昭和の思い出、隣にあったラーメン屋

 行列のできるような斬新な系統という感じのラーメン屋さんができ出して、すっかり定着しだしました。盛衰はありながらも、ひと昔前からのチェーン店もそれなりに繁盛してりおります。
 私の高校生ぐらいまでは、屋台のラーメン屋が最寄のターミナル駅に南北に2軒店を構えて繁盛していました。衛生面で親などは「食べたらアカン」と言ってましたが、何度か食べに行き友達とも評論したものです。
 生まれ育った商店街の店兼家の隣に、北海道から二人組の男性のラーメン屋が入りました。両親が匂い面では微妙な最初の反応でしたが、気さくな人柄で家の商売が忙しい時は近所付き合いもあり、よく隣で食べといでと言われて行きました。
 醤油系の中華そばが主流だった時代に、本格的な札幌や旭川のラーメンでとても印象的で美味しかったです。
 やはり味噌ラーメンがイチオシなのでしょうが、塩バターラーメンも美味しあったのです。いわゆる豚骨系が出回るまだ前で、具もミンチに近いバラ肉で、のちの要望が多くチャーシューを作るようになった話を聞きました。チャーシュー入りは別料金で、それでも最近のどんぶりを埋め尽くすようなチャーシュー麺とは違いました。
 何年間して、札幌に帰っていかれました。あの二人が仲良くやられているのか、結婚されていたのかも全く知りません。つまらない話と味へのこだわりを聞かされただけです。
もう相当な年齢になるのですが、生きておられるなら札幌のラーメンの盛衰から、最近のラーメン事情をどう思っているのか聞きたいです。

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