会えない時こそのSNS

齢60なので当然戦前戦中も戦後の混乱期も知りません。ただひと昔前までそう、もう少し前私の子供の頃がテレビや電話がやっとほとんど各家庭に行き渡った時期です。それでも海外や長距離の電話は高価でした。多くのやりとりを今以上に手紙で行っていました。大急ぎは電報というものを使いました。
テレビ電話などが腕時計型で簡単にもてる時代に生きていることに驚きと幸せを感じます。確かに人と人が本当に会うことには意味はあるでしょうが、今はさまざまなツール、SNSなどの手段が実際にあうことに近いコミニケーションを可能にしています。
交通手段が飛躍的に便利になりさらに、通信手段がチャット等で頻繁に会話可能となりました。遠距離恋愛ももはや死語になる時代です。
コロナウィルスで、恋人や介護施設の家族に会えない等は、昔を考えれば耐えられないものではないはずです。
今の様々なツールを活用してコミニケーションをはかれば、怖れることも甘えることもありません。

リーマンショックの数倍の不況

覚えておられるかどうか分からないがリーマンショック級の事態が起こると消費税増税は延期すると言われて、そのような事態はないまま昨年10月増税されました。
そして消費不況やキャッシュレス決済の還元などをして経済対策をやっている最中にコロナ不況です。
当初リーマンクラスではないと日銀総裁や財務大臣は言っていたが、ここへ来てインバウンドだけでも単月で5倍とか、どこで止まるかわからない観光や飲食、施設や店舗、通勤や移動も制限、休業要請。都市部の8割の人との付き合いを減らすなど、リーマンの比較どころではありません。
蓄えを食いつぶす方もおられるでしょう。給付や補償は限定され間に合いそうにもない状況です。
これだけ多くの個人経営の店、中小企業が苦しみ倒れるのは東日本大震災を上回り日本中が苦しいところです。戦後最大の日本のピンチでしょう。
もちろんマスクや衛生用品をつくってる会社はフル稼働、新薬関係、インスタントラーメンや冷食も売れていますが全体から見れば上向いている企業はほんの一部です。
政府が判断しどこまで手を差し伸べることができるかもうまな板の上の鯉の状態でしょう。雇用の問題は深刻です。御客が来ない状態が続けば本来従業員の報酬も賞与も出ないのが道理です。
家賃や人件費は、店を閉めてもかかってきます。簡単に雇用を維持すれば企業に給付といっても莫大な費用がかかります。
早急な支給といっても申請から審査で総務省にしろ労働局にせよ1ヶ月では無理でしょう。
自助努力でいっぱいいっぱいまで頑張るしかないです。
公的機関や金融機関いろいろな相談窓口、ネットでの支援呼びかけ等、すべてのネットワークで自分の城、事業を守り、傷を最小に留められることを期待します。

緊急事態宣言:ロックダウンに思う

【日本は心配
日本は大丈夫と根拠なき楽観をする向きもあります、 理髪店に「密」に並ぶ輩、マスク買いに「密」に行列する人を見ると、本当に心配です。
衛生環境がいいとか、規律正しいとか、ミクロ的には間違いではないとこもあるけど、悪いヤツはいるし、騙されやすい人、自分を主張せず他人に隷属するような人も多いようです。
日本が大丈夫というのは戦中の神風を信じてる向きとそう変わらないのではないでしょうか。
情報力も判断力もない。せめて、誰か間隔あけて並びましょうとか言う人はいないのかと思います。
マスクやトイレットペーパー、スーパーの行列もそうだけど、まず何事もよく考えて!それと今は人との距離が大事って言われてることをどの状況でも判断し実践してください 。
ソーシャルディスタンスとかいう英語が難しいのかなぁとも思いますが、分かり易く3つの「密」とも言っても、自分のルーティンは違うと思ってしまうものです。
志村けんさんが亡くなってすごく身近に感じられた方もおれば、やはり対岸の火事のままの人もおられます。
イギリスの友人アメリカの元同僚からも、各国とも今の日本の数字から、2週間程度で一気に感染者死亡者は増えるオーバーシュートに至ったと心配しています。
日本の自粛依頼はユルすぎるのではないかとも言われています。自主性主体性に任されていますが、やはり荷が重い。誘惑に弱い人、理解ができない人、ガマンができない人が多いようです。
【この時期の行政、投稿にも思うこと】
正直な話、友達の投稿、所属グループの投稿でも、もうちょっと何とか考えられんのかという、無理解、自分勝手があって、少し残念な気がします。
これは本当に気晴らしで近くを散歩した時の画像ならまだ許容の範囲です。コロナが始まる前の収録映像という断りなどいれれば、テレビ同様に説明があれば誤解を生みません。
やむなく外出や長距離移動をした場合は、事情と「感染予防の努力をここまでした」のような説明とかは必要だと思います。グルメ自慢や景色だけではなんだか、ロックダウンしてる街の人や家にこもっている人に失礼でもあり、また自分達が移動したことによって知らずに感染を拡大していることを宣伝している愚かさに気付いていないのでしょうか。
医療機関も崩壊寸前で大変でしょうし、私が携わる年金や保険の行政、金融や、配達等とともに、リスクはあり配慮に苦しみながらも休めずむしろ繁忙を極める仕事もあります。
それでも仕事も収入も無くなっていく人たちを支え、家にこもる人を助けなければいけません。
マスク2枚の配布、所得半減世帯30万円の給付や、企業やフリーターへの経済支援等も賛否はあります。ここでは論評もしませんが、毎日テレビに出るトップリーダーも不眠不休の仕事はなされています。どうしても立場それぞれで揶揄や批判はあろうかと思います。
複雑な給付に納得できない部分はあれ、行政のトップから末端の人も苦労しています。
感染源にならないようマスクや消毒液を準備して仕切りを設ける。シフトを組んで感染者発生のリスクに備えたりしています。

