30代、40代、50代。60代、65歳。さまざまな人生の扉

  サムネ写真は中村雅俊主演の「俺たちの旅」,昭和40年代日本テレビ制作の当時大人気だった青春ドラマのです。
 戻らない青春、若い日。子供時代のヒーロー、ヒロインが老い、亡くなりその度に悲しい気持ちになる世代です。それはしかたないことです。
 私と同年代、同窓の多くが今年から来年にかけ65歳という、また新たな人生の扉を開け、一つのマイルストーンを超えます。
 50代ぐらいになる方、30代や40代でも、また1年が始まり、4月が来て新入社員が来ると、10代や20代、子供の頃の若さは戻らないことを切なく感じるときがくるかもしれません。
 仕事を辞めるリタイアの時期や心身衰えた老後、これからの扉を開いた人生のページを真剣にやや重く考える時がくるのではないでしょうか。

 春がまた来るたびひとつ年を重ね
 目にうつる景色も少しずつ変わるよ
 陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
 竹内まりあさんの2007年のリリース局「人生の扉」の出だしはこんな感じです。著作権の関係もあり、全部はコピペできないですので、この後は動画サイトなどで調べてみてください。大ヒットとまではいかないものの味わいのある歌詞で曲もいい、名曲で是非聴き直してください。
 この歌詞は気が付けば五十路になった女性視点で、サビは英語で10代~40代のそれぞれ、50代~90代の世代が良かったとか良いとか楽しめるとかいうエールを送る内容です。
 若い頃、輝いて楽しかったとその時代が一番と言う人も、いや年齢を重ねても捨てたもんじゃないという世代の意見もあるということです。
 高齢化社会を迎え、働き方もここ数年でも大きく変わっています。今年か来年で65歳を迎える人と今50代の人が迎える65歳でも大きく違うでしょうし、同じ世代、同窓でも個人によって大きく違います。
 今年65歳になる人でも、60歳で定年を迎えその後は年金などが主で働いていない人もいれば、この65歳で定年延長のゴールを迎える人も比較的多くおられます。あるいは自営や役員、定年のない仕事で65歳で年金資格はできてもそう働き方に変わりのない方が、主夫主婦も含めておられ、概ね3つのパターンからさらに細かく分岐します。
 それぞれ、入ってくるお金も、貯めているお金も違いますし、出ていくお金も違います。家族構成も全て違うでしょうし、毎月消費する項目も千差万別でしょう。そしてお金をまだ貯めて残したい人、死ぬまでに使い切りたい人、本当に十人十色、百人いても百通りで、それを一概に対症したお話はできません。
 思い出も、これからの未来も全て違います。
 ただ、今までの人生を否定することなく、これからの人生も怖れ臆することも嘆くこともなく、年齢を重ねたらよいです。それぞれの人生の扉が今年もまた開きます。
 社会を支えるような有名人になり、お金を沢山稼いだたんまり貯めた人間もおり、未だに社長や役員で稼いでる人もいます。
 かつては同じ学び舎で自分の後塵を拝していたのにとやっかみ嘆くとこも、そんな気持ちを今さら抱くことに意味はありません。同じようなのは学校の机とイスの大きさだけだったのです。
 格差はどこにもどうしようもなく表れ、それでもやがて死が平等に訪れます。
 死ぬことなんて、かっこよくもなく、コワイのは誰でもですし、お金も持っていけません。老いて、死んでいくのは誰にも公平に避けられない。今までの人生良かったと思う方が、幸せな顔で行けます。
 それぞれ人生の扉、丁寧に開き、開かれた人生のページ、大事な時間を過ごしましょう。
 
 

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