マイナンバーカード トラブルVS未申請のデメリット

 報道によりますと、マイナンバーカードのトラブルがいくつか発生しています。
 コンビニの証明書取得サービスで他人の住民票の写しなどが交付されたり、「マイナ保険証」に他人の情報がひもづけられていたり。16日にはコンビニ交付で登録を抹消したはずの古い印鑑登録証明書が誤交付されるトラブルが、全国で11件発生したこということです。
 一連のトラブルは、富士通の子会社「富士通Japan」(東京)がシステムを提供する自治体で3月以降に発生している。
 また、給付金口座の紐付けを他人のモノと誤ったケースも自治体の委託業者で発生しています。これらを合わせて、いかにも不安を煽る報道が散見されます。
 こういう事象報道の後に、市民がインタビューを受け、「やはり国の管理が悪い」「政策が悪い」「個人情報が悪用されかねない、恐ろしいことだ」「迷っていたが私はマイナカードは作らない」という声が流れ、その後有識者とか評論家が出てきて、マイナポイント施策や、保険証代替推進などを、拙速に行った国に問題ありと息巻きます。
 正直、国の政策批判までの意見を採り上げるのは、不安を煽りすぎです。
 健康保険証の読み取り機械がこれからどれほど浸透するのかもありますが、マイナンバーカード発行が遅れると、一番に損するのは医療費が高くなるカード非保持者です。
 マイナポイントで宣伝しての推進も、違和感は感じましたが、今後も推進、奨励にお金をかけるのも無駄なお金です。きっちり全国民が必要な保険証替わりになるし、医療はマイナカードなしだと高くなると説明を強調すればよいのです。
 中途半端に、身分証を何種も持ち歩くのは危険です。私もこの間、一度マイナンバーカードで申請すると、次も本人確認をマイナンバーカードですると言われ、免許証だとだめというお堅い役人がいて辟易しましたが、何枚も場所に合わせて持ち歩くのも不便この上ないです。一本化したら失くしたり、こういうトラブルがあると大変と言いますが、失くす時は財布やカバンごとで同じようなものです。
 今回のトラブルでも、結局誰も損をしてません。個人情報が、流れても別の人のが出てきて誰か悪用して得するとか、見られて損したとかではないです。給付金の口座ミスなんていうものは、都度申請都度入力だった頃どれだけ役所の人が手間どり、間違いも多かったです。私は区役所で後期高齢者の高額療養費の戻しをやっていましたが、75歳上で自分の口座の、銀行名や支店名、番号をキッチリ書ける人の方は少なくて大変であり、その都度電話で確認するなど、個人情報上危ういものでした。 
 昔も今も、住民票にしろ、口座名にしろ、その気になれば役所でアルバイトをしている人間が紙を出し丸めて服に入れれば持ち帰りできます。しかし、そんなことできてもお金がからむ悪用までは簡単にできはしません。まして、庶民に一体盗まれて困る情報などありません。給付が万一間違って他人に入れば、戻して貰うだけの話です。それよりも、税金を使わせ、写真なしの健康保険証で儲けている人を野放しにすることを止め、早く取り締まる方が国民のためです。

 反対している人、とくにマスコミを巻き込んで執拗に反対している勢力は怪しいです。健康保険証を早期にマイナンバーカード化するのは、明確に健康保険証の不正利用の防止のためです。
 健康保険が不正に使用され、例えば出産一時金や高額な手術代が本来権利のない外国人などに掠められることも防がなければいけません。
 また、顔写真のない健康保険証は、通名も表記されないため、脱税、金融やら取引の身分証明として悪用されているケースはあります。
 これらは、防がないと国家や自治体、健康保険組合など莫大な損害を受け、結局国民の負担が増えるのです。
 それを野放しにして、マイナンバーカードの普及を遅らせて、また普及にもお金をかけているのでは、税金がいくらあっても足りません。
 また不正やトラブルを危惧するなら、マイナンバーカードがないことの損や被害の方が大きいことを啓蒙しないといけません。

人生の目的、意外と親が示すのも大事か

 親の決めた人生なんてと反発し、自由に人生を歩いたドラマみたいな人もいます。しかし、多くの人は、親の影響を受けて人生の選択をしていています。

 国会議員などが親の地盤を譲ってもらう世襲議員が当たり前になっていますが、他の商売、自営業や個人経営の事業でも当たり前に親から譲られて二代目、三代目と引き継がれています。小さい頃から、親の生きざまを見てきて、親も継がせたいと思っていれば当然そうなりがちです。また、こんな仕事もうやって欲しくないと思っていても、子供の中の一人ぐらいは、親の関連の仕事に就く場合が多いようです。これは公務員やサラリーマンなど、コネ入社以外でも業界をよく分かっているからという感じで、親の後を追う場合があるようです。

 女性は、まだ世代的には仕事に長く就いていなかった親が多いため、ぴったりとはいかないですが、やはり母親の生きざまや、父の職業に影響されることはあります。

 逆にまったく、両親と関係なく、自由な選択で、別の職種、業種で大成功をおさめた人もいます。

 人生の目的とは何なのかと、ふと哲学的な命題になります。多くの本に書かれた説があります。
 少し考えると職業は目的ではなく、目的への過程の手段にすぎないとわかります。〇〇〇になりたいというのは夢や目的に見えて、その手前の手段であり、就いてからまだまだ目的の到達点が先にあることに気がつくでしょう。

 お金を稼ぐのが目的という人もいます。いくらいくら貯めるとか、毎月〇〇万円ほど自由に使いたいというのが目的というのは比較的具体的であり、そこを目指しハングリーから頑張る人もいます。しかし、コインや紙幣の収集家ならお金そのものに満足できても、通帳の残高が増えるだけで幸せで、人生の目的はかなうかというとそうでもないようです。
 そうなると資産家や富裕層に生まれたともすれば、最初から人生の目的が達成したことになります。
 お金がある方が、教育を受けやすいとか、幸せになる確率は一見高いようですが、上昇の度合い、努力が報われたことの評価や達成感を、満足度とすると、最初はゼロからの方が評価されやすいです。年収ゼロが200万円になり、400万円になった方が歓びは大きいです。逆に1億稼いでいた人が、年収2千万になると、都落ちの気分になるでしょう。

 人生の目的は、お金ではなく、その先にあるものに気付くことです。社会や組織への貢献、子供や家族との幸せな時間、自分自身の充実した時間を得ることなど、抽象的ではあってもはっきりと分かればいいのです。そのために仕事があり、ある程度のお金はあったり、人との交流の場があったり、いろいろ手段の選択、過程の努力が出てくるのです。

 社会は見渡せば、一人で多くの富を稼ぐ人だけでは成り立たず、基幹の仕事、低賃金やボランティアで貢献する尊い人がいないといけないのが分かります。社会でその役割を一つ一つ果たすことが目的であり、幸せなのです。

情報リテラシー 報道自由度が低い国と自覚すること

 日本の報道自由度はG7国で最下位、世界でも自由主義国では下位の71位ということで、年々下がっているということです。
グローバル基準ということで、そんなものとの声もありそうですが、
1.政治的コンテキスト
2.法的枠組み
3.経済的コンテキスト
4.社会文化的コンテキスト
5.安全性
 を客観的に評価され、封建独裁国家は低くなります。
 

 かつては新聞を読んでいることが、社会人としての常識であり、話題を共有することが社交の肝でもありました。
 情報の主役が、テレビに移り、ネットなどに分散する中、国や大企業などによる巧な情報統制、報道側の忖度などで、だんだん日本の報道は劣化していったと思われます。

 ガバナンスのためには、反権力、反社会的な情報の流布を防ぎたいという範疇、あるいはパニックや自殺、差別につながるなどの社会不安を煽るものを防ぐ目的自体が、どんどん解釈が広がり、時の権力や権威の維持のために、本来伝えられるべき「真実」が隠され、捻じ曲げられ、違うものになっていることが多いということです。報道の自由度が低いというのは、あらかじめフィルターがかかり、消化されたものだけが国民の前に出るのです。この過程で、故意や悪意でバイアスがかかることは当然よくあると考られます。

 情報リテラシーが必要ということは、報道自由度の低い国では、そのバイアスのかかった歪んだ報道の中で、その背後にある真実は何かと見極める力です。自分や身の回りの家族を守り、賢く生きていくためには、振り回されないリテラシーが必要です。
 報道は、巧みで第一報は衝撃的なことも多く、騙されやすいです。常に逆張りを考えても、只のアマノジャク、ひねくれものですが、すべての一般大衆と同じようについていってもやはり騙されたということになります。株や投資などと一緒で、儲かるような一つの真実は誰もにわかりやすく転がっているわけではないのです。

 コロナ禍しかり、原発事故、ウクライナ問題、スポーツをとっても、日本の報道と世界の報道では、表現も扱いも違います。日本の報道がピックアップした外国の報道ではなく、直接海外メディアを見聴きすると日本の立ち位置が分かります。

 北欧など自由度が高い国でも、リテラシーは必要です。多くの何も考えない国民にとっては、勉強しなくてもいい不自由は楽なのです。権力者も国民の大多数はおろかな方が良いのです。

平均年収、退職金は横ばいで最低賃金だけが右肩上がり

 1959年、昭和34年生まれの私は高度成長期に子供時代で、勤めだす頃には安定成長から、バブルとその崩壊の低成長時代を迎えました。
 親の世代が戦争を跨ぎ、敗戦から戦後復興の激動を経験しているのに対し、私たち以降は、平和なとくに大きな変化が何もない時代を過ごしました。
 冷戦やその終結、局地戦や、災害、事件事故は多々ありますが、大きな社会の仕組みが出来上がっていたものを踏襲して、なぞりながら微妙な変化があったに過ぎないのです。
 格差が広がった、昔は良かったという不満もよく聞かれます。この間、企業の盛衰もあり、賃金にせよ年金や、公的保障など時代とともに変化はありました。
 大きな変化というものに、女性の社会進出、雇用機会の均等などがあげられ、休日や残業の規定など労働環境全体に良くなりました。
 先日も、人件費高騰で、価格改定の承認を求める資料に最低賃金が右肩上がりに上昇しているグラフが示されました。確かに、その承認に関わる人件費の多くは最低賃金に近い高齢者に依存しているので、大きな間違いではありません。しかし、承認する側の所得は増えているかというと、明らかに横ばいであり、物価高騰で実質マイナスなのです。
 最低賃金は上がって、末端の社員は少し上がっても、一般の職員や管理職までは上がらず退職金は減っているのが実情でしょう。バブル崩壊以降、非正規比率も上がり、企業は業績不振をこのあたりの人件費抑制で逃れたところもあります。

 私たちが学生でアルバイトしていた頃、450円ぐらいの時給でしたので、今はほぼ倍になっています。ところが私の時代の大卒初任給が13万とか15万でした、その後2~3年で17万ぐらいになっていましたから、その後伸びず今が20万程度で、天引きの社会保険料が増えていますから、大卒社員の待遇は40年近く横ばいです。
 ちなみに、その少し前昭和30年ぐらいは、初任給7万ぐらいの時代で、まさに所得倍増だったのです。
 悲しいかな、平均所得はここ20年全く伸びず、波はあってもほぼ横ばいで、退職金は大幅に下がり、年金は実質目減りです。
 社会全体が苦しいのですから、そんなことは言ってられないので、中高年でも、子育ての終わった女性でもリスキリングして働く、ノマドなどスキマで稼ぐ、あるいは貯金ではなく、賢く投資を学んで増やしておくことが求められます。
 資格を取るとか、儲け方の勉強などは昔より安価に学べます。今さら、リスキリングとか勉強は嫌いだと言う人は、贅沢をとことん我慢するしかありません。

役所は杓子定規との批判に対して

 公的機関に3月まで4年弱、勤めていました。
 今、自身の社会保険の手続きなどを実際に役所などに赴くと、届け出というものは市民目線で見ると難しい。
 セミプロのはずの自分でも難解なことがあります。それだけ、制度が細かく複雑なのです。また、立場変われば、融通の利かない対応や親切とはいえない態度やわかりにくい文言、書いてある説明にはイライラしました。
 役所の方が使う言葉や、時間の概念は、市民にとっては1年に一度あるいは、一生に一度使うかどうかわからないものなので、その知識のギャップは大きいのです。
 総じて、役所に勤めている方は記憶力もあり、勉強もできる方が毎日毎日、同じような流れでその言葉を使っているので、どうしても既知バイアスにかかります。
 知らない人を見ると「そんなことも知らないのか」という気持ちを何とか抑えているのです。これは人間ですから仕方ありません。
 問題はその感覚の理解と、そもそもそんなわかりにくい制度や言葉を無くしたり、わかりやすく改めたりできないのかということです。間違いや無知のまま、放置されたり、遅延して不利益が蒙るというのはとんでもないことだと思います。日本は申請主義であり、行政の立場は「周知しているのだから、期限内に手続きしないアナタが悪いんでしょ。遅れて出したアナタを認めるわけにはいかんよ。ちゃんと手続きした人もいるんだから」という上から目線的なものになります。
 実際には、うまく行政の窓口をかいくぐって、給付を受けようとする人も後をたたないのです。コロナの支援給付でもそうです、生活保護や年金、健康保険などでも、納付義務をおこたったり、居住や納付の要件を誤魔化す不正はよくあります。厳格にいかないと、いわゆる血税ともいえる、正当に徴収された税金や保険料が騙し取られるようなこともあります。
 私が実際に区役所の健康保険の窓口にいた時、外国人の方が何度か「出産一時金」申請に、日本の居住や国民健康保険の納付実態の無い方が来られました。一時金としては月収の何倍かになるそれなりの高額なので、日本に入国した実績のある方がダメ元か、悪意の入れ知恵かわかりませんが来られました。
 当たり前ですが保険金の支払いというものは、、事後に納付して権利を得ること、後出しジャンケンのようなことはできません。事故を起こしてから、自動車保険に入ることや、病気になってから医療保険に入ることができないのと同じです。申請主義が絶対悪いのではなく、こうした不正も防いでいる面もあります。
 他の社会保険の労働保険、雇用保険や年金も考えは同じです。ただこれらは税金と同じような印象があり、誤解も多く、任意でないため理解が難しくなっています。

 公的機関、役所の人間に対しては、制度全般はもちろん、行政の無駄、政治全般への不満をぶつけてこられる方もおられます。また、未納や徴収のアクションに対し、「自分のような庶民に対し、役人が時間をかけているのは無駄だ、もっとお金持ちの脱税や、議員を減らせばいい」と反発をする人もいます。「あんたらは楽なもんや、どうせ、公務員だから潰れない、民間は給料出すのに必死。ボーナスなんて出ない」と公務員は景気が悪いとやっかまれ、批判の的にもなります。
 杓子定規というのは、そういう印象ではいけないのでしょうが、現在の制度をうまく適用していかないといけないので、丁寧に納得できる説明は必要でしょう。
 私が公的機関に勤め始めてすぐ、とった電話で再発行手続きか何か、納付期限や申告期限の迫った件で「大急ぎで向かっているが、どうしても夕方の閉庁時間を過ぎそうなので、30分待っていてくれないか。あるいは一日遅れても今日の手続きにできないか」という要望がありました。受けた私はすぐ相談しましたが先輩や上司は巌と丁寧に断りなさいと命令しました。
「個々で、この機関がそんな対応をしたということが万一広がれば、全国で30分延長や、一日遅れの容認をしなければいけなくなるかもしれないし、1日遅れでもこの案件を認めれば、過去の案件も認めてくれと訴えてくる人がいるかもしれない。個人商店ならそれでもいいが、公的機関はそれはできない。とくにこのこの件の場合、周知された用件で事前に十分に手続きの時間があり、こちらに説明誤りなどの責任もない」
 丁重に説明するしかありませんでした。
 急いで今日中に間に合うようにと丁寧にご案内しました。
 こういう場合、納得される場合と、捨て台詞を吐かれる場合があります。
 組織の一員として、方向性は間違ってはいません。しかし、まあ市民目線では、何とかならないのか、毎日公報を見たりして、手続き確認しているわけではないので、うっかり忘れて期限が迫ることはあるのではとは常々思います。そもそも、それぞれの期間や締めきり、条件などが複雑で、自動的にいかないものが多いのです。AIの発展で電子化の進歩も、少しづつ役所にも入っていますが、もう少し公務関係では時間がかかりそうです。

 公務員は毎日毎日そういうストレスと戦っています。地方の窓口、特に異動する部署も限られる小さな市町村の職員は大変だと思います。私などは民間の企業で何度も転勤もあり、配置転換もあって、リフレッシュもできたからハードでも30年以上やっていけました。公務員だととくに若い頃から10年同じ仕事は無理だったと思います。
 今だと、人間観察も含めて少しは冷静に丁寧にできるかもしれません。

不倫 性的暴行 スキャンダル報道に裏で潤うマスコミ、タレコミ者

A girl being chased in a corridor

 WBCにも選ばれたプロ野球の選手が昨年11月に、不適切な関係の交際相手に性的暴行を行ったと報道されています。WBCに記録映画などでまだ盛り上がろうという野球界に激震が走りました。事件の詳細はわかりませんが、文春オンラインがこれを報じた翌12日、球団は「総合的に判断してコンディション的に」と、西武ライオンズ山川穂高を抹消しました。
 文春砲がまたも炸裂したのです。
 そしてそんな中、ジャニーズ社長も元社長の性的被害の件で謝罪会見でトップニュースとなりました。
 一方で少し前、ガーシー元議員が脅していた案件はどうなったのでしょうか、脅迫されてはいても根も葉もない話ではなく、相当グレーより黒に近い案件ですが、ガーシーの議員資格はく奪とともに、元になるスキャンダル当事者は何だか無かったことのようになっています。

 プロスポーツや芸能界のスキャンダルには大きなお金が動いています。
 WBCに出たようなスターは、年俸契約が数億から複数年では20億、30億ものカネが動くのです。
 問題のジャニーズはじめ大きな事務所も、NHKはじめ民放各局を忖度させる巨大なカネと権力を握っています。
 多くの事件を示談とか、表に出て、世間に知られる以前にもみ消してきているはずです。私のいた化粧品会社や、卒業した学校などでも、ガバナンスやコンプライアンスと言いつつ、できるだけ悪いニュースはできれば大きく報道して欲しくないように当事者は思います。自分が通うところが、世間からあんな仲間がいた、どういう指導していると後ろ指さされるのは誰でもイヤだからです。会社だと商品は売れにくくなり、株価は下がります。しかし、隠蔽がばれるとさらに大きな問題にもなります。

 しかし、この男女のスキャンダルめいたものはここまで騒がれるものかとも思います。
かつて歌謡曲にも「浮気」というフレーズはよく出てきて、男の甲斐性とか、「大目に見てよ」と言われていたような歌詞もありました。今は「不倫」とか密会とかになると、もう夫婦の問題を超えて、重大犯罪のようになっています。
 異性への性的暴行を被害者にも油断があったとか、ましてハニートラップっじゃないのかというと、炎上しそうですが、いくつかの若いスポーツ選手が遊んだ感じで、文春砲や女性誌に駈けこんだ状況を見ると、とても一般女性とは思えないないようです。
 記事だけを鵜呑みにせず、加害者の証言や取り調べの推移を見てからの処分で言いと書くと、とんでもなく正義感や倫理観をかざして激怒し、こんな社会の不適合者を庇うのかとか、自分の娘がそんな目にあっても、そんなことを言ってられるかと激怒して、治安の悪い噛み合わない議論をふっかけてこられます。
 私の子供はそんな夜に、酒の席など、大人の男に近づかないようにしています。男はみんな狼です。英雄色を好むとも言われ、おそらく過去現代を通じ、歴史上の偉業を成し、仕事をバリバリやった人が全て聖人君子で、姦淫を心に抱いたことさえないとは誰もおもわないでしょう。どこかで性処理をし、もみ消しがあったり、忖度して表に出ていないだけです。そこらのバランスが最近うまくないのです。そして、それだけたかられるほど所得の格差のイメージが強まっているのでしょう。

 

日本の少子化は生物学の「密度効果」  #密度効果#異次元の少子化対策

 首都圏の混雑やらのニュースでよく見かける品川駅の通路の写真です。コロナ自粛も終わりましたが、相変わらずの人波です。ここにはインターシティとか超でかいオフィスビルが林立し、勤めていた会社の会議や研修でよく行きましたがこの駅からの人間の波は壮観であり壮絶でもあります。東京駅や新宿駅の方が乗降客は多いのでしょうが、見通しが良いためテレビでもよく映え、その人の群れの多さに圧倒されます。
 大阪の中心街をよく知っている関西人でさえ、この異様な人の波には圧倒され、人に酔うという感じを味わいます。ましてや、田舎暮らしの人は恐怖さえ覚え、気分が悪くなるでしょう。実際に地方から東京本社で長い通勤ラッシュと駅間移動をすると、ノイローゼになる人も良く聞きました。

 私は大阪にも住んではいましたが、主に地方都市の勤務も多く、今は地元の京都在住です。政令指定都市で100万の人口の京都とはいえ、少し周辺部で緑はあり、草木や鳥も花も日常に見れます。

 自然観察も趣味の一つです。鳥たちは巣作り、とくに産卵し、子育てに入っているような時、親鳥は必死になって時には自分より大きな外敵を追いはらいます。
 鮭の産卵をドキュメンタリー映像で見た方や、話を聞いたことのある方はおられるでしょう。水源や護岸工事で条件は厳しくなっても、鮭の遡上する河川はまだまだあり、その子孫を作るために必死な姿は感動を呼びます。まさに、受精、産卵のため命をかけるのです。必死に川底に穴をあけ、やせ細るまで母は産卵します。
 産まれた稚魚は、元気に泳ぎ出します。中には水の流れない淵に迷い、乾きかけてもやがて雨で増水すると蘇って、捕食されながらも力強く海まで泳ぎます。
 一生は子作り、このイベントのために捧げるような生物の力強い営みには、理屈抜きで敬意を抱きます。生物の尊さを感じます。
 逆に人間はどうでしょう。
 もう日本人は子育てがああだこうだで、結婚も出産も嫌な若者が増えています。
 狭い空間に毎日押し込められ、これ以上増えては種の存続環境を維持できないとなると、生物は生殖活動を制限します。生物学では「密度効果」と言います。
 魚や昆虫、群れを成す小動物なども、一定の範囲に同一種が増えると餌がいくらあっても繁殖を止め、個体も生殖に向けた成長をしなくなるようになります。
 そして、ある期間濃い密度効果の環境に閉じ込めると、いつまでも性行為をしない個体になります。
 あるいは魚の場合、密度効果の濃い水に別の個体を入れた場合や、個体を減らして密度を緩めてももはや、繁殖をしなくなる効果は続いたままになるのです。
 これは種により、空間の広さや個体数、近似種の範囲もまちまちで、幅広い統計も出ていません。
 

 人間を生物に例えると、差別的になり問題となるからか、あまりこの研究は広く知られていません。少子高齢化の問題とも合わせて報道されることも少ないですが、因果関係は明確だと言われています。
 日本はあきらかに人口密度の高い国、特に東京首都圏の人口密度の多さは世界一です。行政区の東京ではなく、埼玉や神奈川、千葉の都市部、山などで隔離されていない首都圏中心部は人口、人口密度ともに世界に類をみない集中度です。
 この日本の人口減は、子供を作りたくないという少子化は、さまざまな要素があるものの、密度効果、ここから来ていることは、生物学的にも明らかです。なぜなら、生物は本能的には、さまざまな苦難を乗り越え、子孫を残そうと命懸けで頑張るからです。

「同性婚」「LGBT」の議論などを並列に書くととんでもなく非難を受けそうですが、この問題を生物学的に考え、早く首都圏一極集中、地方創生のプランを実行に移さないと、日本の少子化は止まりません。高齢化は日本が先進で世界中でやがて来る人類の宿命と考える人もおられますが、一番人口が密集する東アジアの中でも日本は異常です。中国やインドも人口は多いですが国土が広く密度はそうでもないのです。最悪、日本人という「種」だけが急速に減っていき、プレゼンスが全くなくなる国家、民族になっていく近未来が待ち受けているのです。
 国家を考える人は、小手先の少子化対策、地方創生などではなく、本当に「異次元」?というか、高次元の考えで、国の在り方を考えないといけないと、東京の混雑を見ると思うのです。
 東京に住む人の多くはマヒして、あるいは慣例、慣習や既得権にとらわれ、今の環境を変え未来を見ることができなくなっています。
 

AIが支配するのは悪か善か

 多くの方がインターネットを利用して、一度何かを閲覧すると、次にはそれに近いサイトに誘導されたり、関連した商品の巧な広告が入ってきたりという経験があると思います。
 比較的よく知られた言葉ではステルスマーケティング、略してステマという戦略技法が使われています。
 私がメーカー勤務していた時代なので、もうかれこれ10年近く前から個人情報保護と言われながらも、顧客のデータは収集、管理され、いろいろ利用されています。POSデータというのはレジで購買が行われた時点ということで、最初は売上や在庫の管理でしたが、商品でどういう層にどのくらい売れるかはもちろん、その買った人がどういうパーソナリティかもすぐ分かる訳です。
 私のいた大手日用品化粧品メーカーも、ほとんどのGMS、スーパー、ドラッグストア、専門店のPOSと連携していました。また販売をする流通側も、自店でこういう商品をPBで作って集客して売上を上げたいという時代にもなっていました。
 クレジットカード決済や美容カルテ作成などの一部のユーザーだけだった顧客情報も、いまや多くの人がスマホQR決済やポイントカード、マイナンバーカード連携をされるようになり、手に入れようと思えば消費嗜好に関しては筒抜けでしょう。
 この人は、独身で給料日がいつで月末の何曜日にはまとまった買い物をして、ファッションにいくら、化粧品にどのくらい使うとか、サイズや肌質、ヘアスタイル、色の好みおすすめの価格帯まで分かっています。
 店頭にいけば、本人にぴったりとう訳ではない商品を衝動買いして、後悔することがあること、その人が本来この週末に買うべきは何かまでメーカーサイド、流通サイドは分かっていました。これが何と10年くらい前からなのです。
 その後、チャットGPTがいま注目されて、AIがブレイクスルーしてさらに進化したと関係者はいっています。
 もはや、想像もつかないような時代です。
 少しでもネットを見ていれば、自分以上に自分にあった自分らしいアクティビティが推奨され、買い物どころか人生の選択、進学や就職、結婚もより適性な道が分かり、失敗する選択を排除さえしてくれるのです。自分の身の丈に合わない買い物をして失敗しないのと同じように、自分にあった学校を選び、仕事を選び、結婚相手が決められます。そして、相手も隠して投稿や入手している隠れたアカウント、いわゆる裏アカまで見れるわけですから、反社会的な行為をして動画を上げていた履歴などがあれば、ちゃんとした学校、会社にも入れてもらえないようになります。
 実際に、おそらく就職で、この裏アカ履歴調査というのはやっていそうです。かつては結婚や就職でも興信所を使って差別的な排除はありました。現代の裏アカ特定はある意味客観的でありより合理性があります。
 履歴書などは自己申告ですから、大して働けない人も盛って書いて、面接をマニュアル読んでハッタリ効かせれば採用されるかもしれません。むしろ、アピールが弱くても、ちゃんと仕事ができる人を、勝手にリクルートできる時代になってきています。
 就職希望年次で、通勤可能、スキルレベル、学習意欲や問題意識あり、幹部まで昇進できる可能性大というのが、紙など出さなくてもわかるようになっています。
 会社などでは、社交性でやや不適格で、そのまま音楽を続けたり、個人でデザインの勉強をした方がいいというのも、やがて判断が下される時がくるかもしれません。その人が回り道しなくてもAIが決めてくれる。今のチャットGPTはその一歩手前のようです。すでに進路相談はされています。

 AIやロボットに依存し、支配される人間というのは、子供の頃読んだSFの未来によくあったいくつかにパターンです。
 個人情報流出で悪用とか人権とか言われる反対もあるでしょうが、もうそのかつての未来に来ています。悪いことばかりではないはずです。
 ロボットが将棋やチェスで人間に勝ち、メイドや掃除も始めましたが、もっとできることや、やってもらうことはあります。一気に進化したAIに、政治や経済、戦争や環境問題、衛生、貧困など世界のいろんな課題を改善する方法を加速して考えてくれるのではないかと、私は意外と楽観して考えています。

若い市長への期待と、これからの課題 #芦屋市長#政治改革

写真はイメージです

 政治改革、行政改革は、直接市民が選べる首長の地方政治からの方が手っ取り早いとは思います。
 大阪も橋本徹以来、随分スリム化したものですし、また彼自身も国政は難しいことと、若い人は首長からチャレンジすればと語っています。
 いくつかの自治体の市長が、若手に変わり、今回も芦屋市長が26歳の行政経験なくアメリカの大学院を出て当選されました。40年後の未来を見据え教育や子育てを中心施策に掲げ、もちろん実務はこれから年上の職員のレクチャを聞くという報道でした。
 その広がるいろんな可能性に期待するとともに、若いからとか、イケメンとか美人すぎるとかで、政治家が注目されるのもちょっと違います。
 頭が良いけれど、下積みの現場経験のない人の重用は、一歩間違うと、キャリア官僚と同じように、優秀な人がいても、組織の機能不全、全体の不調を産みます。

 そして、何よりも期待するのは、この若い活力のある改革が成功して、モーブメントが国政の在り方の改革につながるかです。地方でできることは、やはり限界があります。国の行政を変え、国会を変えることは、そろそろ加速をつけていかないといけない時期です。

必読【悲報】お金の無駄なサプリや薬品

 諸物価高騰のおりでありまして、FPとしても投資もですが、節約のお話もしておきたいと思います。
かつて、著名なドラッグストアの店長だった友人との話ででてきたものをベースに、某国立大の理系の方に念のため確認いただいていて信ぴょう性を確認しています。
 ちなみのそのドラッグストアの店長も、顧客志向の経営と言いながら、ノルマに追われ、高い商品を売りつけ、利幅の大きい商品を毎月コンクールとか言う形で強要されるのが、イヤで退職したそうです。

 光熱費が何千円上がったとか、さまざまな食料品もボディブローのように値上げが来ます。5月はいろいろ税金の請求も来て相当イラっと来る人も多いでしょう。給料や年金など、決まった収入の範囲で支出を考えている人は、何か見直さないとと考えていると思います。

