大河ドラマ終了で1年の終わりを感じる寂寥

 テレビ離れの時代と言われながらも、元祖テレビっ子でドラマウォッチャーでした。NHKも内情が暴露されいろいろ問題を知ると最近はかなり嫌いになりましたが大河ドラマに関しては1年もかけて歴史上の人物を追うという、民放ではできないことをやり続けてますので、何となく1年見続けました。子供や若者時代から描かれた英傑が、年末に来ると老境を迎えるのが何とも時の移ろいを感じ寂寥、年の瀬を覚えます。

 ドラマとして良くできている内容、優れた役者、伸び盛りで旬を迎える人や、年齢を重ね上手くなるベテラン俳優もおられます。思い入れをしたドラマが終わると民放の1クール10回3か月ほどは短いようにやはり思います。
 ジャニーズ問題が大きく騒がれた年で、今年は大河ドラマの主役家康も、準主役の信長もジャニーズ系でした、どうする家康というかどうしようかとNHKも悩んだでしょう。ジャニーズ系がしぼむとイケメン枠でいうと、今回本多忠勝を好演した山田裕貴くんのような戦隊ヒーローやライダーなどの特撮系の俳優、舞台やミュージカル系からもチャンスは広がるでしょう。
 毎クールのように顔を出す売れっ子も男女を問わずおられます。役作りも大変でしょうが、見る方の感情移入がファンでさえついて行けないこともあります。
 昔に比べて、人気俳優をNHKが1年以上も抑えきるのは主役以外は無理になりました。朝ドラでさえ半年とはいえ、すでに売れっ子を主演にしますから、サブの登場人物枠を増やし主演クラスの負担を考えている感じがミエミエです。
 そこらあたりで、脚本に制限がかかり面白さが半減になります。
 時代モノも、視点が散漫になり、家康の物語でも、織田や武田、真田、豊臣の家の中で時間を割きます架空の人物もご都合で登場します。いくら大河、歴史とはいえその時代だから活躍した人物を総花で出せば、人物の掘り下げは浅くなります。
 オールスターキャストとなり勝ちなとくに戦国の大河ドラマですが、武将もお姫様も多いの、今度は誰がとか楽しみにもします。 
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 リアルさや重厚さはなくなっていますが、そもそも言葉など昔のことや方言など再現もできないし誰にもわかりません。NHKらしい採算度外の豪華なキャストを組めるところが、民放と違う楽しみではあります。
 季節感や、人間の成長が味わえるので、来年以降見るかは迷うところです。
 民放も個性的なドラマも増えました。その10月に始まったクールの民放のドラマも次々と終わり、年末年始の長時間のうんざりする特番の時期を迎えると、何だかんだあった1年が終わるのを感じます。
 仕事も日常も我々はそれぞれ12月31日まで続くのです。心身を整え乗り切りたいです
 

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