日本の国は失業保険や生活保護等最低限のセーフティネットはあります。
企業に対する経済支援もしていかないとこの国の財政がなりたちません。
それぞれの段階でまずはルールを守り、自粛の要請に応じ、感染拡大をさせず、目の前でできる努力をすることです。

この外出自粛の機会に:本を読もう

最近は電子書籍もあります。ぜひこのひきこもらずはいられない機会に読書をしましょう。
いい本を見つけてください。
本屋さんや図書館も開いてればいいのですが、家にある本の再読、電子書籍でもかまいません。
文章の勉強、マニュアル本の復習でもかまいません。
できればこの機会に良い本にであえると一番良いのですが。
好きな作家を初期からまとめて読んでもいいですし、アンソロジー等で初めて読んだ人をじっくり読むのもいいでしょう。
古典や名著に触れてみるのも、意外と楽しいかもしれません。
ピンチをチャンスに、困難は機会でもあります。
働き方、学び方、人との接触、生き方をちょっと止まって見つめなおす機会にする。そんな前向きにこの殺伐とした時間を切り替えてください。

月に願いを:殺伐か平安か

月は間違いなく地球に最も近い天体で、潮の満ち引き等いろいろな影響を与えます。
その月が1年で最も近づき大きく見えるのが2020年3月8日今日の朝です。
スーパームーン、ピンクムーンとも言われます。
月に願いをかけましょう。こんな時期です。心を司る月の力で平穏な心を取り戻しましょう。コロナウィルスといいますが、人の心が乱れるのが最も危ない試練です。
落ち着いて丸い月を眺め、そのパワーで心を整えましょう。
そして今日はお釈迦様の誕生日。宗教でも思い込みでもなく、清く心を整え、願ったこと望んだことが叶う社会になればと思います。
緊急事態宣言で騒然となる中、心も殺伐となるか清らかになるかは考え方次第です。

緊急事態宣言:頑張れ日本 コロナに負けるな

明日4月7日。7都府県を対象に緊急事態宣言へとのニュースでした。
外国のロックダウンに比べ厳しい罰則はありませんが、相当な制限を受け経済活動の打撃も大きいです。
実際歓楽街等にしても自粛をほぼ強制されかなりの人数が商売になりません。
戦後の日本でこれだけの危機を迎えるのは、戦後の混乱期や災害を受けた一部地域を除き全国の大都市では初めてです。
3月20日ごろの油断がここ数日東京は毎日100人前後の感染が増え、感染経路不明の勘患者も増えています。
医療機関も軽症患者にベッドを譲って貰わないを重症者を受け入れられない、崩壊一歩手前の状況です。
都市と地方の格差も出ていますが、かといっていきなり帰省や引っ越しで地方に移られても、地方に感染が広がる上、医療や流通などもその人数分の対応しかなく、地元民には大迷惑は話しです。
東京や都市への人口集中が裏目とも言えます。
思うにテレワークがこれだけできる時代です。これが落ち着いたらもっと分散をはかるべきだと思います。若い方でも地方で生活し自治を助け、文化を育てる新しい日本を作り替えて欲しいところです。
旧来の悪習や因習、非効率なものは排し、コンビニなど都会のいい部分は取り入れながら地域にあったものを作って行けばいいでしょう。
今は目の前のコロナを乗り越える。いつかは乗り越えられます。いかに傷つく人を減らし、拙速ではなくとも早い段階で安心できるようにして、日本の復興をみんなで一緒に頑張ろうじゃありませんか。

晴明 万物穢れなく

二十四節気の晴明に4月4日から入っています。西洋占星術では太陽は牡羊座の中間あたりにいます。
晴明は陰陽師を思い浮かべる人もいますが、「清浄明潔」の略で、清らかに生き生きと万物が穢れないという意味です。
花が咲き、燕が来て、空気も空も澄み渡る。そんな季節ですが、実際には花粉とかで霞勝ちな時もあります。そして今年コロナウィルス。
今こそ晴明、清浄のため明潔のため、手洗いうがい。そして空気は清浄でないと危惧して人ごみは避けて不要不急の外出は避けてください。
日本というよりも世界中が凶星に影響されている時期です。長い地道な戦いですが協力し合い自粛し自愛をしながら乗り切らないと、戦後最大の国難です。
くれぐれも行動に気を付けてください。

