈」に応じたものでない「バブル」はやはり弾けました。
良いものを作り、素晴らしいサービスをしていれば日本人も見捨てないし、グローバルで売れるモノもあります。
当たり前ですが、入れ食いで客が来るからと値段を上げてサービスを下げて回していただけなら、もうこの危機は乗り越えられません。
グローバルに売れるモノを作るのはコロナ後も滅びはしません。日本人の繊細な文化、、創造的な力はこの先も世界に打って出れます。
そのためにも変に身の丈以上に儲けることはいらない経験だったのです。

人生は居場所を探す旅。住所を間違わない

私は会社に入ってから、独身寮の移転なども含め、何度も転勤したため10回以上引っ越しをしている。その度に住民票を移し、郵便局にも転居届を出していました。
人生は自分の居場所を探す長い旅のようなものだと思います。
そこに居場所がないとすぐに動かざるを得ない。
もちろん早い段階で居場所を悟り、一度も引っ越さない人もいます。
免許証や保険証、陸運局、パスポートなどいろんな身分証もすべて手続きにないと、住所を示してくれません。私も若い頃は適当でしたが、いざクルマを売るという時等、結構面倒になります。
今は10年以上同じ家に住んでいます。もう動かないのかは分かりません。最後はどこか別のところで迎えるのかもしれません。
終の棲みか。安住の地は運命で決まるような気がします。

父の日:介護は大変な生業

父の日に直接関係はないかもしれません。
介護やデイサービス、終末医療は亡き父で多少の経験はしました。今は残った母が、高齢者向け住宅で時おり介護4レベルでサービスを受けています。
今日、たまたま母のデイサービスの現場に立ち会いました。
改めて介護の職員の方の日々のご苦労を見させてもらいました。
コロナで医療現場の苦労も良く言われました。
生業としての介護、医療、他の職業貴賤も何もないのですが、それぞれ現場にいる方の大変さが良く分かりました。
人間誰しも老いますし、健康も害します。健康寿命と言いながら、誰もが健康なままポックリは無理です。
老人が子供のに、戻っていくのを見守り支える。かつては家族がやるのが当たり前だった仕事ですが、今や職業としてのプロに頼るのが多数です。今後ロボットもこの現場に加わりますが、少子高齢化社会でこの分野での人手はますます必要です。オフィスでも事務や経営等な減っていく一方で、この現場での人材は求められ続けるでしょう。心から敬意を表したいと思います。
あと楽な仕事を人間誰も求めたいです。だから義務でもいいから、社会のみんなが経験する。ローテーションで昔の兵役みたいに介護の経験をするのは必要かなと思いました。
社会の全ての仕事が、それぞれお互いで社会を支えている。それぞれの仕事の奥の深さ等、瞬間では垣間見ることなどできず僭越ではあるが、親の介護を思う時、とても大切でありがたい仕事であることを痛感しました。

夏至(6月21日)部分日食も

ipicgrによるPixabayからの画像 「金環食」

2020年は6月21日が夏至、太陽の出ている時間が一年で一番長い日です。
冬至よりも5時間くらい長いことになります。太陽の恵み、暖かさを思う存分体に受けることができます。日本では梅雨の最中ですが、さいわい全国的にも雨は中やすみが多いようです。
太陽が一年で一番北寄りから昇り、お昼には空の一番高いところを通って一番北寄りの西に沈みます。
ちなみに日の出が最も早い時期は、夏至の少し前、最も遅いのは夏至の少しあとになります。


今年の夏至は、部分日食の日にもあたります。日食は宗教や天文学で重要な現象とされ、神が隠れる日と思われてもいました。太陽と月の動きが分かって初めてその予測もできるようになりました。
太陽の動く道黄道に対し、月が昇っていくポイントをドラゴンヘッド(昇交点、未来を示すといわれています)、月が降りていくポイントをドラゴンテイル(降交点、過去を省みる)といいます。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのように、黄道と白道の交わるポイントを天文学用語ではルナノード(月のノード)と呼びます
日食は新月の時に起こるので、何かの新しい始まり、とくに半年以上の影響力を持つ大きなパワーを持った新月と言われています。
個人や国家にも、この始まりの時期がらか影響を与えます。それぞれのホロスコープによりますが、このパワーには善悪、吉凶はありません。すべての占星術の表わすモノを吉ととらえうか凶ととらえるかは、その方次第です。
大いなる力が漲り新しいことが始まる、そのことを理解して備え、前向きに受け止めて活動することが全ての人に求められます。
まずは21日夕方、その天体ショーが見れればそこから何かを気付いていただければと思います。