 食費の高騰でこれだけ苦しむなか、まさか高い薬品やサプリに毎月お金をかけていいないでしょうか。健康あってこその、貯蓄や投資、消費じゃないかと言って、そこを検証せずダラダラ払っている人は是非いますぐやめるべきです。
 医療費控除の対象いなるとか言うのも戻ってくるとしても、税額を控除して税率分ですし、サプリや健康食品だとその対象にもなりません。

霊芝】 さすがに、霊感商法じゃなく。霊芝が癌に効くとか思って、効果なサプリを買っている方は今時と思ったのですが、いるみたいです。私も10年以上前、妻が癌だと言う話をすると、真剣に霊芝やアガリクスを勧める人がいました。お医者さんとしっかり治療法を確認してください。健康食品ではありますが、癌は治りません。断言して瞬殺です。無駄な出費でお腹でも壊すだけです。
グルコサミンとコンドロイチン】これも悪質なほど、全くの無駄、膝はひどく痛いものなのにつけこんだ詐欺のようなぼったくりです。すでに外国では2000年ころから、効かないというエビデンスが複数でているのに、日本の厚労省は薬品に認可したままで、医薬品や健康食品としてメーカーは詐欺のような宣伝を続けています。しかもサプリ系だと保険も効かず高いまま。多くのエビデンス:グルコサミンとコンドロイチン、あるいは両方を投与されたグループで膝の痛みは良くならなかった。残念ながら、軟骨の成分であるグルコサミンやコンドロイチンをサプリメントとして摂取しても、軟骨が再生したり痛みがやわらぐことはなさそうです。おそらくですが、このようなサプリメントは胃や腸の消化液で粉々にアミノ酸まで分解されるだけではないでしょうか。痛みはどこかのタイミングで、まわりの筋肉の回復などで和らぎます。信じている人は、雨ごいの儀式を雨が降るまで続けて、儀式の効果が確かめられたと言っているようなものです。雨が降るまで払い続けるお金は無駄です。
 ちなみに、変形性膝関節症の痛み対しては、鎮痛剤(飲み薬)またはヒアルロン酸やステロイドの関節注射がいいようです。
【コラーゲン】【ヒアルロン酸】飲んだり塗ったりでは効果はないです。多くのサプリの成分は、最終的には粉々に分解されて吸収されます。
膝の軟骨でもそうですが、髪の毛を分解して食べても毛が生えてくるわけではいのと、多くのサプリは同じです。ヒトの皮膚や筋肉を食べても、それでその部位になり、ケガが治りやすい訳ではありません。
化粧品や食品はこれらの成分で値段は爆上がりです。必要はないです。
アントシアニン】目にいいとか言われますが、炎症を抑えても視力がよくなると、目の老化が防げるようなものではありません。ブルーベリーのジャムなどは多少高い程度ですが、ストロベリーと変わらないですし、目薬やサプリは、特別に買うならもうやめた方が良いでしょう。
【栄養ドリンク】1回で飲むには一番安いものでも、同じビタミンなどを取り込むには錠剤よりも割高で高いです。疲れたときファイト一発と飲みたいとか、最近は医薬品でないエナジー飲料、機能性飲料やら健康飲料系が幅をきかしていますが、砂糖が多くて栄養ドリンクよりも割高です。
 私は気休め程度に錠剤のチョコラBBやハイチオールCのPBは常備している程度です。


 上記の類を、もし毎月一定の額で支出していれば、ムダな支出なので、もうやめて家計を助けましょう。お金持ちの方でも、他の美食などの消費や投資に回した方が良いでしょう。
 なかなかこういうたぐいの健康食品や薬は、病気や体調不良などの弱みに付け込む宣伝や勧奨をする性質の悪い商法です。しかも結構頭の良い方で最初は疑っていても、一度それで体調が良くなり習慣づくと、自己体験なのであれのおかげだったのだと、なかなか止められません。
 人間の身体は自然に病気を治す力を持っていますから、雨ごいをしなくともいつか雨は降るのです。それを雨ごいのおかげとするような商売は、否定が難しい悪徳な商法です。
 場合によっては、自分はあの辛い痛みや苦しみから脱出できたので、他人に勧める人まで出てきます。クチコミで広がれば、ぼったくる側は笑いが止まりません。
 ここに書かれた程度の情報は医薬の現場にいる人は知っているはずです。
 一般の方には、値段に見合う大した効果がないと、否定する最新情報がなかなかアップデートされないのです。
 何か節約しないと、家計が苦しいと思われる方、もっと美味しいものが食べたいけどそんな贅沢はできないと思っているかた是非確認して、見直してください。