ワクチンへの期待と不安

ワクチンの2回接種が全人口の4分の1まで進んでます。
高齢者は7割まで進み、感染拡大の割には死者や重症が少ない要因にもなっているようです。元々ワクチンでは、感染拡大は防げきれない、重症化を防ぐのに有効と言われてましたから、その通りになってきてます。
何だか、コロナで死んだり重症になる確率どんどん下がってゼロ近似に近づいてきてます。
友達や家族で、コロナ陽性でもまるっきりピンピンしてた人とか、反対に重篤で死ぬほど苦しんだ人がいたらそれぞれバイアスがかかります。
ワクチンもしかりで、人間は近くにいる人の話に影響受けます。
何ともなかった人、熱が出たひと、こればかりは人それぞれで、自分の身体に当てはまりません。
他人に聞いたりしてもマッタク意味ないです。
他人に「大丈夫やで」と言うても何の責任も取れません。友達バイアスに惑わぬよう、統計だけを信じましょう。

一番熱い時期は過ぎた

日本の夏で一番暑いと思うのは、梅雨明け10日間だと個人的には思います。
最高気温そのものではなく。日射時間、湿度や体感も含めて8月上旬まででしょう。
暑さの最大のピークはもうすぐ過ぎるように思います。
日の入りがやや早くなり、夕方はジリジリくる日光も早く和らぎます。
まだまだ夏の日は続きますが、セミの鳴き声もいつかピークは過ぎます。
秋の虫も動き出します。
もちろん夏バテ、熱中症はまだまだ警戒が必要です。コロナよりこの時期怖いと言うよりも、トータルでの健康管理、安全管理なのです。疲れた身体には感染に対して免疫力も弱くなります。夏には風邪は引きにくいですが、かからないわけではありません。冷房や寝冷えの対策も含めて、夏の一般的な健康管理とコロナに対する対策は一体です。
まだまだ暑さ+コロナの対策は続きますが、何だかピークは過ぎた感じはあります。もう一息乗り切りましょう。

少子化で人数野球も現実味

今回のオリンピックで3人でのバスケが登場、ラグビーはオリンピックは7人制です。
少子化対策や、入門編としての集めやすい人数という意味合いもあるのでしょうか。
サッカーのミニ版フットサルも町では人気です。
野球やソフトボールはあ日本では人気があったスポーツですが、近年競技人口は少子化の影響以上に減っています。人数や場所、用具等ハードルが高く、新たな個人競技に押されてシェアも奪われています。
サッカーのイレブン、ラグビーのフィフティーンは私の中高時代でもメンバー集めに苦慮していたように思います。当時隆盛の野球も今は一部名門校でさえかつての人数は集まりません。
気楽に始められ、ボールゲームの面白さが分かれば競技人口増にもつながります。
スケボーやサーフィン、ウォールクライミング等、さまざまな楽しめるスポーツが増えている中、野球やソフトも積極的な改訂が必要な時期に来てます。

ワクチンぼちぼちに

ワクチン予約が難しくなってます。まあぼちぼちでいいでしょう。いろいろデマのような悪い噂もあります。
コロナ自体が今すぐかかれば死ぬということなさそうです。そんなに焦らずぼちぼちです。
細かいことを調べるといろいろネガティブなものも出てきて、国策批判的になります。コロナの感染終息の切り札をワクチン施策で行っている以上、まあそれはそれに従っていきましょう。

