年末へ雑感:サンタを数えて待つ季節

 二十四節気であり大きな1年の節目の一つ冬至を過ぎ、一番夜が長い時期です。1年の収穫を感謝し、新しいワインの出来を愉しみ、勤労感謝の日で今年最後の祝日も終わるとクリスマスや年末がくるなあと思います。
 喪中で新年あいさつの欠礼もいくつか来ましたが、年賀状そのものが減る中でこういう習慣もやがて衰退して消滅するでしょうか。
 年末の忙しい人、年明けの準備が大変な人などそれぞれ、1年の中ではややイレギュラーなムーブがあります。

 重大ニュースだとか、流行語とか、今年の漢字とかいうと実は10月くらいまでの事柄からピックアップされているのがわかります。年末調整というのも、アウトソーシングが増えてだんだん締め切りが早まっていますが、12月までで今年の払った税金や社会保険料などの収支を全て整えるのは実は難しいものです。12月の引き落としが落ちない場合もありますから、確定申告があるとはいえ、2月ころまでにすべてを調整でいいと思うのですが、日本の年末というのは何かと気忙しいものです。

 本格的に寒くなる季節です。暖を取りながら今年1年のいろいろを振り返り、少しのんびりしてもいいと思います。子供の頃、サンタに望んだ夢は何だったか思いだしてみるのも良いでしょう。きっと人生の道筋が確かめられます。

ワールドカップサッカー #カタール

 やはり始まるとサッカーの面白さや、最新のトレンドなども気になり見てしまうFIFAワールドカップです。
 ドーハの悲劇の頃は、本当に自分自身も若かったし、サッカーを見る社会の目も違いました。その後、どんどんサッカーの人気も広がり、世界一のスポーツイベントであるという理解も日本でもだいぶ進みました。それによりお金の大きな流れもかわりました。まあそこはここでは目をつむりましょう。
 サッカーのルールやレギュレーションはマイナーチェンジしており、今回もオフサイドを半自動AIが判定するなどメカニカルな進化を遂げています。他スポーツもそうですが、あの判定を待つ微妙な間は賛否でそうですし、結果アディショナルタイムが長くなるのもちょっと違和感もあります。

 中学時代、大会の応援で線審をさせられ。オフサイドやコーナーキックの判定は難しく、よく間違うと怒られそうで緊張しました。

 Jリーグや代表戦などでさえ、明らかな誤審でないにしろ、コーナーキックかゴールキックかの判定の間違いは、よく見ているとざらにあります。人間が瞬時に判定するのですから、間違いがつきもので、スポーツの審判とはそういうものでしょう。文句たらたらでも再開するしかないのが審判への権威です。文句言わずリスタートすると、間違いに気づいた審判はどこかでお返ししてチャラにしてくれるケースもありました。

 サッカーは、ルールそのものは単純ですから、そこからさまざまな戦術が生まれます。国としての、体格などを活かした戦い方もあります。
 個人的には開催国カタールはじめ、イランやオーストラリアも惨敗でしたがアジア勢に頑張って欲しいところで、サウジアラビアが南米の強豪アルゼンチンに勝ちました。そして、日本がドイツに打ち勝つ快挙です。サウジアラビアは国内リーグの選手だけということで、元々身体能力は高い民族ですが,感心します。日本もかつては、外国人帰化の助っ人を擁していましたが、基本は日本人だけになりましたが、所属は欧州リーグがほとんどです。

 世界的には、ヨーロッパの金満リーグが世界のサッカーの中心になりました。南米勢が日韓開催以来16年4大会優勝から遠ざかっているのも寂しいですが、かつて足技を駆使した王国と言われた南米も、今のサッカーの主役ではなくなってきています。身体能力の強い欧州プラスアフリカ移民系の力にが差が出てきています。
 日本がベスト8というのは相当なハードルですが、小さい体格ながらも日本人らしいサッカーでさらなる健闘を祈ります。

#ウォーキング 真剣にやれば1日8000歩で良い

 ウォーキングは気軽にできるし、お金もかからないし、健康にもダイエットにも良いということでしている方は多いです。

 ただ、間違っている方、誤解している方も多いようです。私もそうでした、いくつか、ポイントを整理しましょう。

 徘徊に近いようなうろつき、ただの散歩とウォーキングは違います。GPSなどのスマホなどの機器で歩数がカウントでき、昔の万歩計よりも制度が高いようでも、ただ歩いて、異動している、心拍数や位置情報で類推しても「徘徊」は徘徊です。

