計画運休の是非

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台風が来る前の連休に青春18旅をしていた時も、今日は夕立のような豪雨で列車が止まることはないだろうと思ってたら、何と猛暑でレールが熱を持ちすぎて運休という事態に出くわしました。
 JRは風や雨の量や強さで線区ごとに基準を決めて、列車を止めます。予報によって、台風や大雨、大雪が見込める時は最近は1日前から計画運休をするようになりました。
 結局、予報が当たらず大した影響もない時は、空振りで利用者にも迷惑なもので、私鉄は動いていたりで、賛否もあります。
 昨冬は北海道や近畿でも雪の影響で随分とお客が閉じ込められたままになった事案も発生しており、JRはより慎重にもなっています。長距離を走る列車が多く、複雑にポイントも切り替わり、路線間の乗り入れも多いJRは私鉄と違う事情もあります。
 慎重に、リスクを過大に評価することも万一の事態に対しては間違いではないと思います。それでも、先日台風通過後の大雨の影響で東海道新幹線が長時間停車して、乗客が半日近く閉じ込められました。ドル箱の新幹線をお盆の稼ぎ時に止めた翌日だけに痛恨の事態です。
 大規模や高頻度輸送のJRで、トラブル時の乗客を安全に移動させるのは難しい課題ですが何とかアイデアはないものかと思います。踏切をなくし、線路に立ち入れない高架が増えたため、在来線でも、列車から降りて歩くことが不可能な場合が増えているだけに一考が必要です。
 お盆の移動だけは、恒例行事で自己責任とは言えないものの、その他の時期では、移動する側も万一のリスクを考えておくべきところです。

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