成人の経済学:権利と義務、そして大人も学ぼう

成人の日が近づきます。
中高年の方も二十歳に戻りたいとか、もう一度戻ってやり直したい選択があるのではないかと思います。
私が二十歳のころは、授業も大して出ず、学生劇団でマイナーな活動をして、小遣い稼ぎに時々バイトする。今から思えば時間のたっぷりある。誘惑に負けず、やりたいことをやり、意志や決断をはっきりし、人の意見を聞きもっと勉強したらと、もったいないように思う、時間の使い方であり、時代でした。
今、高齢で年金が少ないとか健康を害しているとか、いいところに就職できず学生時代にもっと勉強したら良かった等と、年金や保険、生活保護の相談をされる方も多いです。
20歳でいろんな権利や義務が生まれる節目ではありますが、大学生はまだ社会人になるまで間があり、高卒の方はすでに就職して1~2年経過しています。そういう面では中途半端な節目。
選挙権は18歳になっています。
ギャンブル、飲酒、喫煙が許されます。親権を離れ契約等が保護者なしで結べます。
反面国民年金の納付義務が生まれます。
働いている人は雇用主と折半で厚生年金料を納めることになります。
学生の方は申請により学生納付特例で卒業まで納付猶予されますが、将来追納しないと受給資格期間の10年はクリアしても国民年金の老齢基礎年金が満額にはなりません。
権利は生まれるが義務もでき、自分で責任を持つべきになるのが成人です。
年金のこともですが、就職やさらに未来、せめて10年後くらい何になってるか真剣に考えましょう。
そして生涯学習という意味では、もっと勉強する機会を設けてください。
学校の勉強だけが学習ではありません。人生の中においては学校教育より社会教育、生涯学習の方が長いのです。学校教育は生涯学習、人生の基本的な土台だけです。
時間は限られています。将来のことを考え、夢や理想の実現に向けコツコツ努力しましょう。
世の中子供の頃恵まれ塾などに行き、勉強させられ、いい学校を出ていい就職すれば人生それでOK、あとは勉強しなくてもいいなんて風潮がありますがそんなものではありません。
豊かな人間形成、充実した仕事や家庭、人生を築くには生涯に渡って学ぶスタンスを身に着けておくことなのです。今中高年の方でも遅くないです。気持ちを若くもてばいくらでも学ぶチャンスはあります。体力や容姿は若い頃に戻らずとも、気持ちが若ければ、天使が舞い降ります。間違いなくそれなりに人から注目されます。

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