説明されずに更迭の、公邸問題 劣化する報道

 岸田文雄首相の長男翔太郎氏(32)は6月1日付で政務担当秘書官を辞職した。昨年末の忘年会の際に公邸内で親族と記念撮影をしたとの週刊文春報道を受け、首相が5月29日に更迭する意向を表明していた。
 非常に皮相的といいうのか、国民をバカにしたような報道です。
 公邸というと、「私物化してはケシカラン」と怒る国民がおられます。
 総理が執務をする「官邸」に対して、総理の日常生活を行う住まいを「公邸」と呼んでいます。どちらも税金で賄われていますが、総理大臣には私邸はあっても基本的には警護や非常時の無線連絡などの設備のある広い公邸に住んでもらわないと困るのです。家族が事情があり帯同できない首相もいましたが、ガランとした広い公邸に孤独な単身という場合もありました。
 官邸施設をいつまでも空きにして、首相が元から住む私邸にいては、官邸が無駄になって、私邸を警備も厳重に行い、臨時に工事をして通信の設備をつけないといけません。
 簡単にはっできず、ご近所も迷惑ですし、総理に連絡しようとしたら、電話がつながらないとかでは安全保障上も洒落になりません。
 こういう前提を知識として持たない国民に皮相だけ伝えて、深層を伝えないのが今の報道です。
 この見解は、すぐ感じましたが同じようなことを表にのべているのは、保守系の元キャスターお一人でした。

 さらに思うに、おそらく、奨太郎さんの更迭にはもっと、問題のある内容があったのでしょう。それは何かは想像してもわかりませんので書きません。
 問題は首相に、へばりついている新聞やテレビの番記者は、その深層部のことを、昨年12月の時点で知っているはずということです。週刊誌よりもはるかに、大勢張り付いているのに知ってない方がおかしいと考えるのは当然です。
 知っていて、黙っていたのです。週刊誌の報道で、あたかも初めてしったように報道するのです。
 そして、そこまで詳しくあからさまには報道しないのです。週刊誌にしろまずは、「忘年会を公邸で、記念撮影、不謹慎」ぐらいのレベルで伝えます。すでに総理サイドとは、ここまでにしといてくれとなっているのでしょう。結果、少し考えるとどうもおかしい報道だけ浮きぼりです。半年も経って何で、こんなレベルで更迭かという違和感しか残らないわけです。
 大手新聞やテレビ局の番記者など、葛藤もあるでしょうが、何のために首相に張り付いているのか、一般サラリーマンでは考えられない高い給料をもらって、スキャンダル誌に劣る報道しかできないのは情けなさすぎます。
 かつては、各社記事内容も異なり、スクープを競い、総理と丁々発止し、時にはブレイン的役割もはたしつつ、よほどの国家機密以外は忖度しない記事も書いたような気概ある記者など皆無となっているのです。
 新聞や地上波テレビは、そのハード的な部分以上に、中身が劣化してオワコンとなっています。

宝くじは、愚かモノに課せられた税金か 道楽か

 実際の宝くじの還元率(当せん金として支払われる率)は45%です。
 ジャンボにもBIG、ナンバーズにも旬の男女のタレントがたくさん出てCMがジャンジャン流れています。思わず、宝くじ売り場に走りそうになります。
 中にはみんなが宝くじを買った分だけ当選金に割り当てられると思っている人もいうそうですが、それはさすがに全く違います。行列に並ぶ人々はこの事実を知っていてなお並んでいるのか、知らずに並んでいる人がどのくらいいるのかは私はわかりません。結局最後に一番儲かるのは胴元(販売元)ということなんですね。

 識者、ファイナンシャルプランナーの間では「最も割の悪いギャンブル」と呼ばれ、一部の経済学者の間では「愚か者に課せられた税金」とまで言われています。
 そこまで、言われてもこの行列が減ることはなく、喜々と高額当選が出る売り場まで交通費を使って買いに走り、SNSにアップしている人もいます。