【五輪開幕】復興五輪の形になるものができなかったものか

コロナ感染拡大でどうなるかと気をもませたオリンピック。ようやく開幕しました。深夜までの開会式は、セレモニー、選手行進、会長らのスピーチと長時間にわたりこれも物議をかもしました。
式の演出、進行等はある程度長めの尺の決まった中で、開催国の意気込み、文化芸術や伝統、最新技術までテンコ盛りでした。これが賛否両論で、ネット上はまあ否定の方がやや(かなり)多い印象です。これからアスリートが頑張り、感動を与えてくれるから四の五の言うなとの声もあります。
開会式の芸術的な部分やテクノロジーの部分は人の感性、知識のあるなしやら感じ方にもよります。
まあ多くの予算が投じられた開会式であったことは衆目の一致するところで、「コンパクト」や「復興」というテーマは感じられなかったように思います。
これからのアスリートのパフォーマンスにしろ、人によって「不甲斐ない」ととる人も「感動した」という人もいるでしょう。
津波や原発事故を経験した人やコロナ禍で医療が逼迫した面を見てきた人が、これだけの開会式を日本で行えたことに感動している方もいないとは言えません。
しかし、巨額の税金、お金がかかり過ぎている上に、そのお金が復興には回らず、広告会社や制作会社、五輪関連の組織にだけ潤沢に還元しているということをもう多くの人が感じています。
演出家の過去のコントをめぐる突然解雇をはじめ、女性差別発言等、主催側に対してどうしても厳しい目がいくのはこういうところです。スポーツに関係ないパフォーマンスが延々と行われる開会式に当然賛否ありますが。そこで良かったと世界の誰かが思って、「いいね」投票したり、募金したりして「復興」に活かすシステムはできなかったのでしょうか。
すでに日本は「復興」しているというなら、原発の非常事態宣言下に低賃金で従事したり、復興途上の仮説住宅にいる人に、いますぐにでも高額の報酬を還元すべきとの声にも頷けます。
それでも、200もの国と地域がっ出ていれば多くの国は、復興途上の日本より恵まれていません。メダルはおろか、競技に参加するのがやっとの国が過半です。アナウンサーの国の紹介も平板でした、もう少し国の状況を説明し、テレビを見た人が各国に応援できるように国別のデータはすぐ字幕やデータ放送が出るようにできそうなものです。
ミャンマーやシリアが今どういう政権下で選手を送ってきているのか、本当のところは分かりません。
衣装や表情、人数等に国の雰囲気は伝わります。そういう面では入場行進はメダル争い以上に参加の意義をもった祭典の中心です。
メダルの数の競争はもういいのではないでしょうか。せいぜい気にしているのは20か国くらいでしょう。こんな数でいまさら国威は上がりも下がりもしません。

「アスリートは頑張っている、アスリートに罪はない。アスリートがひた向きに国を思い競技する姿に感動する」
それを共有、強制、洗脳するような報道になりがちです。アスリートとだけ言ってすべて許されるなら、ナチスのオリンピックでも許されます。
国威を上げるためだけならもう日本に今さら要らないと思ってしまうのか、まだまだメダルを集めたいと思うのかはやはり感じ方の違いです。

ワクチンの効果、デマからも見える真実

ワクチンの否定情報には、笑ってしまうようなデマも多いです。
何もかも陰謀説、不妊になる、磁石を引き付ける、2~5年後にみんな死ぬとかもあります。
大手の住宅メーカー「タマホーム」の社長がワクチン接種を社員に禁止したのも少し滑稽なニュースとして報じられます。
まさに玉石混合で様々な情報、デマが飛び交います。
そんな中でも一面の真実は含まれているのかもしれません。
ワクチンは早期に開発され、実質的な日本での治験は確かに十分ではありません。そんなリスクを鑑みても感染拡大を防止する数少ない有効な選択肢なので、これはコロナを終息させるために、自分と社会のため接種していこうということなのです。
治験の数や割合、その計算も見ているといろんな考えはできます。
たとえば各社とも間隔をおき2回接種が原則と言われていますが、その間隔と2回の必然性の根拠となると治験データはかなり少ないように思います。1回でも十分効きそうですが、商売上2回、3回が効果が上がるので2回と断定したようには思えます。
抗体がなくなり、ワクチンの効果がなくなるのはどのタイミングかも承認前の治験で得られているとは思えないです。獲得免疫は消えても、記憶している免疫力でからりの効果が続き重症化は防げるように思えます。
変異株に対するワクチン効果の漸減も微妙な表現です。そんなにすぐに治験も統計も得られるはずがありません。予想や思惑の域をでないような見解で、毎年の巨額のワクチン契約が決まっていきます。今回の日本のように立ち遅れたら怖いので、疑うわけにもいかず足元見られたままの言い値の契約になりそうです。
しかし、インフルエンザ程には型が変わる程変異はしない。変異すればするほど原則として弱毒化します。楽観パターンだけを想定できないのが政府、医療厚労関係だとは思います。それでも、日本の今までの数値から見て十分安心と、感染対策が重要との意識を継続させながら、発信させてほしいところです。
ワクチンは多分5年たっても致命的に危険ではないし、完璧に効果があがるほどでもない。コロナも強毒になることもなくまた徐々にフェイドアウトするでしょう。


