#離島 安全保障とつばがる過疎、人口減少問題

 先ごろ衝撃的な焼死事件で亡くなられた村田兆次さんですが、引退後は過疎に悩む離島地域の少年野球を支援して、『離島甲子園』というのをやっておられました。

 日本列島には人の住む島、有人島が約400あまりあります。約というのは5年ごとの国勢調査で毎期漸減しており、耕作地や漁業施設があって住民票はそこにあっても、定住されていない場合も有り、その数は正確には言い切れません。

 そして、いわゆる「過疎」「少子高齢化」より、限界集落となり、産業や病院、買い物、学校なども維持できなくなっていく姿がそこにあります。

 大都会や、地方の都市、そこへの移動も比較的楽なエリアに比べ、離島は船での移動という決定的な不便を伴い、通販の運賃なども上がります。

 日本は島国なので、国境は、領海という考えではなく大地として人が住んでいるところと考えればほとんどがこの離島、過疎地域になります。人が住まないのですから、他国人に占拠されても対応が難しく、相手の侵略のハードルも低くなります。

 国土の領域排他的経済水域や、領土面積を守ることも意味がありますが。せっかく領土として住んでいる人がいたのに、インフラを維持できずに放置していくことも残念な問題です。

 都会に住んでる人が稼ぎ、税金を納め、何とかすればいいのでしょうが、もう日本の人口は増えません、増えない構造になっています。

 小手先だけで行く、お金だけっもう少し徴収して防衛費を調達して、兵器や軍事システムを充実させれば5年ぐらいは持つでしょう。しかし、やがて有事に戦う兵士もいない、金持ちの老人と貧乏な庶民老人だけの国になります。

 防衛費と、子育て少子化対策は予算を取り合うだけの対立軸ではありません。人が住める土地はいくらでもある日本です。そこでしっかりとした教育を行い、人を増やし、人を育てないと国は傾きます。GDPの何%防衛費だけで国が守れるというのは本当の愛国者ではありません。

 離島の自然の豊かさを愛し、過疎の対策を行い、地方にもどんどんイベントや楽しい習慣を根付かせることが、地道な協力でしょうか。

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