いろんな災厄の犠牲者に祈る

関西人にとって大きなトラウマは阪神大震災で、最近では昨年の今頃だった大阪北部地震でしょう。」もちろん東日本大震災や、コロナ禍は全国的な災害で影響を受けました。
台風や洪水被害も繰り返し襲ってきています。
自然災害ではないですが、明石の歩道橋花火、尼崎の福知山線脱線事故、福知山の花火事故、京アニ放火事件。思い浮かぶだけでも多くの命が奪われています。
直接ではありませんが、亡くなられた方もごく近いところにいます。
そんな自然災害や事故に会わなけければ、長生きできた別の人生、運命もあるかもしれません。
死んでしまった命は残念ながら戻りません。
人間も多くの動物も種を残すため子を産みます。沢山になってその中で生き残れないものは出てきます。それも自然の摂理でしょう。ほんの少しの場所や時間、引っ張られた力などで生死が分かれます。
生き残った運命。しっかり受け止めて、生きられなかった人の分を背負って生きていく、それが宿命ではないでしょうか。
日々、マンネリや無気力に陥りそうなとき、つまらないイヤな感じや不安を覚える時、この場にいない亡くなったライバルや友人を思い出します。

ビニール傘は買わない【天使が舞い降りる法則】追加

以前にも書きましたが、梅雨の季節だからといってビニール傘をついつい買う人はお金も幸せもたまりません。
大雨の予想される時はしっかりした大き目の傘。予報の難しい微妙な確率の日は折り畳み傘を忘れずにしてください。
天気の予測も精度が上がっています。そこそこ富裕でコンビニでついで買いをするのが好きな方もいますが、『必要のないモノを買う』のは寄付でもしないと運を逃がします。
天気に、ちゃんと向き合って、雨具を用意するのは最低限の、自然に対しする備えであり尊厳なのです。
折り畳みも、軽くて、ケースや袋に入れて邪魔にもならず撥水タイプもあります。多少値段が張ってもそれだけの価値があります。
傘は遠目に人の印象を決めます。ビニール傘の下に洒落た服ではコーディも台無しです。
梅雨の時期、傘にこだわりましょう。

6月雑感:

6月もコロナの自粛が解除され出しました。
経済の回復はまだまだですが、WITHコロナともいう戦いが続きます。
そんな中、地上ミサイル防衛、、イージスアシュア配備が中止です。コロナだけでなく少子高齢で財政の厳しくなる日本において対米隷属、従属に歯止めを利かせたのでしょうか。
間髪いれないタイミングで、北朝鮮が南北事務所を爆破のニュースが入りました。
あまりにも政治的解釈の難しい、重い内容なのでこれ以上は書きませんが、日本の未来に向けては同盟国、近隣諸国とのギリギリのやりとりが必要でしょう。
隷属はいけませんし、戦争はもっと経済を破壊します。交渉は必要ですが妥協点を見出す賢い努力が国として必要です。


今年の梅雨は雨も多く、これから水害も心配です。それでも少し天気の良い朝晩は過ごしやすいです。
厳しい真夏を迎える前に、気持ちと身体を整えていく時期です。
社会は騒然としていても、誰かがいつもどこかでそれぞれの役割で国を街を支えています。そして次の季節、次の世代に向けての準備をしっかりかっていくことが大切です。

読書【2050年 MEGA CHANGE】  ③社会保険と税の改革

5月6月といろいろ前年所得が決まったりで納税の通知が来る季節です。
給付やらマスクはなかなか来ないのに、税金の納付書は来ます。
2050年まで、年金保険料や健康保険料は上がり気味です。
選挙で負けないようにうまく説明しつつ、いろいろ改革していかないといけません。高額所得の方には保険料負担は大きくしないとしょうがないです。そしてもう給付の限度は大きくし負担をさらに多くします。
保険は成り立ちにくくなっています。ヨーロッパの福祉国家が、一律給付も支払も早く、国庫で対応しています。その代り消費税が高いとか負担もそれなりです。
富裕層に給付も打ち切ったり、負担をさらに累進的にするなど、保険は抜本的な改革が必要です。国民皆保険さえ見直してもいい時期にきています。
寄付に対して、歓声あげるなら、最初から確認も必要です。人間毎年何億も生きていくのに必要ではありません。多少贅沢、住居の購入があってもせいぜい1000万円の年俸で十分です。何十億と儲けている方はある程度経過すれば、私財を貯めるだけでなく、寄付やら国庫返納すべきです。
現役世代、高齢者も負担しつつ、富裕層が一定の条件で支えてくれないと、社会保険は増大し、少子高齢化の国家財政は成り立ちません。
高等市民と呼ばれるような、高級官僚やセミリタイアの財界人にいつまでもお金が回っていては、この国はかなり厳しいです。
それも新しい技術や産業が一定のシェアと規模で維持され、輸出入や人材交流のグローバル化がすすんでの前提です。
日本の未来は結構厳しいハードルを越えていかないといけません。