 心肺機能を高め、免疫力を高め、自立神経も活発にして、代謝を促進し、睡眠の質も改善する、ダイエットにもつながり、ボケ防止にもなる。ウォーキングはいいことずくめのようにいわれます。それだけにただ歩数を稼げばいいのではないのです。

 観光地やら、いろいろめぐるのに2万歩3万歩とか、自慢する向きもあります。アスリートなら確かにジョグやらランニングで10キロ20キロ走らないといけません。そのあたりで一般の人も1万歩いや2万は必要とかになり、いろんなアプリも歩数を稼げばポイントがつくとかになっています。しかし基本はしっかりした歩き方で、毎日8000歩で十分で、それ以上はいわゆるウォーキングのメリットは頭打ちするようです。

 8000とは言え、一日万歩計をつけていれば通勤などで半分くらいは行く人ものではにでしょうか。大事なのは姿勢を正し、腕を良く降り歩幅をしっかりとって歩くことです。この8000歩はやや早歩きで少し汗をかき息も荒くなる程度にすれば、本当のウォーキングでとても良い運動です。

 朝のウォーキングをされる方も多いようですが、しっかり準備運動をとりできれば朝食後、最低でも水分は良く取ってからでないと、循環器系によくないそうです。

 まあそれ以上が難しく考えず歩くことです。私の場合、鉄道の廃線跡とか、ホーロー看板とか史跡遺跡探しのぶらぶらの散策が多いのですが。その合間のまっすぐ歩くだけの時は、意識してしっかりしたウォーキングをするようにしています。

 脚がしっかりしていると、基本自由のどこでもいけます。見慣れて飽きた景色でない方が楽しいので、ジムや施設の中よりは外がいいはずです。外を歩けるうちに脚を鍛えて、老化を防いでおくのは健康寿命にとって大事です。

日本人はスポーツを楽しむのが好きではない

 前にも野球とベースボールの話は書いたけど、今度ワールドカップが始まるがサッカーも日本人のサッカーの応援や観戦は今一つ楽しくなさそうです。他のスポーツのOB解説の中に平然と日本以外の対戦は見ないという人もいます。しかし世界の一流同志の、国のプライドをかけ最新の戦術で戦うサッカーは面白いはずなのですが、どうも一般的には何かリードする煽りが必要なようです。

 知っている人が面白いルールや戦術、選手同士や対戦相手との因縁などは、知らないと楽しめないし、深いほど面白いのですが、深すぎると一般に伝わらないのです。

 前に大谷翔平はスゴイけど、今の二刀流の記録だけを切り取って騒ぐのはおかしいという風な趣旨も書いた。素直に喜べばとの意見もわかるのだが、多くの人はMLBを愉しまず大谷の活躍のハイライトしか見ない。
 国内での優勝、最年少記録、最多記録、海外での日本人の活躍、注目するのはこれが主でスポーツのプレイ自体を楽しまない。
 これではもったいないというか。個人競技ではないので、少なくともチームは見ないと失礼な話でです。投手の記録と打者の記録を合わせて図る本来前例がない比べるものでさえない。二刀流も無理くりの記録で、その日米通算などもっとおかしい記録でしかない。

 日本人が活躍すれば何でもいいのかと思います。もう少し競技の本質を見て楽しむよう、大谷の報道も変えて欲しいものです・
 個人的には、将棋界の藤井聡太さんの最年少記録で、ふだん将棋とは無縁で棋譜読めない将棋ほとんど知らない人が騒ぐのと同じで、マスコミが報道を煽るから、そんなスゴイことなのかというので一喜一憂するのでしょう。
 言い方は悪いですが、最年少ということと将棋そのものは関係ありません。そのタイトル戦がどういう相手でどういう戦術で攻防があったかを報じず、ただ若年記録が更新されることがニュースとは思えないのです。
 あまり批判すると、論旨と違うところで嫌われるので、翻ってNPBの応援の板を見てると、もう高校野球はみんながよく見ています。都市対抗ではなく高校野球とJリーグが日本のフランチャイズなのです。
 やはり高校野球の戦術や敢闘精神、一度負ければ終わり、3年で終わる哀切みたいなのが心情に沁みるのでしょう。それはそれで、やはり面白いなあと思います。東北勢の健闘、大阪桐蔭の番狂わせの敗退、近江と高松商の激闘など、すべて良かったと思います。みんな必死ですから、それは、ちょっとプロとはまた違う美しさがあるのです。

