引退を労い、ただそれだけ #岩田稔投手

この時期の例年スポーツ界から、引退のニュースを聞きます。
横綱 白鳳や、ハンカチ王子斎藤佑樹の報にも感慨がありました。
私にとっては、阪神の岩田稔投手が今シーズン限りの引退を表明したことが、少しショックでした。
1型糖尿病を患いながら、「自分が頑張ることで、同じように糖尿病と戦っている人たちを勇気づけていきたい」の思いに当時小学生だった息子が大変勇気づけられました。糖尿病ではないものの腎臓の慢性疾患を患い、仙台の病院から京都に移った2008年頃です。東北楽天の応援は親に引っ張られた感じでしたが、関西では友達が阪神を応援しているので、自分で学校から帰ると阪神戦を観戦して応援しはじめました。
糖尿病を患いインスリン注射を打ちながら、ローテーションに入ってWBCに選ばれるほど活躍する岩田投手の話に、息子は勇気づけられたようです。
この頃、妻も乳がんの嫡出手術から薬物療法を受け入退院、残された娘とともに、結構厳しい家庭生活で、会社の仕事もなかなか集中できないほど父娘とも心が病みかけていました。
一度、奮発して4人そろって阪神対中日戦を大阪ドームの内野席で見にいきました。息子とても嬉しかったようで、新聞を切り抜いて絵日記にしていました。
どん底とは言えたこの時期、4人とも何とか明るく振舞って、乗り切れたことを今でもよく頑張れたと思い返せます。
その後、何とか毎年の生検で小康状態を繰り返し、小児慢性特定疾患から指定難病にキャリーオーバーはしたものの、息子は大学を卒業して企業にも就職できました。妻も当時の癌のステージでは多くライフイベントを諦めかけたほどだったのが、考えれなキャンサーサバイバーとなって通常に生活しています。
岩田投手自身が多くの糖尿病を患いながらも頑張った先輩に励まされ、自ら基金も作り慈善活動をされていました。
いろんな思いの詰まった引退発表、号泣されていた姿にこちらも目頭が熱くなりました。
アスリートの引退は年齢的には若く、まだこれからの人生の方が長いので、それもまた大変ですが、それぞれ素晴らしい現役生活を胸に刻みながら、元気で頑張って欲しいです。

成長戦略に期待、ノーサイド?岸田文雄新総裁             ♯自民党総裁選 #勝てば官軍、負ければ賊軍

総裁選は岸田文雄さんが当選して自民党第100代総裁になり、総理大臣になられるのでしょう。
混戦と言われましたが、知名度と人気のある河野太郎氏への包囲網という感じ動きもあり、2位3位連合での逆転ではなく、第1回目から僅差の1位となり議員票構成比の高い決選投票では3位の高市さんの票を集めて差をつけて順当な逃げ切りでした。地方票の1位は河野氏でしたが、議員票では第1回で3位となるなどかなり切り崩された印象です。


【自民党総裁選のレギュレーションについて】
私は中途半端にポピュリズムに迎合した党員・地方票のシステムはいらないと思います。間接民主主義だからあくまで選ばれた議員が政治のプロなのですから、議員だけで決めればいいと思います。
民意を反映しないというのは違うのです。その替わり、世論や党員の意見を地方の党大会等選挙区でもっと機会を設けよく聞くようにするのです。あくまで議員の投票や活動に不満があるなら、その議員に投票しないとか別の党を支援すれば良いのです。
最終的には中央の派閥より、もう少ししっかり国全体と国民のことを議員が公平に判断できる仕組みを作るのです。
総理を直接選べるのが党費を払った自民党員ですというのではなく、議員を通して民意を反映しやすいのが政権与党ということでいいのではないでしょうか。

【成長戦略への課題と期待】
保守本流とはいえおっとりしたお公家集団とも揶揄される宏池会の岸田さんで、その人柄も戦闘的な印象は薄い優しい感じで有事にはどうかとも思っていました。
しかし、いろんな要素が絡み合い、前回の悲運とは反対に見事に当選されました。国の内外には多くの課題が山積しておりこれからこそ正念場です。
カープ大好きな岸田さんは自民党全体で「全員野球」、4人で行脚して長く戦った総裁選仲間も「ノーサイド」を標ぼうして仲たがいなく政権運営をしていくこと、「新しい自民党」を標榜されていくとのことです。
ノーサイドはいい言葉ですが、戦いなので切り捨ても必要かもしれません。しかし同じ党なので批判や対立ばかりではダメで、よく議論してもらい、今回でも討論されたり各候補の提案も実現に向けて欲しいものが多いです。
また高市さん、野田さんは提案もそうですが、話もうまくわかりやすいです。このスタンスは大事だと思いました。河野さんの改革に関しても課題認識は悪くないので推進段階での優先順位ときめ細かさも必要です。大胆な改革は、岸田さんの成長戦略、所得倍増に繋がります。
野田さんの掲げた「少子、子育て」からもですが、最終的には経済政策が成功しないと何もかもうまく回りません。岸田さんと、新しい与党に相当の覚悟が必要です。
良い方向に、日本が進んでいくことを祈念します。

勝てばいいのかという時代              #勝てば官軍、負ければ賊軍

「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があります。戦いに勝った方が正義であり負けた方は不義、逆賊という道理や本当に正しい道ではなく、強いものや卑怯な戦いでも勝てば良いのだという慣用句です。
由来は戊辰戦争での新政府軍と旧幕府軍の勝敗から来ています。
スポーツにおいては「明らかに誤審やらでおかしな判定で勝敗が決した」「勝負には勝ったが、見ごたえのない試合だった。次につながらない勝ち方だった」
本来は勝者をたたえたり、批判するべきところを、やや達観して表現する感じです。
ビジネスとか、芸術等の世界でも、本当に良い仕事や、人物が、何らかの人脈や背景等で評価されない場合があります。政治的な要素とか言われます。それでも勝利して上に行く場合は認めたり従ったりするしかありません。
しかし、この頃スポーツや芸術を見る目も肥え、ビジネスの評価も客観的なものになりつつあります。
不正経理等、コンプライアンス違反で売り上げを計上しても、「勝てば官軍」ではありません。
あまり国民全体がスポーツの中身に詳しくなく、与えられるソースもコンテンツも少ない時代。巨人が勝ち、力道山が勝ち、日本代表が勝ちさえすればバンザイだった時代がありました。
サッカーの人気が出だしたころはまだ今ほどマニアックには見られたいませんでした。。ワールドカップの上位進出はおろか予選すら勝てないレベルでしたから、そんな代表が初めて予選突破を目明日となるともう大騒ぎでした。何でもよかれで勝って悲願の本大会に出られれば良いという時代でした。
今は勝利も必要ですが、本大会で優れたパフォーマンスができるかが重要になってきています。
戦争や政治の戦いは同じではないでしょうが、やはり勝たないと何にもならないのですが。負けたからといって全否定されるものではありません。
政治の世界は特に、謀略や裏切りは常です。
不戦条約や中立条約等も形勢が変われば反故にされます。
同盟とかだって、国の事情でどうなるかなどは歴史を見れば分かります。
党首を決める政治家も、政策やきれいごとを並べますが、人柄や実行力もありますが、やはり過去を見ると、裏切りや策謀が渦巻きます。強いものが勝ち、約束や公約は反故になるときもあります。
権力を得て、実際に自分のやりたかったことをやる。これはある意味正当です。実際に権力を持てばそれまで、渋々我慢していたことを一気に吐きだし、支援した側から見ると裏切りに移るときもあります。
逆に、権力を持っても、自分のかつての理想や主張は忘れてしまい、権力の座を維持することが目的になってしまうケースもあります。上に立つと、見えてくるものややらねばならぬことは多いですが、本来の目的を忘れては自分を見失っています。
負け方は大事です。無条件降伏は最低の負け方です。勝った方は歴史を作ります。事実も歪められます。その時は勝てなくても、真実や正義はいつか実現するため粘り強く戦い続けることは必要です。「勝てば官軍」はやはり間違いです。
正義と真実、その人の主張は一度の負けで消えません。正しい方向性はひとつです。事実を捻じ曲げた歴史まで敗者が蒙る必要はありません。

ねんきん太郎が憂う

河野太郎ではなくて、ねんきん太郎が日本年金機構のマスコットキャラクターです。
河野さんも唐突に年金改革、最低保障年金等を総裁選で叫び出しました。他候補から財源で突っ込まれると、高額所得者の給付停止や消費税財源と言われました。
民主党政権もかつて、そのような改革をマニュフェストに掲げたが実現できませんでした。
一見、多くの貧しい層の投票行動にアピールできそうです。なかなか中身を根本から替えるのは難しいでしょう。
言葉だけで改革と叫んでもあまりこちらの太郎さん河野太郎は年金についてもご理解されてないことが多いのです。
これを書いてしまうと問題かもしれませんが。みんなが最低保障をもらってしまうと、日本はダメになると思います。
イヤな仕事やちらい仕事でも必死にやり、投資や貯蓄のことも真面目によく勉強するから成り立つ社会のためです。頑張っても頑張らなくてもばらまかれるものは同じということはモラルが下がります。
ましてやそれを税金で支えるということは増税で結局多くの人が今より不幸になり、日本の国際競争力を弱めます。


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河野太郎ではなくて、ねんきん太郎が日本年金機構のマスコットキャラクターです。
河野さんも唐突に年金改革、最低保障年金等を総裁選で叫び出しました。他候補から財源で突っ込まれると、高額所得者の給付停止や消費税財源と言われました。
民主党政権もかつて、そのような改革をマニュフェストに掲げたが実現できませんでした。
一見、多くの貧しい層の投票行動にアピールできそうです。なかなか中身を根本から替えるのは難しいでしょう。
言葉だけで改革と叫んでもあまりこちらの太郎さん河野太郎は年金についてもご理解されてないことが多いのです。
これを書いてしまうと問題かもしれませんが。みんなが最低保障をもらってしまうと、日本はダメになると思います。
イヤな仕事やちらい仕事でも必死にやり、投資や貯蓄のことも真面目によく勉強するから成り立つ社会のためです。頑張っても頑張らなくてもばらまかれるものは同じということはモラルが下がります。
ましてやそれを税金で支えるということは増税で結局多くの人が今より不幸になり、日本の国際競争力を弱めます。

大吟醸 北秋田を呑む

しばらく、体調がすぐれなかったり家族の入院デスクランブル態勢だったためお酒を飲んでいませんでした。
この夏に飲もうと思って買った日本酒とウイスキーでスコッチは空けて飲み終えたのですが、こちらの大吟醸酒「北秋田」がまだでした。
体調が悪く、頭痛薬も欠かせず、公私にストレスの多かった8月後半から9月、もう飲む機会もないかと思った時もあるくらいでした。
ようやく昨日何となく、思い立って封を切りました。
大吟醸酒としてはお手頃のコスパで、辛口、口当りが良くスッキリしてシンプルな味わいでした。すぐに酔っ払いそうなのでグラス1杯と2杯目は半分くらいにしておきました。それでもかなり酔いました。久しぶりのせいか、まあ年齢もありどんどん酔うまでの量が少なくなっています。
地元京都、伏見や灘、雪国米どころでも新潟、宮城に比べてもややマイナーな秋田。秋田県北部内陸の大舘市の北鹿酒造です。
秋田にはかつて転勤で住んでいましたが、食べ物もおいしく独特の人情深い土地柄です。そんな秋田の厳しい冬と、短い夏を過ごしたお酒です。何かと潤沢な伏見、灘とは違う味わいです。
外呑みも始まるのでしょうか。社会全体がいろんなストレスを抱えていて、ちょこっと呑むことはやはり欠かせないのでしょう。

政治は目の前の人も最大多数も救わないといけない

少しコロナ禍も落ち着きましたが、一時自宅療養中の患者が急変して亡くなったり、中等や重症になっても救急車等から受け入れが決まらず亡くなってしまうという話、あるいは妊婦が感染し入院が遅れ赤ちゃんが死産という痛ましい話がありました。
感染症指定以外の病棟は空いていて、医師も救急対応のスタッフもいるのに、もどかしいルールに縛られ、現場の救急救命士や保健所職員も結局病院へすぐ搬送させることができなかったということです。
「目の前の命を救いたい」もし、そこに倒れている人がいたら一般人でも医療関係者でもできることをするでしょう。AEDでも人口呼吸、心臓マッサージでも必死にやるでしょう。
救急救命士、看護師になると知識や技術がありできることも増えますが、やはり医師でないとやってはいけないことも知っています。
医師になれば、指定感染症とみられる方にが、その施設でないとできないことに苦しみます。しかし、目の前で命が奪われるなら、そんなこと言ってられないでしょう。人を介し、電話を介してもそれは同じでしょう。そして、目の前でできることを増やすために法律や決め事を改善、指導していくのが、立法府、政治家、議員の務めのはずです。
政治家は志高くその仕事についたはずです。その過程で継続してその地位にいるためにも周りの人に助けられ助けてきました。
目の前のこと。自分の身内、地元、後援者。支援団体のための動いています。
この活動への動機は複雑になります。
目の前の大切な命、そこからの未来の日本のためには、いままで支援してくれた団体に我慢してもらうあるいは廃業して別の仕事に回ってもらうときもあります。
与党自民党や、野党の立憲民主党でさえ、それぞれ企業や業界、組合などの票田を意識した縛られた政策になっています。しかし自民党が揺ぎ無い政権を持っており、一つのグループの票田が減ってもそれはせいぜい党内の勢力争いです。目の前の命に比べると、大したものではありません。伝統的な業界もデジタル化をはじめとした流れで早いうちに切り替えないといけないことの方が多いでしょう。その辺りも新しいリーダーへ積極的に変えるべきだと思います。

目の前の命を救う 医療ドラマと現実 #MER

先週終わったドラマですが、現実の医療現場や政治を揶揄してスカッとしましたね。かかりつけの街医者さんも実はお医者さんてみんな目の前の命救いたいと熱い使命感でやっておられるっていうたはりました。ドラマだけのものでもないそうです。
TOKYO MER~走る緊急救命室~感動のセリフを ネタばれ含む
喜多見チーフ「待っているだけでは助けられない命もありますから――」
音羽厚労相医療技官「彼らはヒーローなんかじゃありません。MERのメンバーは単なる医療従事者です。彼らは誰かに褒められたいからでも、認められたいからでもなく、ただ目の前の命を救いたいという気持ちだけで行動しています。今の日本に必要なのは、誰かのために頑張ることができる、彼らのような存在です。そして、それを支える周囲の協力です。ああだこうだと理屈つけて、安全な場所で批判ばかりするあなたたちに、彼らを笑う資格なんてない――」
赤塚東京都知事「政治家がきれいごと言ったらだめですか?私は最後に、純粋に、人の命を救う政治がしたかった」
白金厚労大臣「政治家は国民の命を守ることが仕事だと思い出しました。命を最優先します」
最終話は敵対していた厚労大臣が、知事側に寝がえり、多発テロで危機の東京を神奈川埼玉や近県の救急車、医療施設提供を呼びかけ救います。日曜劇場恒例、ハッピーエンド、黒幕の与党天沼幹事長は失脚、テロリストも撃たれてMERが救います。


なかなか現実は医療現場の国と自治体、横の連携は進まないし、悪も失脚しないけど。やはりドラマか出来過ぎの部分も多いでしょう。しかし何とか多くの人の命にまっすぐ向かい、助けることが当たり前の現場医療関係者に対して政治家や医師会の偉い人が邪魔だけはしないで欲しいです。

「チルドレンファースト」は必須「省庁再編」はその手段                     #チルドレンファースト#自民党総裁選#省庁再編

自民党総裁選、現時点では結果はわからないですが。討論会に関してはいざ総理になってからの質疑や記者会見よりも面白いと思います。
実際にはまだ総理大臣になってはいないので、今「こう思っている」という本音が垣間見れ、実際になると党内外の圧力、官僚のレクチャーも受けるため、こうも率直には語れない地金がでたりしてます。知識不足や夢物語に近いものもありますが、課題をとらえたそれをやってくれれば内容的にはいいものもあります。
日本には今喫緊の課題が多いのです。
一般に河野さんは改革の突破力や世代交代、高市さんは日本の力強さを蘇らせるような保守の力を期待されています。また岸田さんも「所得倍増」「聞く力」野田さんは「チルドレンファースト」とそれぞれ丁寧な説明もされ、予想以上に聞かせる部分もあります。
河野さんの改革、高市さんの保守への回帰、それぞれ多少の方向性は違えど、自民党総裁に応援されて総理になればなかなか実現できることは限定的になります。
野田さんに関しては露出できただけで当選の可能性はまったくないので、絵空事で野党のマニュフェストと同じに捉えられるかもしれません。しかしまあ現在も幹事長代理で大臣も務めた人、ある程度具体性はあります。
喫緊の課題の大きなものとして「少子高齢化」があります。もちろん言葉としてはそれなりに浸透しているのですが、どうも具体的な対策も数値目標も出てきません。実は全く喫緊でもなく逼迫もしていない「地球温暖化」がカーボンニュートラル、CO2いつまでにいくらとか具体的に言われるのに不思議です。
報道量も少なく、たまに保育園や手当、子供の貧困等も取り上げられます。しかし地球温暖化で白熊が氷山から落ちるどうでもよい映像に比べ日本が温暖化防止の約束を果たす頃、どれだけの人口、若者比率の低い老人国になっているかあまり危機感は伝わりません。
日本のCO2がいくら減ろうが、地球や日本の気温や気候にいつどれだけの変化があるかわかりません。対して日本の出生が少ないと、成人になる人口は20年(18年)後、労働して子供を作り国を支える人は確実に減ります。
2020年で3割が65歳になる人を占めています。このペースで人口が減るとGDP上位どころか、2020年、2050年と坂道を転がるように5割が老人の人口比率で、人口も1億を切り、国力は下がります。2100年には絶滅危惧種とも推定されます。
伝統文化とか地方創生とか国防とか、そんなことも支える人間がいての話です。
省庁再編もでました。厚生労働省はとくに、大臣の業務も広く多すぎて議員による官僚の監視が最も難しいところと言われています。行革と、省庁横断、縦割り打破、再編と何度となく昭和から叫ばれ、巧に先延ばしや骨抜きにされ、役人の権利と行政の贅肉は守られてきました。国難ともいえるほどの先の暗い少子高齢化に対し待ったなしです。
霞が関も大幅に改善し、子供庁に関する体制にならないといけません。
少子化対策は、野田さんは無理として他の誰が総理でも、安心できる未来の日本のために一丁目一番地の主要政策にならないといけないのです。

専門家が予想もできず、結果も説明できない感染者激減!

テレビ出ている専門家の、予想では8月下旬から9月には東京で1万人や2万人にもなるとも言われていたが、感染数は激減しました。
人流はほぼ変わらずなのに、この予想を外した新型コロナの激減は、専門家も「解らない」が正直なところのようです。後付けで誤魔化す二枚舌めいた専門家やキャスター、仮説に間違いはあるから素直に謝るべきです。
医療の専門家なのですから、目の前の効果的な予防手段や、治療手段が専門なだけです。社会への感染拡大とその防止手段の影響等は専門外なのでしょう。感染予防の具体策と医療体制の連携への意見を述べるだけでいいと思います。
たとえ感染症の専門家でも、風邪型ウイルスでなかったり、そもそも人流の影響とか感染者数を統計分析して、社会での動きを予測することができる「専門家」と呼べる人等いないのです。医学関係の肩書なら何でもありで、恐ろしいことを煽り面白くしゃべるキャラ立ちした人に適当に任すテレビ局もテレビ局です。
人流や行動抑制等ほぼ関係なく、ウイルスはピークアウトしたのは誰の目にも明らかです。似非専門家は説明できません。
大丈夫というと、今度怖がってくれないと思っているのかもしれませんが、それは逆です。どうせ適当な煽りと思われているから誰も従わなくなっていたのです。
専門家といわれる人の言が適当で煽るばかりで、間違っても誤りもしないし責任はとらない。高いギャラを貰って本業の病院からも俸給がある人の、少し怖いぐらいに予測しとこうで、多くの人が真面目に自粛して廃業に追い込まれたりしていたのです。
完全な正解はなくとも、間違えば謝り、その根拠も示して欲しいです。
ウイルスは何だか、劇的なカタストロフを自ら選んだような感じです。それをちゃんとした専門家なら少しは予想し、説明できたはずでしょう。

年金問題について #自民党総裁選

自民党総裁選、事実上の総理大臣が誰か現時点では分からりません。なかなか活発な議論が報道されています。
自民党内なので、派閥領袖や支持団体はそのままなので、誰がなっても大きな違いはないようにも思えますが、それなりに実現優先や人間としての了見や対応力には差がありそうです。
自分の今の仕事に近い年金改革についても論争されていました。
河野さんは、国民年金が主の人が、免除や未納があると老齢年金が満額にほど遠い上。とても生活できないから税金で補償する的な話。国民年金保険料を税金にする。結局生活保護、ベーシックインカムと同じようなことなの改革を提案し、財源等でツッコミどころ満載で、実際質問されるとボロを出してます。
岸田さんは、厚生年金の範囲や負担をさらに増やして、年金財政を改善することで、基礎年金(国民年金)のみで低年金の人の対策ではない。
それぞれの問題点はわかるけど、岸田は「年金財界改革」河野は「年金低年金者救済を税金で」だから、焦点の合った議論にはなってない。
野田聖子さんは、先の年金改革で2100年までの安心を訴え、現行制度の補強程度でいいと主張した。

