統一教会との関係が取りざたされて、国会議員のモラルというのか、心得のようなものが厳しく問われています。
統一教会というのは、霊感商法や人権を奪い財産も奪うような合同結婚式とか、宗教と断定せざるを得ず、そんな団体と選挙の組織票目当てに癒着することは許されないことではあります。
どうも選挙に勝つこと、議員で居続けることが議員の目的になっていいるような情けない状況があります。
国会議員も地方議員も行政や官僚の監視、立法や条例の制定などを国民を代表して税金を使って委嘱されているわけで、定数や報酬が決して多いとも私は思いません。ただあまりに無駄なことしかやらず、本来の仕事をせず居眠りだけならまだしも、不正な金を動かしたり反社会的な組織とつながっているような人は要らないということです。
これは法律や慣習が曖昧で倫理にかなっていないのと、議員を目指す人も国民もそれに甘えているということでしょう。国会も地方議会も人数は1000人にも満たない人数規模のムラ社会、会社なら中小企業程度の小集団です。その人数で大きな金を動かし、国や公共の政策を決め税金を貰って秘書や事務員を雇うのですが、結局は古い慣習から改革が進みません。進んだ企業がグローバル化もして、コンプライアンス、ガバナナンスがしっかりして電子化が進んでSDGsを進めている時代に、役所やら行政機関は大きくITからもモラルからも取り残され、それを監視する議会はさらに1周遅れているのが現状の立ち位置です。
そして、国民の一部も、議員をある時は上がってきた報道で批判はするものの、自分の目の前になると我田引水で「自社に工事を回して欲しい」「家族の進学就職を助け、不祥事をごまかして欲しい」という面を持っています。
結局、立派な議員が育たないのは、法律とモラルが悪く、国民の監視がユルイからです。大臣や議員が全然仕事をしてないわけではなく、行政を変えるにはもっと真面目な仕事をする力のある人が必要だとは思います。