ねんきん定期便、毎年コンパクトに沢山の情報を盛り込んで、誕生月に日本年金機構から送られています。
今まで、特に直近の年金納付がどうであって、どのくらいの年金額が振り込まれるかがコンパクトにまとめて書かれています。それでもこのハガキ、やはり分かりにくいので見ずに捨てるとか、どこかに行ってしまうという話もよく聞きます。
それなりに年金の仕組みへの理解がある人にも不満が多い書式です。特に若い人には難しい言葉もあり、機構側がやっているアリバイ感が強いです。
厚労省の公的年金シミレーターでおよその受給金額がわかり、ねんきんネットで詳しい情報がわかります。しかし、この二つの仕組みはどうも作り手や送り手が違うようです。政府管掌機関とは言え年金機構と厚労省直では違います。シミレーターの方が入り口としてはわかりやすく、あの表現が定期便のトップでいいと思います。いくら貰える見通しで、詳しい情報は都度そこからでいいのです。
マイナポータルからねんきんネットに入る簡単な道筋ができたため、アクセスキーから入る従前からの仕組みが煩雑に感じられます。
個人情報保護、セキュリィテイの問題はあるとはいえ、アプローチは大きく二つあると案内も難しくなります。
さらにスマホからとパソコンからで説明画面も違うので、紙でのマニュアル的な説明は半端でない枚数になります。
機構もねんきんの見込みを確認するのと、免除など一部の申請のオンライン化を進めています。将来的には年金支給の請求手続きもWEBでやれるように検討中のようですが、次のフェイズに行くにはかなりの高いハードルです。
縦割りで横ぐしがない典型なのでしょうか。本当にちょっとした顧客目線、市民目線的な表示や表現に変えることで、毎年莫大な郵便料金や印刷料金を使ってることに効果を持たせられるのに残念です。