スレッズ登場?写メ、LINE、ツイートするは商品名?

 NHKの放送やドラマや小説でも露骨に企業名や商品名を入れるとNGで置き換えになる場合があります。
「LINEする」とか、「写メ送る」とかいうのもみんな日常的に使っていいますが、特定の企業のサーブすや商品ということです。SNSコミニケーションツールとしては、昨日からFacebookのメタが「スレッズ」を立ち上げLINEやTwitterに対抗するものになるようです。
 私はFacebookのメッセンジャーを使っていますし、LINEはもちろん、昔の会社からマイクロソフトのTEAMSと言うのも使い、それまでのメールのやり取りと言う人もいて、電話のショートメッセージも含めると、一体誰がどこで呟いたり、お誘いや返事があったのかややこしいです。まあこのSNSはこの友人とかいう使い分けになっています。
 言葉の使用が難しくなっています。「LINEする」「写メする」は企業のサービス名以前に、世界中では使えない日本語のようなものです。

 最初に広がったものや、一番シェアの高いものが日本では「名前」になってしまい実は商品名でNHKでは使えない言葉が、意外に多く、これからも広がっていきます。
 一番身近なのが、「ホチキス」ですかね。英語を知る人はステープラーということは知っていますが、ステープラーと言う人はあまりいません。
 最近のものでいうと「QRコード」も商品名で、これはまあマトリックス型二次元コードとか言いかえるんでした。「交通系ICカード」などは地域により名前が違いますし、鉄道会社の固有のサービスであり、大都市圏しか使えない言葉ですが、わざわざ「交通系ICカード」と言う人はいません。
 エレクトーンや、エスカレーター、テトラポット、タッパー、オセロ、ドライアイスなど古くからの定着したものもあります。比較的最近のものでは万歩計、ウォシュレットなども商品名です。
 私がパソコンのお手伝いやら学びをしている講座名も「エクセル講座」「Word講座」「パワーポイント講座」などもありますが、もちろんこれも微妙で、マイクロソフトの商品名です。しかも最近はマイクロソフトのオフィスではなく、オープンで互換性のグーグルスプレッドシートなどがシェアを伸ばしています。エクセルは新たに言葉として定着するのか、「表計算ソフト」とか「スプレッドシート」とかはちょっと言いにくいのでどうなのでしょう。
 企業の競合、製品の進化と言葉の定着は面白いです。

 ところで話は少し変わりますが「ハサミ」、紙や、布、髪を切る英語のシザースって何でハサミっていうんでしょう。あれはカッターとかみたいに切るものだから「紙切り」とか本来なりそうで、挟んでないのにハサミです。一方で洗濯バサミとか実際に挟むやつもいます。何だか面白い日本語です。

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