 Jリーグは入れ替えがあり、NPBは入れ替えがない。一発勝負の必死さはリーグ戦で興行的に伝えるのは、優勝マジックとか、プレイオフやら降格条件の分かるリーグの戦績表が必要です。じゃあ、優勝やプレイオフ、個人記録の絡まないチームに何も興行的価値がないのかというと、そんなことはないはずです。
 プレイそのものを見ることを楽しむことです。
 そこがなかなか日本人は理解できない。昔職業野球といわれた,王長嶋のスターが出るまで人気が無くプロ野球が嫌われ、大学やノンプロが潔いとされたのは、興行的な消化試合じゃないかという意識があるのでしょうか。

 その面では多かれ少なかれ、プロレスや大相撲はエンタティメントを意識して進化した興行です。

 ひと昔前は、内容はともかく最後に 力道山などのスターが出てきて勝てば良い時代で、その中身は問われなかったのです。今は背景は複雑です。

 野球もNPBでさえようやく球数制限、分業、休養日など理解が進んでも、未だに人気のあるのは過去鉄拳制裁やパワハラで選手を潰して短期的成果を上げた時代の指導者だったりします。

 メジャーはとにかくボールを遠くに飛ばすフライボール革命が、主流で日本の野球とは違い、初めて球場を訪れるファンに分かりやすく変わってきています。その方が誰にも分かりやすく、強く、派手で面白いからです。大谷や村上はその点でメジャーに近い選手です。

 勝つか負けるかのガチンコは、勝てばいいという身勝手な社会教育になりかねない面もあります。実際イチロー、野茂、大谷も村上も甲子園で優勝したわけではありません。パーフェクト投手のロッテ佐々木も甲子園出場前に温存されていました。

 スポーツを観る楽しみを、もっと報道や先駆は伝え、ルールや規定、戦術も柔軟に変えていくべきです。またファンは、深い部分を愉しむところを見出すことに力を注いで欲しいです。

 

睡眠は人生で大事なこと  #眠れない人のために

 5人に一人が不眠症に悩み、睡眠薬を常用しているそうです。薬を日常的に飲むと腎臓を傷めたりしますので、できれば毎日飲むのは避けて、自然に食べて排泄して、動いて、寝られるのに超したことはありません。

 私の父はコーヒーを飲むと寝られなくなると言って、紅茶は飲んでもコーヒーは飲みませんでした。これなどは思い込みだったと思います。

 私も学生時代ゴロゴロ寝てて、いざ死後になった時、朝早く起きないといけないと思うと寝られない時がありました。当時は研修も雑魚寝、寮は相部屋の共同生活ですぐには寝つけず、会議や講義で居眠りしたくなるのもザラでした。よく考えると勝手な不眠症です。

 もちろん私は医者ではないですが、薬の処方は患者の要望があればある程度柔軟に対応して、よほどのダブりや飲み合わせ以外は全体に薬の量が増えていきます。

 母も老いた頃は、毎日山のように処方された薬を小袋に朝夕晩と分けられて、薬ばかり飲んでいました。毎日孤独で不安で眠れないといいながら、それでいて深く寝入って、父の死に目に会えませんでした。

 年配になると日常的に「眠剤、眠剤あの眠剤がないと」とこだわる人が多いようで、今年入院した人もそういう人をよく見ました。しかし、夜は寝つきにくくとも、昼間は良く寝ておられました。もちろん個々に病状は違いますが、寝られないから死ぬということは絶対ないというのは見ていて分かります。

 明日緊張する試験とか、発表会、試合や仕事を抱えている現役の世代の方が、寝つきが悪くなるのは分かります。あるいは毎日の仕事や学校、社会生活に問題があったりするストレス系も不眠に繋がります。

