入院雑感4 生かされた生命 まだコロナ

 3週間かかり、ようやく退院、自宅療養に切り替わります。

 最初、肺のCT画像を見て左肺の3分の1ぐらい真っ白なのには驚き、ガンならもう助からないステージわやと思いました。幸い範囲は広いものの、生命に関わるものではなく、その後外科手術は難しく、点滴などでの内科治療となりました。

 この間、本当にいろいろ教えられ感じることもありました。

 60歳過ぎの著名人の訃報もよく聞かれる中、まだもう少し、生きていいよということでしょう。

 すれ違った人たちも70後半や90過ぎても、いろんなトコを手術しながらも、タフにしたたかに生きている方がおられます。

 かと言って反面教師ではないですが、老醜、老害で回りに迷惑をかける方もおられます。

 サービスや連絡面で病院側に不満を言ったこともありますが、基本的に看護の現場に携わる人達は、ストレスの多い大変な仕事、激務を日常的にこなしてると思います。

 コロナ禍は、以前から指摘のように医療現場に多大な負担をかけました。また、第7波が騒がれ、退院直前にも院内の患者さんに陽性者が出て、混乱と大幅な行動制限がしかれました。

 祇園祭山鉾の人出も恨みがましく、見ておられる方もいます。実際に第7派のBA5は感染力が強く感染者数が圧倒的に多いため、従来の対応では難しでしょう。重症はおろか、症状が出る人も少ないのでひたすら間口を広げ、ただの風邪やインフルエンザ同様、一般のかかりつけ医、一般外来で診察できるように仕組みを変えるしかないのです。

 指定感染症2類を外す、外すのは感染者が減ったからではなく、感染者が増えすぎ一般の風邪並みのよくある病になったからです。

 岸田総理も感染者が減ったタイミングで2類を外したいと図っていたなら、間違いです。毒性が弱まり感染者が激増した今のタイミングでいいのです。趣旨が分かってないと減ったタイミングでも、どうせ次の波が来て増えて非難されます。

こんなに感染者が増え、今さらマスクや効かないワクチンとか、対策ではないのです。医療現場は他の病気の患者さんで、それなり手一杯なのです。コロナなんかに構う暇ない、制限などいらない、ウザいのです。医師会の偉い人が看護師や看護助手をどんどん連れてこれるわけではないのです。彼らはテレビに出て儲けず、自分の病院の現場をもっと見ないといけません。

 医師会の偉い人は、苦しむ患者さんに、すぐナースコールを呼べばいいですと言っているつもりなのでしょう。ただの風邪のような莫大な数のコロナに関わらせると、生命に関わる人のナースコールの返答が遅くなり、できなくなるのです。

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