児童公園で、硬球やサッカーをする残念な人

自粛警察のような細かいことを言うつもりではないのですが。
近所の児童公園で、早朝や深夜、ときには人がいる時にさえ、どうも疑問に思うことがあります。
親子か、コーチと教え子か知りませんが、サッカーやテニス、野球などのトレーニングをされています。
基本『中学生以上のボール禁止』という立札を、人がいないからいいのだろうという身勝手な解釈です。
しかも、サッカーだと思うのですが、トイレの窓枠や、窓ガラスを破壊されています。
犯罪であり、しかも教える立場の人が弁償することもなく逃亡しているわけです。
全国にこんなスポーツの教え方、トレーニングが蔓延しているのでしょうか。
勝てばいいとか、レギュレーションを変えればいいとか、聖地の全国大会に出ればいいとかでスポーツをやっている弊害ではないでしょうか。
金儲けのためにオリンピックを強行しているためでしょうか。
もちろんそうは思いたくないです。真面目にスポーツを努力し、やっている方。純粋に楽しんでいる方もいます。
マナーとか社会のルール、人の安全等、スポーツ以前のことを大切に教えてください。
格闘技等も、礼節を重んじているはずが、残念な不祥事も起こっています。
スポーツもコロナ以後、遠征や大会運営、観戦も大変な時期を迎えます。みんなが前向きに知恵を絞らないと、自分だけ良くて逃げるようなスタンスではスポーツ界も暗澹としてきます。

読書から【2050年 MEGA CHANGE】    ②グローバル技術、鉄道の30年後

2050年、30年くらいではなかなか一般人の宇宙旅行は難しいようです。もちろんかなりの大金持ちが民間で宇宙に行ける時代ではあります。
交通手段としては鉄道、クルマ、飛行機の時代が続きます。
燃料や機能、安全対策や速度等の向上が加速します。
日本は明治以降、鉄道の本家イギリスから教わり、全国に鉄道網を形成しました。そして都市部に地下鉄や新交通システム。長距離移動には世界に誇る高速鉄道技術の新幹線を開発し、イギリスはじめ世界に輸出する国になっています。
飛行機は戦後なかなか日本がリードする業種にはなりませんでした。自動車は繊維に変わり家電とともに日本の輸出を支えましたが、それも頭打ちです。
原発の輸出は東日本大震災以降さすがに難しい情勢です。
今、期待できる独占的な輸出技術は、ソフトサービスの体制も含めた高速鉄道システム。リニアの成功は日本経済の2050年までの大きな期待がかかっています。
今回コロナの影響でテレワークなどが進み、新幹線でさえがらがらなのにと、悲観視される方もおられます。あるいは出水はじめ環境、地震等への心配や補償を求められるたり、反対の方もおられます。
私は、リニアはすでに走り出した国家プロジェクトであり、オリンピックよりもはるかに国のトップが力強く丁寧に説明して、進めるべきだと思います。
鉄道や、高速道路、空港等も反対はつきものでした。強く進めないと、時間もかかり『ごね得』になり、それだけ工事にもお金と時間がかかります。そして世界にアピールするのも遅れます。
万一他国に先を越されては大変です。
結局、利用者や国民に大きな不利益となります。
とくに鉄道、新幹線と新しい技術が世にでる度に、反対する保的なアタマの堅い方がおられますが、成功をみると一気に心変わりされます。
新幹線駅の反対派から誘致派の豹変が良い例です。
地震国である日本に、高速鉄道の多頻度運行する長大な山岳トンネルや海底トンネルがあり、そこに崩落などの事故は一度もありません。この驚異的な安全性は世界に誇れる日本のシステムです。
日本の国が2050年代に、現実的に技術大国であるかどうかは、リニアの成功と教育の改革ができるかどうかだと思います。
コロナ禍はいろんな検証ができました。オンライン会議でできることも、もちろん想定の範囲内です。
旅行も出張も無くなりはしないのです。そして、貴重な時間で商談や会議をするために東京~大阪1時間は需要があり、非常に大切なことがわかりました。東京一極集中は是正され、大阪や名古屋の周辺都市から楽に日帰りでき、ほぼ終日仕事ができることが日本を安全にかつ、経済、雇用を活性化させる道です。
鉄道運行のシステム管理者の教育やマネジメント人材も含めて、世界にセールスして日本の技術を示すのです。
     (つづく)