サービス残業は良くない

 あまり長い期間ではなかったですが、労働局という役所で3カ月半ほど働かせて頂きました。
 労働環境。働く条件とも、さすがに悪くはなかったですし、学びも多くありました。。
 残業というのが、契約上もですが、全くないように気を配っていただきました。
 役所の中には、噂される働かないけど、クビにならない職員もおられるそうでした。
 しかし、私の上司は、キャリアのコースからは出遅れていても、よく気を配り自らバリバリとよく働かれていました。ご自身の残業は多く、ひょっとしたらサービス残業もあり得るかもしれませんが、制度上も間違いなくしっかりしています。
 サービス残業の問題も含め、残業の問題は随分昭和の頃からは社会全体では改善されました。公立中学や高校などの教師のみなし残業問題も表には出だしていまし、それに近いかもっとひどいブラック企業はまだまだあるかもしれません。ただ、多くの企業、店舗でも残業や処遇、休暇など労働に関しての意識は格段に令和の今の時代は改善され、しっかりシステム化しています。
 残業は、本人にお金が渡るだけでなく、会社では人件費がかさみます。さらに、一人を認めると、部署や他の支店などにも公平を保たないといけないかもしれません。
 私が残業をつける上司の立場でも、しっかりキリよく仕事をして欲しいという反面、現場などで事後や勝手に残業が増えるのには、困惑がありました。
 実はこの問題は、上司にリーダーシップがあり、組織が仕事の流れや問題点を把握していないと、根深い課題のまま残っています。
 同じ仕事を与えられても、能力差で時間内に終わる人のある人、残業になる人が出てしまうのです。これは残業が認められようが、認められなくとも不公平です。
 この問題は、やはり凛として仕事のあるべき姿を基本の労働契約通りとし、イベントやトラブルなど上司が認めた際以外は原則残業禁止でいかないと無政府状態になります。
 かつて、私もオフィスではなく、部下は派遣先の流動性が強い現場が多く、ついつい押し切られることを経験しました。それが、彼女らの固定給に近い形になるのも、本人は周りにとっても痛しかゆしのところもあるのです。
 自分は未熟だと、進んでサービス残業を買って出る派遣社員もいて、これも実はその場では重宝されても、あとを任された人は大変になりました。
 きめ細かく、仕事内容と本人の力量掌握で、原則残業なしを目指し、仕事ができる人は評価される。今どうか、なかなか微妙ですが、できないことはないと思います。

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