 私の学生時代もそれに近かったのっですが、昼夜が逆転した仕事や徹夜が多いなどがあると、体内時計が狂い不眠症になりやすいようです。

 ただ布団に入り暗くして横になっていると、身体は安らぎ眠っていないようでも一睡もしないということはないようです。これは最近スマートウォッチをつけて寝ていると眠りの質や時間が良く分かります。どんなにぐっすり寝たつもりでも深い眠りに時間はほぼ一定ですし、短い睡眠時間でも質が高い時間はまあまあ確保しているようです。眠るということを意識しなくても横になって安静にしている時間も大切だということです。

 最近読んだ脳医学の本で、人間は目に朝強い光を浴びると約15時間後くらいに、眠たくなるスイッチが入るそうです。これを自分の身体で図ってみると確かに当たっているケースが多いです。6時頃に朝目覚めて、朝日を浴びると、夜9時頃には眠気がきます。雨や曇りでも意識して強い光を浴びるなど、朝のエクササイズを外に出て頑張ると、夜の寝つきが良くなります。そして寝る前にパソコンやテレビの強い光を浴びないこと、タブレットの電子書籍ではなく、紙の本を読んで寝ましょう。

 特に人生の中で寝ている時間は長いです。食事や排せつ、運動などはここまで長くありません。活動があって休養があるのですから、それなり大切だとは思いつつ、あまり悩まずに横になれば良いと思います。

立冬:寒さに備える 季節はめぐり冬に

 春夏秋冬という言葉が日本にはあり、12星座でも春分がスタートです。一年の最後、冬は終わりの季節なのでしょうか。

 春に芽吹き、夏に花開き、秋に実を結んだものが、冬は収穫され蓄えられ、次のステージに備えるような1年にも思えます。24節気は旧暦なので実際よりも早いと言われますが、天気図ではもう北部、日本海側が曇天の日が増えてきています。今月末には北国は雪のところもあるでしょう。

 秋の祭りや、混雑した観光地や展覧会・イベントなどは避けて、ひたすら廃線跡だとか人気の少ないところを歩いています。

 なかなか、これが遺構、文化遺跡が巡れて面白い。何より美術館や博物館で人に押されて何も楽しめない性質なので、じっくり眺められるのが良いです。この高架橋などローマの楼閣、遺跡を思わせます。

 かつてそこに活力がみなぎり、繁栄があったものの盛衰を見るのは、何であれ意趣があります。

 晩秋なのか冬なのか、まだ厳冬と行かないうちに、歩いて楽しみます。

秋雑感:若くありたいと思う気持ち

 昨日会った人が、今年は紅葉を見て秋を楽しむ穏やかな時期がわりと長いのではないかとつぶやかれました。暑い暑いと感じていたら、急に寒くなるような駆け足さがないのと、コロナでの規制が緩んだせいもあるのでしょうか。

 伸びてきた髪をカットに行き、後は近所をウォーキング程度で、Jリーグの最終節のサッカーを見ていました。最終節に優勝もACL圏も残留と降格チームも磐田の降格以外決まっていないスリリングな展開でした。我が地元京都サンガもスコアレスで進み、アディショナルタイムまで点を取れば残留、負けか引き分けで清水が勝つと降格というギリギリの状態が続きました。結局清水が逆転負けで自動降格は免れたものの勝ち切れずにJ2と来週のプレイオフに回りました。

 カットすると白髪が目立ち、特にもみあげや耳の周りの短い部分が気になるので、夜は白髪を何とか黒くするリライズという古巣花王の毛染めトリートメントです。

 父親が結構若くして、オデコから髪が少なくなったので意識してトニックなどの育毛剤を欠かさなかったためか、髪の毛も多い方です。黒くするのは、もう癖か惰性か、見栄なのでしょうか。やはり、髪の毛が黒々とあると遠目に元気で若い印象を与えます。まあ近くで目の下や頬の皺やたるみの良く見える自分では老けているのが良く分かるのですが、そこまで他人はみないのでしょう。夏だけでなく春先や秋にも日焼け止めは欠かさず、化粧水と保湿系のクリームを使うのは長年の商売柄ですが、今はそこにはそれほどお金はかけない安いものです。