 じゃあ残りの54%はどこへいったのかというと、諸々の広告宣伝費や地方自治体への交付金として使われています。天下りの公的機関などに莫大なお金が流れています。
 あるインフルエンサーが1千万円ほど注ぎ込んで当り賞金は230万だったそうです。
 ほとんどの方が周りも含めて、高額賞金に当たった話もなく、沢山買っても300円かせいぜい3000円がで、2割すら回収していない感覚です。45%というのも実は、高額賞金を含んでいるので、還ってくる賞金の比率の中央値は2割以下です。高額賞金の当選の確率は、飛行機事故にあう確率の方が20倍ほど高いとも言われます。

 ただ単に宝くじをひとつのエンタメとして消費しているんじゃないかとか、1年に2度ほどのでっかいお祭りに参加してい夢を見るという感覚、あるいは分かっていてお金持ちが税金と同じように貢献のためお金を落としているのかと聞くと、そうじゃない5億円欲しいと言われます。

 夢を買いたいというお目出たい人の寄付と好事家の道楽のアガリは、せめて今のように、ダラダラと使途不明に近い使われ方をするなら、上限を決め、それ以上売れれば懸念の少子化対策や、防衛費で増税するのを止めて、そっちを賄えばと思うのです。

Excel(マイクロソフトの表計算ソフト、商品名)は機能も関数も進化している

 Excel(マイクロソフトの表計算ソフト、商品名)を今もよく使う方で最新の機能も知っているという方は実はそう多くないのではと思います。
 ちなみに、表計算ソフトとカッコガキしましたが、Excelは代替が割と難しい商品名です。エレクトーンやポラロイドとかと同じで、そのままNHKのドラマでは使えない言葉です。昔はLOTUSと言うライバルがいましたが、今はライバルはグーグルのスプレッドシートなのですが、ちょっと呼びにくいですね。
 マイクロソフトのExcelもある程度の短縮、関数ぐらいは使っていた方もいるでしょう。残念ながら全く知らない、今後も使うことはない人には全く関係なく申し訳ないですが、Excelの難しい関数までは苦手だったという人には、結構進化してカンタンになっています。
 以前はのセルには数式を入れたり、マウスポイントを当ててドラッグしないといけなかったのが自動で一気に入るようなスピル機能ができています。
 関数もどんどん、コマンドのフラッシュフィル機能が加わりました。関数の一覧の中煮物新しいのができ、検索の王道だったVLOOLKUP,HLOOKUPなどが、統合されたようなシンプルでやりよいXLOOKUPと言う関数ができました。これは面倒臭く忘れがちだった絶対参照の$記号をつける必要がなくなり、何行目とか何列名とかも、入力不要で勝手に探してくれます。
 マイクロソフトもOfficeをOffice365に一本化して、かつては何年か毎に買い替えを促進した戦略も止めて、オープン系のソフトに対応しています。
昔はオフィス搭載で随分パソコンのお値段が上がりましたが、今はfreeでオープンのソフトが入手できます。何より、最近の大卒の若手社員はスマホだけしか扱えな世代で、パソコン離れとなり、Excelの技量を学生時代に身に着けることも重要でなくなっています。
 家電量販店のパソコンコーナーの横には、紙の箱に入ったofficeのソフトや、セキュリティや会計、圧縮などソフトはいっぱいあった時代があります。今はダウンロード主体でWEBのソフトがほとんどで、マイクロソフトも昔のような稼ぎのビジネスモデルは無理です。
 もう昔を知っているとか言うのも、何の自慢にもならない古い世代になるかと思うと複雑です。AIがさらに進めば、チャットGPTの感じで、もうExcelの名前そのものも過去のものになる時代も遠くないですね。
 

イオンのこと 働く女性と結婚

 イオン(ジャスコ)は創業以来、創業者の実姉小嶋千鶴子さん経営に携わり、女性採用も幹部登用も一定多い企業でしたが、業界のハードさ故にやはり女性が長く続けていくには難しい悩みが多いことを退職された女性から聞きました。 
 大きなイオンモールが全国各所にできており、県によっては数か所も展開され、中規模から大規模腿の殻、さらに地域最大級のメガクラスのものだであります。もはやスーパーが核というよりも、飲食、レジャーや、専門店の林立する街です。
 メーカーに勤めている時代から、主な流通を歴任したので、大手のイオンはジャスコの時代から吸収されたダイエー、マイカル(ニチイ)含めて、北日本と関西はほとんどの店舗を担当して、多くの社員さんを知っています。
 高度経済成長期から、伸び出した組織小売業への対応をメーカーとしても、試行錯誤でやり出した時期で、多くを学びつつ、丁々発止でやり合い、助け合ってビジネスを進めました。
 多くの男性、女性が、ブラックともいえる環境で頑張っておられる姿には頭が下がります。
 先日から2日に渡って自伝風創作コイバナ↓ に登場したAモールの女性は、何人かの人物の実際のエピソードを組み合わせたキャラクターです。当然AはAEON(イオン)で間違いはないのですが、時代が北日本の担当で、子供が小学校の時になっていますがそこだけは少しずらしていて、その頃は男性の商談相手が主で、厳しい仕事のやりとりと、マンションが隣で同い年くらいの嫁と子供の交流はありました。
 土日が休めないのは、子供のイベントや遊びにつき合えないので、それだけでもなかなか辛い職場の上、時間は本当に長くハードだと感じました。いつ身体を壊されても仕方ないなあと思って見てました。
 女性のモデルとしては、西日本に戻ってからお会いした2人ぐらいのイメージを複合させています。ともに現在は退社されています。
 メーカー側で働いていても、女性管理職目標30%ととか政府主導の数値が来ますが、それこそ男女差別というか、数値目標ありきの弊害が出てきます。
 能力のある人が、それなら「辞める」という現象が後を絶たないのです。場合によっては、煙たい社員のリストラというケースもあるかもしれません。
 女性の複雑な出産育児をはじめキャリア形成を阻むライフイベント、転勤や職種転換を考えると、良い方向の決断に行かないのです。
 男性がやっかみ「女性だから登用された」というケースが多いのも否定はできません。事実、私らの時代が管理職枠登用が、実績と実力勝負だったのが、男性はどんなにスキルを磨いても女性枠を除いたイスの奪い合いと今では言われています。登用したい人間は拒み、金銭や出世の欲は強いは管理に向かない女性は手を挙げます。
 イオンの場合、組織も全国規模でどんどん女性の感性を生かしたい反面、やはり優秀でもその条件にはついて行けないというジレンマで辞められたのが、お二人に聞いた共通の中身です。
 確かに、長年いて現場だけで終わらすのはもったいない配慮か、現場ではもう煙たがられるのかは分かりません。
 Kさんの場合は、旧マイカル系の採用なので、どこまでいっても一部は冷遇され続ける条件が付きまとうのに嫌気が去ったようです。モールの大型イベントでは最後は調整に尽力いただきましたが、とにかく女性としてはごついマツコ・デラックスのような雰囲気のそれは怖い方でした。
 もう一人Yさんのは、やはり職階が上がってお祝いを述べた後、「実は、」でほどなく、実家の自転車を継ぐということで退職されました。この方はエピソードの通りの、販売担当がおそれおののき、前任がなかなか会ってもくれない厳しい方と聞いていました。初めて売り場で見た時は、モデルみたいな華奢な若い方で、佐々木希や浜辺美波みたいな方で、「私がYです」と言われたときは 心底驚き、応接間で正面で向き合うとドキドキが止まらないぐらい緊張して「マジかよ、ウソだろ」この人が本当に商談相手なのかってなりました。
 めちゃくちゃ、かっこいいキャリアウーマンに成りそうなそんな方が、シャッター商店街の自転車屋さんをやることに、また驚いたものです。まもなくめでたく結婚されたそうです。振られたわけではないです念のため。
 多くの商店街の自営業が、イオンやコンビニ、ドラックストアなど量販店やモールにおされ厳しい上、サラリーマンで大きいところに長くいる方が将来まで経済的には安心という見方もある中、決断をされるところはやはり何かあるのでしょうか。
 イオン創始小嶋千鶴子さんの思いはなかなか伝えらえてはいないものです。 

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マイナンバーカード トラブルVS未申請のデメリット

 報道によりますと、マイナンバーカードのトラブルがいくつか発生しています。
 コンビニの証明書取得サービスで他人の住民票の写しなどが交付されたり、「マイナ保険証」に他人の情報がひもづけられていたり。16日にはコンビニ交付で登録を抹消したはずの古い印鑑登録証明書が誤交付されるトラブルが、全国で11件発生したこということです。
 一連のトラブルは、富士通の子会社「富士通Japan」(東京)がシステムを提供する自治体で3月以降に発生している。
 また、給付金口座の紐付けを他人のモノと誤ったケースも自治体の委託業者で発生しています。これらを合わせて、いかにも不安を煽る報道が散見されます。
 こういう事象報道の後に、市民がインタビューを受け、「やはり国の管理が悪い」「政策が悪い」「個人情報が悪用されかねない、恐ろしいことだ」「迷っていたが私はマイナカードは作らない」という声が流れ、その後有識者とか評論家が出てきて、マイナポイント施策や、保険証代替推進などを、拙速に行った国に問題ありと息巻きます。
 正直、国の政策批判までの意見を採り上げるのは、不安を煽りすぎです。
 健康保険証の読み取り機械がこれからどれほど浸透するのかもありますが、マイナンバーカード発行が遅れると、一番に損するのは医療費が高くなるカード非保持者です。
 マイナポイントで宣伝しての推進も、違和感は感じましたが、今後も推進、奨励にお金をかけるのも無駄なお金です。きっちり全国民が必要な保険証替わりになるし、医療はマイナカードなしだと高くなると説明を強調すればよいのです。
 中途半端に、身分証を何種も持ち歩くのは危険です。私もこの間、一度マイナンバーカードで申請すると、次も本人確認をマイナンバーカードですると言われ、免許証だとだめというお堅い役人がいて辟易しましたが、何枚も場所に合わせて持ち歩くのも不便この上ないです。一本化したら失くしたり、こういうトラブルがあると大変と言いますが、失くす時は財布やカバンごとで同じようなものです。
 今回のトラブルでも、結局誰も損をしてません。個人情報が、流れても別の人のが出てきて誰か悪用して得するとか、見られて損したとかではないです。給付金の口座ミスなんていうものは、都度申請都度入力だった頃どれだけ役所の人が手間どり、間違いも多かったです。私は区役所で後期高齢者の高額療養費の戻しをやっていましたが、75歳上で自分の口座の、銀行名や支店名、番号をキッチリ書ける人の方は少なくて大変であり、その都度電話で確認するなど、個人情報上危ういものでした。 
 昔も今も、住民票にしろ、口座名にしろ、その気になれば役所でアルバイトをしている人間が紙を出し丸めて服に入れれば持ち帰りできます。しかし、そんなことできてもお金がからむ悪用までは簡単にできはしません。まして、庶民に一体盗まれて困る情報などありません。給付が万一間違って他人に入れば、戻して貰うだけの話です。それよりも、税金を使わせ、写真なしの健康保険証で儲けている人を野放しにすることを止め、早く取り締まる方が国民のためです。

 反対している人、とくにマスコミを巻き込んで執拗に反対している勢力は怪しいです。健康保険証を早期にマイナンバーカード化するのは、明確に健康保険証の不正利用の防止のためです。
 健康保険が不正に使用され、例えば出産一時金や高額な手術代が本来権利のない外国人などに掠められることも防がなければいけません。
 また、顔写真のない健康保険証は、通名も表記されないため、脱税、金融やら取引の身分証明として悪用されているケースはあります。
 これらは、防がないと国家や自治体、健康保険組合など莫大な損害を受け、結局国民の負担が増えるのです。
 それを野放しにして、マイナンバーカードの普及を遅らせて、また普及にもお金をかけているのでは、税金がいくらあっても足りません。
 また不正やトラブルを危惧するなら、マイナンバーカードがないことの損や被害の方が大きいことを啓蒙しないといけません。

人生の目的、意外と親が示すのも大事か

 親の決めた人生なんてと反発し、自由に人生を歩いたドラマみたいな人もいます。しかし、多くの人は、親の影響を受けて人生の選択をしていています。

 国会議員などが親の地盤を譲ってもらう世襲議員が当たり前になっていますが、他の商売、自営業や個人経営の事業でも当たり前に親から譲られて二代目、三代目と引き継がれています。小さい頃から、親の生きざまを見てきて、親も継がせたいと思っていれば当然そうなりがちです。また、こんな仕事もうやって欲しくないと思っていても、子供の中の一人ぐらいは、親の関連の仕事に就く場合が多いようです。これは公務員やサラリーマンなど、コネ入社以外でも業界をよく分かっているからという感じで、親の後を追う場合があるようです。

