昭和57年に化粧品を中心にした会社に就職しましたので、愛社精神というかまあノルマもありさんざん自社の化粧品を使い続けました。
カネボウの男性化粧品というのは、もう今や細々となり、それでも根強くオールドヘビーユーザー向けに作り続けてはいます。男性化粧品の市場はいつの頃からある程度の若い年代向け中心に資生堂とマンダムに席捲されてしまいました。
ギラギラした整髪料と、鼻にくるキツイの臭いのブランドはアイテムも含め老人向けという感じでしょうか。香取慎吾が10代の頃、若い世代だと思っていたSMAPも解散し、その下のV6が40代のアクティブエイジ向けという、ニベアメンのCMをやっているのですから、時の流れは早いと思います。
花王もマンダムも40代、50代を狙った、育毛を含む男性化粧品を結構売り出しています。ある程度お金を持った世代で、対外的な仕事のためにもアクティブで若さに拘りたい心理にミートしています。
現役をほぼ引退しているような昭和の世代でもやはり多少はルッキズムを気にするのでしょう。
昭和のオヤジ世代にとっては、今年も訃報が心に沁みます。アントニオ猪木もとうとう亡くなりました。
それでも生き続ける60代、70代も肌を若々しく保つ化粧品は、ぜいたく品か微妙なところです。