 歌手の方でも、友人でも比較的若い頃から、スキンヘッドで通す人もおられますし、逆にずっとカツラという人も知っています。髪の毛は割と重要な第一印象ですし、その選択って結構人生で重要な部分だったのではと思います。ごまかすと言うと悪い印象ですが、それで自信が持てたり、相手に好印象を与えられたのならそれも良かったことですし、ありのままで堂々と勝負できた人もまた素晴らしい人生だと思います。

 女性の場合も薄毛もありますが、まあ髪の毛だけではない装いやらいろいろ難しい点は多いです。いつまでも美熟女的な人も良く知っていますし、可愛いというか元気なおばあちゃんになる人上品な年配になる方、それぞれおられます。何が正しいのではなく、それが自分の選択であり、居場所に合って入れば良いと思います。

 

 

カラオケでストレス発散

カラオケと言えば昔は、2次会とか3次会の定番コース、バスの中とか、あるいは少し大きな家でマイクと装置のあるところで宴会などでの余興でした。

 一人でカラオケとかなると、変人のような感じでしたが、今は小さなボックスが増えました。練習というのもあるのでしょうが、バッティングセンター並みに、気分転換やストレス発散の憂さ晴らしに唄いまくる人も多いようです。

 コロナ禍でとくに宴会は減りましたので、カラオケで歌を披露する場面は減ったでしょうが、少し収まると今の世代は結構集まるようですし、また年配でもいろんなジャンルの唄を知って歌いたい人も多いようです。

 かく言う私も歌うのは好きです。昔は2次会などがそれこそ多かったので、お酒が入ると人が変わるとか言われましたが、アルコールが全く関係なく歌いたかっただけです。
 一人カラオケの場合、他人の番を待たなくて気も使わないので良いです。ただ一人で歌うのは、時間がもったいないため一気に連続になりますから、相当疲れます。まあそれがストレス発散なのでしょう。

いよいよワールドカップ        サッカー少し昔話

 サッカーのワールドカップが今月開幕します。代表メンバーの発表が先日ありました。
「大迫ハンパない」と言われ、一時代を担った大迫勇也が代表落ちでまた時代の流れを感じるますが、長友佑都が36歳で4大会目の出場ですから頑張っています、4大会というと単純に20年近くトップにいるのですからスゴイものです。
 代表落ちの話でいうと、日本が初めてワールドカップに出場した1998年に、最終選考でキングカズ三浦知良が涙をのんだ会見が今でも思い起こされます。カズから、中田英寿、本田圭佑らの時代を経て、あれ以降毎回ワールドカップには出ている日本ですが、カズが牽引してJリーグとともに日本でサッカーがメジャーな人気になったことは間違いないです。

 そのカズが55歳で下部リーグのJFLながら現役を続けていることは驚異です。

 直前で落選したフランスの4年前、アメリカ大会の予選で出場決定かと思われた最終試合のイラク戦で、土壇場ロスタイムで追いつかれ引き分けで涙をのみ、ラモス、柱谷、中山、森保(現代表監督)らとともに倒れこんだ「ドーハの悲劇」がありました。そのカタール、ドーハで今月開かれるワールドカップです。

 このドーハの悲劇がJリーグの始まった1993年の10月28日ですから29年前になります。

 Jリーグ開始当時は、リーグ戦なのに延長ありのPK戦という、今では考えにくい独自ルールでやっていたり、前後期制プレイオフの時代もありました。

 ドーハの悲劇でロスタイムの失点と書きましたが、まだロスタイムが分からない世代はいないかと思いますが今はあまり使われません。そのうち完全死後になるかもしれません。インジュリータイムとも言われた時代を経て今はアディショナルタイムです。日本語は発音しにくいとか長い言葉を、スポーツでも適当な和製英語にしてしまいますが、ロスタイムも日本だけの言葉でした。TOEICテストなどでADD(付け加える)とかINJURY(負傷)という動詞はあるレベルでよく出ます。ロスよりもポジティブな表現です。


 そういえば初めて日本がワールドカップ出場を決めた、マレーシアでのイランとの第3代表決定戦「ジョホールバルの歓喜」も、今のルールでは廃止された、延長Vゴール、ゴールデンゴール方式で岡野雅行がシュートを決めた時点で、勝利が決まり岡田監督はじめ全員が抱き合って喜びあっていました。日本中が初出場に沸いたのですが、このⅤゴールの光景は現在ではあり得なくなり、試合時間は終了まで行われ相手に追いつくチャンスは今ならあります。

