使い捨てカイロいつから 不適切時代の発明

 もう春を迎えようって時ですが、使い捨てカイロ、昭和末期の発明の話題です。
 私はあまり使い捨てカイロのお世話にはなっていません。でも明らかに外で立って待つとか、作業の日以外はよく使いました。日常的には今は真冬でもそれほどは使いません。
 これが出したのが昭和52年ごろからなので、中学や高校では使っていないわけです。
 何で暖とってなのかと思います。ベンジンか何か入れる丸いヤツ。ズボン下、腹巻、下着やら防寒具が多かったのかもです。
 そういえば、布団の中に電気アンカもありました。
 昭和末期に滋賀県の彦根にあった会社の社宅が木造で密閉性が低く、本当に布団かぶっても寒くてたまらなかったです。
 今は家の構造も断熱、保温性が高いのでしょう。暖房も衣類もいいものがあります。
 登場当時のホカロンは100円カイロと言われ、使い捨てなので学生や独身にはやや高いものだったかもしれません。
 今は大きなパックやハコに入って1個あたり15円~20円程度ではないでしょうか。

 使い捨てカイロですが、中身は鉄粉や水、活性炭、塩類、保水材が入っています。そして使い捨てカイロを開けることにより空気を窮して、鉄が酸化することで、熱が発生するという原理になっています。使い捨てカイロの原理自体は簡単で、中学生でも理解できる科学?化学なのか「理科」です。
 ロッテという会社は最初はお菓子に使うための脱酸素剤を作っている時に偶然脱酸素剤が熱を発していることに気づき、工学メーカーとともに開発したそうです。この酸化と熱の持続時間の折り合いが難しく、使い捨てカイロの発明の際には、上記の原料の配分に試行錯誤の嵐だったそうです。
 いずれにせよ、日本人のすごい発明ですね。

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