「災害関連死」「ペットと旅行」感情よりビジネス感覚で

 能登地震、元旦第一報から最初の夜の報道では十数人の死亡者から100名程度かと思われましたが、全容解明が徐々に進むとともに72時間を過ぎ、1週間経過すると200名を超え、不明者を合わせると300名、災害関連死と言われるケースを含めるとさらに増えそうです。
 地震の直接の被害から何とか助かるも、家族との別離や避難所のストレスで心身を患い、関連死となるのは何とも無念な悲しい話です。
 報道で映る、役所や学校などの避難所でたとえ食糧と水があったとしても、風呂やトイレなどが満足ではなく、日に日にストレスは溜まるでしょう。
 災害時の早急なT(トイレ)K(キッチン)B(バス)の確保、欧米が進んでいるとか言われますが、結局それを優先的に準備するお金の仕組みです。
 地震や台風、洪水は日本のどこでも避けられません。いざとなれば大金は免責になる保険会社ばかりを潤わさずとも、個人、自治体とも、市民の人口に相当する避難施設、アミニティや食糧を含めて民間と提携して義務化したお金でない保険をおくべきでしょう。
 今回も多くの業界に緊急要請を政府がしましたが、いざとなる前に提携しておくべきです。
過疎地に店を設けるのは不採算でも行政サービスや金融機関替わりにコンビニは本部が国と結んで出店しておくべきです。
 普段から姉妹都市提携などでもカバーしながら、いざとなったら、援助物資の提供や警察、消防の応援、被災者の受け入れなどまで、企業や他自治体とセットで組んでおくことでしょう。文化や歴史の交流、災害が起こってからの募金以前にしっかり結んでおくことです。
 備蓄食料なら賞味期限が切れかける時には特売や無料配布で回しながら、余剰や老朽したものも適宜入れ替えるのは民間と公的機関の綿密な監視と連携が必要です。それも含めてビジネスとして入札し予算を回し、企業は利潤を得るようにできるアイデアはあるはずです。
 それこそ、無駄な支出も抑えたいので、癒着や談合、中抜きのないように、しっかりビジネスとして民間の力を最大限生かした仕組みを作って「備える」のです。


 日航機の事故で、乗客は迅速な誘導で短時間で奇跡的に脱出しました、そこは賞賛されていますが、ペットが荷物扱いで客室に持ち込めないため、人命優先で助けることはできずネットでもさまざま議論されています。
 ペットを連れての長距離移動は、日本では難しいということです。その辺の原則は今始まったことではないです。富豪ならチャーター機でもということになるのでしょうが、その辺も結局はお金の問題です。
 つい100年ちょっと前は人間を動物なみに扱って、船底に乗せ重労働させ、売り買いしていた欧米の人種にエラそうなことを言われたくはないです。富裕層がいてペットを運ぶ旅をビジネスにして採算に乗せたかどうかの違いです。
 国内でも、ペットフード産業から、ペットを預けるホテルができ、今はペットと泊まれる宿泊施設も採算にのっています。ペット連れ専用のツアーなら、ペット同志の喧嘩や恋は心配でもアレルギーの怖れはありません。
 それを打ち出す列車や飛行機もニーズとアイデア次第で採算にのります。
ペット好きの芸能人やインフルエンサーが叫ぶ感傷はいらないので、良いプランを出してビジネスにするということです。
 

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