ワンテンポ早いと残念な人はいる ADHD的な人へ

 「一秒先の彼」という、SF的な設定もあるラブコメディを観ました。
 感想はネタバレになるので、レビューではありません。
 人より早く行動しようという思いが強い人はいますね。私もどちらかというと、慌て者で他人の話をゆっくり聞かないで、あるいは指示をよく読まないで動いてしまったり、話してしまったりします。
 トークが途切れず面白い人は、お笑いとかで才能として見られますが、一般人が人の話をよく聴かず合いの手を入れたり、自分の話ばかりするのは、いつの間にか嫌われたり、疎遠にされイジメられたりします。
 病的なものか、単なる性格なのかまでは境目が難しいですが、ADHDに分類されるような方は実際には多いです。
 ADHDは、「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状が見られる障害です。
 職場などでも、周りの理解がないと誤解を生みやすく、苦労する人もいますし、環境などの条件が合えば、天才型で才能を十分発揮するケースもあります。
 この映画の二人のように、ややおっとりした相手と、欠点を補い合い良いバディになることもできます。
 あるいは、ADHD同志でも、個性や気質は違いますから「不注意優勢に存在」「多動・衝動優勢に存在」「混合して存在」と、さまざまに補い合うこともできます。同じような症例を見ると、幾分冷静に自分を見ると、ちょっと間をおいて考えることもできるのです。
 会話を途切れさせないためのつもりとか、議論で勝ちたいのか、知識を顕示したいのか、人間何かと相手の話をさえぎって口をはさむ時があります。「教えてあげる」とか、「このやり方が正しい」とか、本人は悪気はなくとも、これはけっこう相手にストレスを与えます。
 前置きとか、クッションになる言葉をしっかりはさむと、だいぶマシなんですが、イントロクイズみたいに、「女優Aの話、、」「政治家Bの話、、」「最近みたドラマ〇〇、」と言うや否や自分の意見や、下手したら関連する過去の引き出しを無意識のうちに強引に開けてしゃべりだす人がいます。こうなると、ちょっとこの人何だかになってしまいます。親しい友人や、部下になら文句は言われないからと、ついこの癖が拡大し周りから人が離れる場合があります。
「傾聴」と言う言葉があるように、まず息を吸い込み、相手の話をよく聴くことは。訓練としてやれば、少しは改善できると思います。
 もちろん、多くの積極的に「来た球を反応してすぐ打ち返す」「積極的に発言や行動に出る」という、良い評価を受けることも多いので、本当に自分をよく理解し、周りにも恥ずかしがらず、少し「俺、こういう性質やからよろしく」という関係が築けたら良いのです。

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