サプリや、機能性食品、ダイエット系は危険

小林製薬の自主回収食品

 サプリをと摂取し続けた人が腎臓に深刻な健康被害にあったというニュースが流れました。その人数や症状も多岐にわたり、死亡につながったケースもあるとされ、メーカーもそれを使用した関連の会社も製品の回収と原因究明、釈明に務めています。
 食品や化粧品、日用品は機能性とかトクホ、薬用、医薬部外品などいかにも効果がありそうで、高いお金を出して毎日せっせと試す人もいますから、もし健康を害する成分が混じっていると被害は広範、重篤になります。
 薬品は、症状が悪い時にだけ使用して、症状がおさまると使用はしないのが普通で期間が限られます。サプリ、健康食品、医薬部外品は薬用とか機能性とかで、痩せたいとか目がよくなるためなど、少々強力なクスリでもすぐには改善できないものを、使用を続ければ改善できると信じ毎日、何年も続ける人がいます。プラシボ効果で、効いてきたと信じてさらに長期連用すると、今回のような弊害が大きくなるのはその面です。
 私は化粧品メーカーに勤めていて、美白化粧品の白斑被害に関わり大変厳しい経験をしました。化粧品も毎日効能を信じて使い続ける人がいます。微量でもクスリになるもの毒になるものがあり、悪い方が積み重なるととんでもないことになることは教訓でわかります。
 元化粧品メーカーの私が言うのもアレですが、健康や美容はサプリや薬用化粧品、クスリを連用して得られるものではありません。
 信頼できるものもあるでしょうが。絶対的なものはありません。ダイエット系でカロリーゼロや糖質ゼロと言っても、味は何か添加物でつけていますから、それを毎日摂取続けるのは、それほど実証実験されたものではないのです。食べながら、ダイエットとかいううたい文句で、脂肪や糖の吸収を抑える成分が入っているものも、よく考えたら無駄で危険です。食べているものと、プラスしてサプリで添加物だけでダブルになります。
  麹の場合は、何かの事故で毒性を作る菌が混入された可能性もあるそうですが、さまざまなリスクを考えると、同じものを毎日習慣で食べるのは危険と言えます。毎日、朝にトーストにマーガリンをつけていて、そのマーガリンやパンに問題があれば重大です。パンを変えたり、塗るものを変え、食材そのもの、あるいはご飯にする日も加えればリスクは逃れられます。
 サプリや薬用のものは、微量や忘れた頃ではなく毎日でないと効かないというジレンマがあるのですが、そもそも継続するのにかなりの出費ですし、そこに投資しそんなに頼ることが問題です。
 
 適度に運動し、バランスのとれた食事を心がけて、たまにファストフードや、サプリなどでも良いでしょう。不摂生をサプリやクスリ、ダイエット食品に頼るのは命を縮めます。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください