久々にバラエティストアのコスメ売り場 ブラック企業も

 元化粧品メーカー社員としては、CMでの大々的なキャンペーンがあまりないのが寂しい重いではあります。
 残念ながら春秋の大きなキャンペーンをやるカウンセリングブランドは撤退状態。それでも夏のキャンペーンが立ち上がると、サンケアの「アリー」とセルフメイクのメガブランド「KATE」が店頭を占めているショップを見るとつい見入ります。KATEの男性メイクなどは10年ほど前に提案して当時は却下されたのですが、ようやく実現ですか。
 かつて担当したバラエティストアというかディスカウントストアにドン・キホーテがあります。ここは面白い企業で、本部オペレーション機能が緩く店舗の担当者権限で仕入れや値決め、売り場を変えられる「権限移譲」があるところ。
 コンビニや大手ドラックや百貨店、HCなどはいずれも本部バイヤーやマーケティング部、店舗開発の画一した売り場、品ぞろえになりますがドン・キホーテの場合は店舗交渉次第しかも、相手の営業も巻き返すので油断なく貼りつき、「売れる提案」をしないと安定した売り場はないのです。
 私が担当した企業このドン・キホーテや、一部のホームセンターやドラッグストアもかなりブラックで社内外に無茶なことをしていましたが、社会がコンプライアンスを必須にする時代になりM&Aも進み大企業になるといい部分だけが残るようになっています。
 その分、泥臭い営業は通じず、本部オペレーション主導になりました。後輩たちの会社もその取引先も、センスとプレゼン力を磨く新たな厳しさとやりがいの会社でしょう。

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