何とか競技開始オリンピック

1年延期され、アンチ派は中止を訴え続けたオリンピック。今も東京は感染者の多い中、いよいよ競技開始となりました。
少し前は「やるかやめるか」五分五分の感じでしたが、予想通り何とか開催までこじつけました。しかし、一番の制限の多い無観客開催で会場は静かな感じです。
それでも4年+1年頑張ってきたアスリートたちの、本番パフォーマンスを世界の人が主にテレビで見るということです。意義はあるでしょう。
想定の範囲で、コロナの陽性者はでていますが、大会自体を揺るがすものではないでしょう。アスリートにとっては、この暑さの方が体調管理大変だと思います。
テロや暴動のようなものが起きないことを願います。
私自身は中止になった時のマイナスの経済効果を考えて、開催はすべきと思ってました。しかしこの寂しいスタンドの無観客開催は、マイナスはないもののプラスは少ない。進退ともに難渋を強いられるオリンピック、この夏の関係者の苦労は絶えないですね。

すでに英米中はアフターコロナで経済回復

この話一度書いています。すでにイギリスでもコロナの規制を緩和し、日本ではワクチン2回接種の効果とか「いやまだ早い、あぶない」とも言われています。
しかし早々にコロナをシャットアウトした中国、ノーマスクでメジャーリーグ観戦のアメリカの様子を見ていると、「感染が心配」というより経済停滞の日本が心配になります。もう1周雨遅れ以上に離されています。
「感染予防が最大の経済対策」とか、「経済よりも命、感染予防」が優先とか言ってる間に本業が喪失していく、世界との格差が開いていく取り返しのつかない事態が来ています。
経済や技術の競争で先を越されて、コロナがあったからハンデをくれ、補償をくれと言ってもそれはムシの良すぎる話です。
老舗の旅館や料亭等でも、つぶれたところや大きく売り上げを落とし回復のめどが立たないところがあります。日本の置かれている状況はこれに近いです。確かに有料顧客で待っていてくれて戻ってくる人もいるでしょう。しかし逆に言うと何割かは他所に行きそこで接遇を受け、そこでもいいということで帰ってきません。いろんな変化が起こっています。
GOTOキャンペーンの見切り発車に感染面で怒った人も多いですが、あらゆる経済面でウイズコロナ、アフターコロナの発車をしないと日本はとんでもなく遅れていきます。

