花粉症に定年はない

 今年は花粉症デビューした人が多いと言われ,花粉に飛散が例年より多いそうです。
 私はもう花粉症デビューして30年以上で、そろそろ定年か引退したいのですが、ここ数年マシだったのが今年は久々に酷い症状です。
 そもそも花粉症は高齢になるとなくなると聞いていました。
 「年齢を重ねることで免疫系が衰え、ガンなどの自己免疫疾患が増えることは知られていますが、花粉症も同様に、年齢を重ねた体が花粉の抗原を“異物”と認識する能力が衰えることで、アレルギー感作が起きにくくなると考えられます」
 と言われる説です。

 60過ぎて花粉症というのは、免疫が元気な証拠でしょうか。でも喜んではいられません。アレルギー体質というのがそもそも健康で長生きにはほど遠い身体なのです。ストレスや食生活でしょうか、若い頃から今まで積み重なった悪弊のツケは、そうそう挽回できません。
 どうしても抗アレルギーの対症療法となる薬に頼らざるを得ないので、それはそれで免疫力を弱め他の疾患にかかりやすくなります。本来、鼻水、くしゃみなどで外に悪い物を出すという免疫機能を弱めるのですから、うまく使わないと危険なのは素人でもわかるところです。
 まず、できるだけ花粉を浴びない、マスクや帽子、眼鏡なども使います。なるべく顔を洗い。手や目、鼻も清潔にします。万が一にも目をこすったりしないことです。
 ひどくなると、薬も効きにくいですから、浴びる花粉の量は少ないに越したことはないのです。
 対象療法の域は出ませんが、目や鼻に効くツボ押しは副作用はなく、少し時間をかけると効果的です。目のかゆみは左右の眉毛の鼻筋よりの端っこの眉より少し下を優しく抑えます。鼻には親指と人差し指の付け根の間、ここは3分ずつぐらいやるとかなり効果があります。

 気休めというか、気を紛らわす程度ですが、メントールなどののど飴、甜茶などもいいと思います。気を落ち着け、薬に少しでも依存をしない時間を作り、リラックスするとマシになります。パン食やインスタント食品、ファストフードなどを少し我慢して、根菜や葉野菜など和食に目を向けるのです。後はねばねばの、納豆やキムチ、ヨーグルトも腸内環境を整えてくれます。私は本当にひどい時代よりは、乳酸菌飲料で、腸内環境を改善しずいぶんよくなりました。それでも、ストレスやら、朝のパン食や昼の勤務先でのかけこみのランチは避けられないので、今年の花粉パワーには勝ち切れませんでした。
 好事例というほどではないですが、多くの花粉症の方、頑張って乗り切ってください。

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