桜に人生の変わり目を喜ぶ

植物は天体の占星術含め森羅万象を感じ花を咲かせます。
正直なところ子供の頃は桜の印象は今ほどではありませんでした。季節が短いせいもあり今ほど見事に咲く観光地にも行ってなかったためでしょうか。子供の目線では木に咲く華よりチューリップや菜の花の方が印象にありました。
桜を深く思ったのは、社会人になって転勤などの時です。
静岡の桜と秋田の桜、三陸や仙台の桜。彦根、長浜の桜。みんな懐かしく新たな旅立ちを励まし見送りや出迎えをして勇気づけてくれました。
人生の節目にそっと寄り添う桜があることが日本人の感性を豊かにさせているのだと思います。
今年度からは通勤が徒歩になり近所の川沿いの見事な桜を眺めながらの往復です。人生長く生きてるとボーナスがあるような気分で見つめています。

希望を持てる地方公務員の仕事へ

公務員というと残業もなく安定したイメージでしょう?
少し知る人は公務員も、市民のクレームも多く、教員や介護や生活保護等ブラックに近いハードな現場をある程度わかっておられる。
民間企業と違って働いても達成感がなく、メリハリはないです。給料は年功であがり福利厚生もよくほぼ有給も完全消化の職員です。有給をとって年に何度も海外に行かれる方も多かったです。
そんな潤沢な金周りの正規職員に比べ同じ仕事でも最近は非正規公務員が多いのです。半数近くは当たり前。窓口や現場は正規の管理職はいないから、市民のカウンターに立っているのは詰め込みで学習した非正規職員のケースが実は多いです。
「同一労働同一賃金」がこの春スタートしましたが、大企業もそうですが肝腎の公務員でさえなかなか主旨通りは難しいです。
私の1年足らずの経験ですが、地方公務員は特に淀みと諦めが蔓延してます。自治体の財政は厳しいが職員は労働条件も手当も守られたままです。
人の努力や人海戦術にお金をかけ、機械化で効率を上げる発想はなようです。
セキュリティや財政は問題としても機械化効率化で市民に便利な窓口にすべきとは思います。
以前ですが兄の友人が若い頃自殺しました。詳しい原因は不明ですが、民間企業よりも安定していいと自慢していた方でしたが、人間関係に躓いたそうです。
どこどこの区役所にはお局の〇〇がいて新人や転勤者、同じ非正規を苛めるとかの噂はよくあります。
ええトシした大人がイジメのような陰湿なことをする背景はなんとなくわかりました。
神戸市がコロナで内定取り消しになった民間企業の新卒を一時的に受け入れるそうです。余裕があるのかよくわかりませんが、職場と本人の活性につながればと思います。
AIが発展すれば新卒の就職も仕事内容全然変わってくるでしょう。
地方公務員の非正規は異動もなく淀むものです。一度大きな変革で、貴重な働きグチとして先端技術等は覗いて、そんなに待遇はよくなくても、AIでできることはやらず。難しい介護などの仕事を輪番していくことで、社会のことをみんなで分かり合えば良い未来が来ると思います。みんなが町内会の役員やマンションの管理や自治会の委員をやるようなイメージです。
ホントに働き方は変え、替わっていかないといけないと思います。

インパール作戦生き残りの叔父が96歳大往生

96歳の叔父、亡き父の8人兄弟の長兄が先日亡くなりました。
昭和、太平洋戦争に関わった人から直接話を聞ける機会はどんどん亡くなっていきます。
日本は満州や中国で戦争状態に入り国際的に孤立していきました。アメリカに石油を始め輸入を止められて、海軍の指揮下叔父は当初アラビア方面に石油確保の外交を命じられアラビア語。アラビアからの輸送困難と見るやインパール攻略でイギリスの援蒋ルートを遮断する作戦支援のためビルマ語を学ばされたそうです。
饒舌な叔父は親戚の集まりでビルマの話をし出すと長かった。私らは黄綬褒章まで貰った大叔父の自慢と苦労の話をよく聞かされました。
インパールは兵站を無視した無謀な作戦で史上最悪と言われる2万人以上の犠牲を出す悲惨な結果に終わります。
叔父は奇跡的に生存し帰国、もはや死んだ者と思われていた京都の実家に運ばれました。
知性と体力、叔父は何かを語り伝えるため生き延びたのでしょう。当時のビルマの将軍アウンサンと交渉したそうで、その娘が今のアウンサンスーチー女史です。
戦争を知らない世代が完全に国のリーダーになっていくことに、戦中派の叔父は平和ボケを嘆きました。
コロナの猛威を戦争と表現されるこの時代に、同世代も少なくなった中、ひっそりと叔父の宿命は終わりました。