コロナワクチン 他国にワクチンを譲っているのに足りない日本、わかっていること、謎なこと

イギリスの感染者がデルタ株の影響でまた増えているようです。けれどすでに国民の大部分がワクチン接種を終えているため症状の出る人も少なく医療も逼迫していないため。もうあまり危機感はないようです。
日本も元々重症になる患者の割合は少ないのですが、コロナを受け容れる感染病棟が少ないためにすぐに医療機関が危機に陥るという感じでした。日本でも高齢者を中心に少しワクチンが進んだため、少ない感染病棟で今回感染者が増えても、病床の不足いわゆる「医療崩壊」(実は違う)にはまだ遠いようです。
イギリスは国策的に一気にワクチン接種を進めました。変異種に多少効果が下がるにせよ、記憶免疫はあるようでマスク無しでも死者や重症に繋がる感染は増えていません。
イギリスや豪州の友人や知人も英アストラゼネカ社ワクチンを早々に2度打てたようです。
幸い副反応もなかったようですが、日本ではファイザーやモデルナの供給が不足して予約が停止の中、認可されたはずの英アストラゼネカ社のワクチンは接種には使われないままです。
自国が予約できない中、台湾やベトナム等他国に譲っているとか消費期限が過ぎていくという話です。
mDNAワクチンのファイザーやモデルナと違い、ウイルスベクターワクチンと言われる種類です。
日本がゼネカ社のワクチンをためらうのは、やはり効果とデメリット(副反応)の差に万一の危惧が残っているからでしょう。血栓症の発症頻度が高いという指摘を考慮しているのでしょうか。
認可が下りた以上、基本的に効果が副反応を上回るのは確かなのでしょう。しかし副反応で血栓症を起こしてしまった人やその家族にとっては、確率が低かったからという問題にはなりません。
日本ではコロナでの生命の危機が英国ほどではないため、副反応の多く起こりそうなワクチンは様子見をしているとも考えられます。
ファイザーとモデルナにも微妙な副反応の統計的差異が出てきています。
一般の方には複雑で、知れば知る程、何だか不安になる要素が多いのもワクチン接種の課題です。
供給を潤沢にし、多くの人に安心感を与えて国民の5割は2回接種しないと、集団免疫的な対策にはならないので、今後の進め方は難しいところです。
インフルエンザで有料とはいえ2019年で国民の38%の人がワクチン接種しています。しかしこれは2歳以上から受けられ学校の集団接種があります。コロナは12歳以上からで、4割近くに接種されるには、まだ相当の道のりがあるようです。
恐怖を煽るだけでなく、分かりやすく正確に是非、メリットデメリットの情報は必要でしょう。

嘘つきでバチが当たった「コンパクト五輪」「復興五輪」の無観客開催

人間って弱いもので、どうしてもその場逃れに適当なことを言ってしまいます。うまく逃れたようでバチが当たり後で信用を無くしたり、しっぺ返しをくうものです。
当初、オリンピックは東日本大震災からの復興を世界にアピールし、既存施設を活用したコンパクトな五輪ということで開催都市に決まりました。
巷間伝わるところでは、合法か非合法かは知りませんが、東京開催誘致のため広告会社から数億のお金がアフリカ諸国に渡ったという話があります。その採算をとるためには結局は競技場、施設も新設をしド派手な五輪にしないといけなくなり、復興もコンパクトもその場しのぎの言葉で置いていかれたということです。いずれにせよ、「復興」や「コンパクトに」は裏切られ、予算は当初の3倍に膨れ上がりました。
コロナの蔓延で満員での開催が難しくなり、多くの施設は出鼻から満員稼働で稼ぐチャンスを失い、一度も使われることなく取り壊される観客席もあります。残るものも悲惨で今後は維持管理だけでも重荷になります。自治体の負の遺産が量産されているのです。
もちろんこれはコロナという予期せぬアクシデントではありますが、やはり何かリスクを見通した採算の見通しの甘さと、「原発事故も完全制御している」等の虚言まがいで強引に進めたツケのようなものがしっぺ返しを食った印象があります。
広告会社や人材派遣会社はコロナ禍でも利権太りしたままなのかよくわかりません。しかし倫理や道徳を逸脱してまで儲けだけに走る企業もまたいつかしっぺ返しを食らうでしょう。
自分自身でも仕事等で、その場をとりつくろい信頼を失うようなことで大いに反省したことがあります。
国家、政府、官僚もその場だけでなく、将来未来、世界に通じる言葉を大切にしないと信用、信頼は得られません。

苦言やマイナスの発言が多くて申し訳ありませんでした。とはいえ、世界のトップクラスのアスリートが競い合うイベントが間もなく開幕します。コロナのこれ以上の蔓延、亡命やテロ、大事故、災害がなく無事に終わることをまず祈ります。
プロ野球Jリーグ等も中断しますから、やはりオリンピックに注目は集まるでしょう。この時しか脚光を浴びないアマレスや重量挙げとか、マイナーや新興のスポーツの面白さに注目します。殺伐とした世情の空気を一掃して欲しいです。
スポーツの持つ力、ドラマ性は認めるところです。
新たな世代が、活気を持ち元気になれるようなドラマを大いに期待します。