大きな問題としては、
①厚生年金でさえ、やがて現役所得の半分の代替が厳しくなる②現在の給付の半額の国庫負担を維持することが年々難しい政府全体の財政の問題。
③その厚生年金よりもさらに満額で年78万円、月約65000円の国民年金の方との格差問題。
④さらにその低い国民年金すら未納、免除で減額されてる人がいる。これは支払ってないから自業自得かもしれないが、老いたり病気になると、おそらく月15万ぐらい(個人差あり)の生活保護になります。
この財政負担と、不公平感。事務の煩雑さ。岸田は①②、河野は③④のことをそれぞれあげつらうから、聞いててわかりにくいです。
①②と③④に大きく二つに分別される年金の課題を議論しているようです。
確かに年金改革は一度安心とされ野田さんの言うとおりですが、課題と矛盾は景気が悪くなるなり、少子で働き手も年金保険料を払う被保険者も減れば厳しい財政は浮き彫りで残ったままです。野田さんのど真ん中少子化対策がないと、まさに将来の社会保障はかなり厳しい見通しです。
ちょっと前に老後の資金が2000万円不足という、どこが出所かわかりにくい問題が国会にも出て、いろいろ騒がれました。年金100年安心は嘘だったのかという提起もされました。この問題も、誰を対象にしたのか今一つ分からず年金の不安だけが妙に煽られ、竹中平蔵あたりから生活保護も一体化したベーシックインカム論が出たりしました。
しかし、実は国民年金の月65,000円というのでは元々2000万円どころかそれ以上苦しいのですから、自営業の方で国民年金一本の家庭の人が年金だけで生活できるとはハナから思っていないので、この2000万問題は前段の③④の問題とは関係ありません。

ただ年金に対する漠然とした不安や不満と、給付する側の関係者が財源への不安から問題提起したのかとも思われます。
元々喫緊の問題ではない③をここでわざわざ蒸し返す、国民年金の立場から遠い大金持ちの3世議員河野さんの意図もよくわかりません。
対策として、河野さんが「現在の年金料を税金にして相殺し、対象者を細かく見ないと消費税財源でいくら上げるかわからない」「年金受給者でも1億とか所得がある人には給付しない」と迷走気味の説明をし、岸田さんが「税は上げず厚生年金の範囲や負担の拡大でカバー」としています。
賦課方式で給付の半分が国庫負担の年金は、インフレの対応を含めてある程度長寿が見込める受給者にはメリットは大きいものがあります。
だからこそ無理をしてでも老後に備えて保険料を支払ってきたのです。年金は老後を主に障害や遺族のための補償を約束した保険です。
保険料を支払った人にいざとなって払わないというのでは約束違反で信頼を失いますし、そもそも保険料を納める人がいなくなります。
国が開き直って強制的な税方式にするならキチンとした説明がないと納得できるものではないでしょう。
払った人も払わない人もやがて同じように救済されるという風聞が流れるだけで、「なんだ払わなくてもいいのか」となり納付意欲もなくなり納付率は落ちます。
今の制度と整合性を持たせながら段階的に変えることは、なかなか河野大臣のハンコ廃止のように急に流してすぐできるものではありません。難しいのは段階を踏めば、過去の制度も含めて制度全体は煩雑で難解になることも覚悟しないといけません。
確かに結局④の生活保護の方がまあまあ沢山貰えるという矛盾と、年金や生活保護の煩雑な手続きから審査までの事務にかかる様々な一連の人件費等の負担を考えると社会保障の基本をベーシックインカム一本化にしたらという説も将来的にはありかなとも思います。
デジタル化が粛々と進み、所得情報や戸籍、医療等のデータ把握もマイナンバーですぐわかるようになれば今のように役所や年金事務所で手書きの書類で申請して2カ月以上給付にかかる等もなくなります。
少子化、デジタル化、成長戦略による所得増、雇用拡大、日本の抱える課題は結局は全て繋がります。もちろん国家、国体を維持するには国民、領土、統治機関が大事であり保守として外交、防衛も大切です。
これらは両輪、両面です。尖閣列島や国境の島が守られ、敵の攻撃への防御兵器等も優れ、天皇制の男系が守られたとしても、国民が2030年や2050年の近未来に激減していたら、どうなるでしょう。国を護る、自衛官も警察消防、土木や港湾、農林水産若い力なくして国民が激減すれば成り立ちません。
日本の未来は社会保障を相当真剣に考えないと国体維持が難しくなることが、年金問題だけからも垣間見れます。