 女性は、まだ世代的には仕事に長く就いていなかった親が多いため、ぴったりとはいかないですが、やはり母親の生きざまや、父の職業に影響されることはあります。

 逆にまったく、両親と関係なく、自由な選択で、別の職種、業種で大成功をおさめた人もいます。

 人生の目的とは何なのかと、ふと哲学的な命題になります。多くの本に書かれた説があります。
 少し考えると職業は目的ではなく、目的への過程の手段にすぎないとわかります。〇〇〇になりたいというのは夢や目的に見えて、その手前の手段であり、就いてからまだまだ目的の到達点が先にあることに気がつくでしょう。

 お金を稼ぐのが目的という人もいます。いくらいくら貯めるとか、毎月〇〇万円ほど自由に使いたいというのが目的というのは比較的具体的であり、そこを目指しハングリーから頑張る人もいます。しかし、コインや紙幣の収集家ならお金そのものに満足できても、通帳の残高が増えるだけで幸せで、人生の目的はかなうかというとそうでもないようです。
 そうなると資産家や富裕層に生まれたともすれば、最初から人生の目的が達成したことになります。
 お金がある方が、教育を受けやすいとか、幸せになる確率は一見高いようですが、上昇の度合い、努力が報われたことの評価や達成感を、満足度とすると、最初はゼロからの方が評価されやすいです。年収ゼロが200万円になり、400万円になった方が歓びは大きいです。逆に1億稼いでいた人が、年収2千万になると、都落ちの気分になるでしょう。

 人生の目的は、お金ではなく、その先にあるものに気付くことです。社会や組織への貢献、子供や家族との幸せな時間、自分自身の充実した時間を得ることなど、抽象的ではあってもはっきりと分かればいいのです。そのために仕事があり、ある程度のお金はあったり、人との交流の場があったり、いろいろ手段の選択、過程の努力が出てくるのです。

 社会は見渡せば、一人で多くの富を稼ぐ人だけでは成り立たず、基幹の仕事、低賃金やボランティアで貢献する尊い人がいないといけないのが分かります。社会でその役割を一つ一つ果たすことが目的であり、幸せなのです。

情報リテラシー 報道自由度が低い国と自覚すること

 日本の報道自由度はG7国で最下位、世界でも自由主義国では下位の71位ということで、年々下がっているということです。
グローバル基準ということで、そんなものとの声もありそうですが、
1.政治的コンテキスト
2.法的枠組み
3.経済的コンテキスト
4.社会文化的コンテキスト
5.安全性
 を客観的に評価され、封建独裁国家は低くなります。
 

 かつては新聞を読んでいることが、社会人としての常識であり、話題を共有することが社交の肝でもありました。
 情報の主役が、テレビに移り、ネットなどに分散する中、国や大企業などによる巧な情報統制、報道側の忖度などで、だんだん日本の報道は劣化していったと思われます。

 ガバナンスのためには、反権力、反社会的な情報の流布を防ぎたいという範疇、あるいはパニックや自殺、差別につながるなどの社会不安を煽るものを防ぐ目的自体が、どんどん解釈が広がり、時の権力や権威の維持のために、本来伝えられるべき「真実」が隠され、捻じ曲げられ、違うものになっていることが多いということです。報道の自由度が低いというのは、あらかじめフィルターがかかり、消化されたものだけが国民の前に出るのです。この過程で、故意や悪意でバイアスがかかることは当然よくあると考られます。

 情報リテラシーが必要ということは、報道自由度の低い国では、そのバイアスのかかった歪んだ報道の中で、その背後にある真実は何かと見極める力です。自分や身の回りの家族を守り、賢く生きていくためには、振り回されないリテラシーが必要です。
 報道は、巧みで第一報は衝撃的なことも多く、騙されやすいです。常に逆張りを考えても、只のアマノジャク、ひねくれものですが、すべての一般大衆と同じようについていってもやはり騙されたということになります。株や投資などと一緒で、儲かるような一つの真実は誰もにわかりやすく転がっているわけではないのです。

 コロナ禍しかり、原発事故、ウクライナ問題、スポーツをとっても、日本の報道と世界の報道では、表現も扱いも違います。日本の報道がピックアップした外国の報道ではなく、直接海外メディアを見聴きすると日本の立ち位置が分かります。

