『母屋でお粥、離れですき焼き』さらに極端なコロナ以後

 『母屋でお粥、離れですき焼き』という言葉は2001年小泉内閣で財務相に高齢で就任して塩ジイの愛称で親しまれた飄々としたキャラだった故塩川正十郎の言葉です。一般会計が細かく審議され監査されるのに対し、結局その5倍近く支出している特別会計が省庁横断で精査しにくく半ばノーチェックで杜撰な管理で支出されていることを国会答弁で揶揄したものです。

 その後、特別会計は項目を絞るなど制限はかかり出しましたが、100兆ちょっとの一般会計予算に比べ、5倍近いものに変わりはありません。

 今回、コロナ禍で注目しないといけないのは予備費といわれるもので、コロナ対策だけで11兆とかの実績で、20兆を超えると言われています。

 年収何百万程度の庶民にとっては100万の現金でも大金に見え、安倍さんの国葬に3億使うと聞けば大変な税金の無駄遣いと感じ抗議したくなる心情もわかります。しかし、3億~4億ではすまないとんでもないお金がコロナの名目で右から左へ動いているのです。 

 もちろんパンデミックを防ぐという意味では、国民の生命を守るため感染症の対策をするのやその後の経済対策を含めた支援などにお金が使われるのにやぶさかではありません。それはまっとうに正しく使われての話であり、火事場泥棒のような形で私服を肥やす人間がいて、本来の人にいきわたらないと大問題です。

 何だかお金の汚い話を聞けば聞くほどイヤになり、反吐が出るような気分になります。

 支援金の不正受給もありました。犯人は逮捕されたからまだいいのですが、国税職員を仲間にして狡猾な手段でした。捕まらない輩もいたでしょう。そして医療関係や支援をうけた企業や組織の中には、不正で告発されないまでも、緊急措置的なルールの隙をつき、法外ともいえる金銭を手にしている人達が多くいます。医は仁術といわれたはずが、コロナは医の関係でとんでもない算術を生み出したのです。

 コロナが感染症2類相当という特別な処置が必要でなおかつ広範に広がったということが、モラルのない算術の始まりです。
 それは『コロナで病床の確保が緊急に必要だ、ワクチンを早急に多数に打つために、打ち手と場所が必要だ』という命題に対し、国が自治体や医療機関に強要できず『仁』に訴えることなく適切でない過剰な『算』お金を回すことにしてしまい、管理の仕組みが杜撰だったからです。

 結果、ワクチンを打つことで本業以上のぼろ儲けをした医療関係者(当然全ての医師が違反ではないし、忙しい中協力した人もいます)、病床を増やす(待機だけでも補助が貰える仕組みを悪用)ワクチン接種の補助を名目に大儲けした自治体と関連業者の話も後を絶ちません。

 裁判で確実にクロとも認定できないのですから、ある意味さらにイライラします。アベノマスクや余ったワクチンが破棄されるなどは、氷山の一角でしょうが、ああいう無駄を許さない儲けた人が勝ち逃げし続けるような、杜撰な発注を防ぎ、予備費いえどもしっかり管理できるような仕組みの構築が必要です。本当にこの国のお金の流れは情けないです。

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