 あれから30年、私の中学とかで見始めた時代からだと50年近くで、リーグの人気も戦術などのスタイルもどんどん変わり、ヨーロッパにとんでもない強豪でお金持ちのクラブが台頭して、ワールドカップや日本代表の意味合いも少し変わってはきています。

 最近の戦術などはもう、子供の方が詳しいようになりました。何せ、ロスタイムどころか、クロスを「センタリング」と呼んでいた時代の人間ですから。
 ただサッカーのルールそのものはラグビーやバレーほど変わっていません。ゴールキーパーがバックパスで手を使えなくなったり、キーパーチャージの反則がなくなったり、攻撃面を有利にさせスピーディな試合にさせる若干の変更のみです。

 試合というよりリーグ戦のレギュレーションとして、勝ち点のリーグ戦では引き分けを1として勝利を2から3として引き分け狙いを防ぎ、攻撃的なスポーツにさせたのです。これは1990年代以前、イタリアとかのとにかく守り切る面白くないサッカーで人気が低迷したことからです。この変革からもう一度サッカーが世界で超メジャーなスポーツに発展します。

 ワールドカップが世界中の注目を浴びる屈指のスポーツの大会であることに間違いはありません。

15年後、管理費、修繕積立金、電気代などはどうなっているだろう!?

 マンションの理事役員、修繕委員をやってきた大規模修繕工事が終わり引き渡しが終わりました。

 新築で購入して、中学生や小学生で一緒にお風呂に入っていた子供があっという間に社会人ですから14年とは早いものです。ピカピカの新築と思っていても、いつの間にか雨風にさらされ、人々の行き来と使用に耐えてあちこち劣化、老朽化も進んでいました。新しい設備も10年過ぎると想定を超えた不具合や陳腐化が進みます。

 最初の工事からの不具合もあり、かなりの修繕をして回復しましたが、次回はまた予想を超えるものもあるかもしれません。
 ここへ来て。マンションの総合保険が一気に値上がりし、独自の電力会社を使う電気料金も値上げになる雲行きです。電気代抑制のLED化の検証もできぬままに、値上げの嵐です。あと15年の間には何が傷み、料金がどう上がるかわかりませんが、今40代後半という方も15年経つと定年や役職定年で収入も下がり、年金生活者の割合も増えてくるでしょう。
 そうやすやすと管理費を上げ、修繕積立金を上げるのは、マンションの財政うんぬんよりも居住者の支払いからして厳しいもので離脱する方や入居をためらう人が増えれば元も子もありません。

 貯蓄の取り崩しや年金生活になると、すぐには値上げに対応できずその分生活を切り詰めるしかないのが現状でしょう。

 共産党が昨日も辻立ちの演説で、何もかも値上げで、年金は毎年下がる、マクロスライド方式では年金支給は物価が上がっても下がり下がればそれ以上下がりるから改めねばと主張していました。良い方法があれば対案を立てて欲しいのでところです。今のやり方でも、過去からの経緯で直近や現役世代に比べもらい過ぎでいる方の年金支給は少しでも予告しながら減額しないと、給付に充てる財源がありません。本当に物価高、コロナ不況、円安に苦しむ人にはさまざまな救済をするしかないのです。

 野党は「消費税は廃止、年金は増やせ」と当事者能力のまるでない主張を繰り返すからだめなのです。

 もちろん政府側に立ち、体制側に立ち、値上げや財源確保ありきではいけないのもわかります。

 財務省なのから見ればミクロの視点でも長期の視点でも、財源を何とかしたいという思いがあるのもわかります。ところが、景気対策、コロナ対策、防衛費などでは、補正予算も含め大盤振る舞いで「日本が少々のことで破綻しないから、緊急の場合は仕方ない」がまかり通ります。これでは片方で節約し、爪に灯をともし1円を無駄にしないで削る努力は何だったになります。

 マンションなどでも、共用部での照明やエアコンの節電、マナー違反や事故などでの汚損破損防止をきめ細かくやり、次の大規模修繕の予算を少しでも抑えるしかないのです。

 それは日本の縮図でもあるはずです。15年後はどうなてちるでしょう。