 北欧など自由度が高い国でも、リテラシーは必要です。多くの何も考えない国民にとっては、勉強しなくてもいい不自由は楽なのです。権力者も国民の大多数はおろかな方が良いのです。

平均年収、退職金は横ばいで最低賃金だけが右肩上がり

 1959年、昭和34年生まれの私は高度成長期に子供時代で、勤めだす頃には安定成長から、バブルとその崩壊の低成長時代を迎えました。
 親の世代が戦争を跨ぎ、敗戦から戦後復興の激動を経験しているのに対し、私たち以降は、平和なとくに大きな変化が何もない時代を過ごしました。
 冷戦やその終結、局地戦や、災害、事件事故は多々ありますが、大きな社会の仕組みが出来上がっていたものを踏襲して、なぞりながら微妙な変化があったに過ぎないのです。
 格差が広がった、昔は良かったという不満もよく聞かれます。この間、企業の盛衰もあり、賃金にせよ年金や、公的保障など時代とともに変化はありました。
 大きな変化というものに、女性の社会進出、雇用機会の均等などがあげられ、休日や残業の規定など労働環境全体に良くなりました。
 先日も、人件費高騰で、価格改定の承認を求める資料に最低賃金が右肩上がりに上昇しているグラフが示されました。確かに、その承認に関わる人件費の多くは最低賃金に近い高齢者に依存しているので、大きな間違いではありません。しかし、承認する側の所得は増えているかというと、明らかに横ばいであり、物価高騰で実質マイナスなのです。
 最低賃金は上がって、末端の社員は少し上がっても、一般の職員や管理職までは上がらず退職金は減っているのが実情でしょう。バブル崩壊以降、非正規比率も上がり、企業は業績不振をこのあたりの人件費抑制で逃れたところもあります。

 私たちが学生でアルバイトしていた頃、450円ぐらいの時給でしたので、今はほぼ倍になっています。ところが私の時代の大卒初任給が13万とか15万でした、その後2~3年で17万ぐらいになっていましたから、その後伸びず今が20万程度で、天引きの社会保険料が増えていますから、大卒社員の待遇は40年近く横ばいです。
 ちなみに、その少し前昭和30年ぐらいは、初任給7万ぐらいの時代で、まさに所得倍増だったのです。
 悲しいかな、平均所得はここ20年全く伸びず、波はあってもほぼ横ばいで、退職金は大幅に下がり、年金は実質目減りです。
 社会全体が苦しいのですから、そんなことは言ってられないので、中高年でも、子育ての終わった女性でもリスキリングして働く、ノマドなどスキマで稼ぐ、あるいは貯金ではなく、賢く投資を学んで増やしておくことが求められます。
 資格を取るとか、儲け方の勉強などは昔より安価に学べます。今さら、リスキリングとか勉強は嫌いだと言う人は、贅沢をとことん我慢するしかありません。

役所は杓子定規との批判に対して

 公的機関に3月まで4年弱、勤めていました。
 今、自身の社会保険の手続きなどを実際に役所などに赴くと、届け出というものは市民目線で見ると難しい。
 セミプロのはずの自分でも難解なことがあります。それだけ、制度が細かく複雑なのです。また、立場変われば、融通の利かない対応や親切とはいえない態度やわかりにくい文言、書いてある説明にはイライラしました。
 役所の方が使う言葉や、時間の概念は、市民にとっては1年に一度あるいは、一生に一度使うかどうかわからないものなので、その知識のギャップは大きいのです。
 総じて、役所に勤めている方は記憶力もあり、勉強もできる方が毎日毎日、同じような流れでその言葉を使っているので、どうしても既知バイアスにかかります。
 知らない人を見ると「そんなことも知らないのか」という気持ちを何とか抑えているのです。これは人間ですから仕方ありません。
 問題はその感覚の理解と、そもそもそんなわかりにくい制度や言葉を無くしたり、わかりやすく改めたりできないのかということです。間違いや無知のまま、放置されたり、遅延して不利益が蒙るというのはとんでもないことだと思います。日本は申請主義であり、行政の立場は「周知しているのだから、期限内に手続きしないアナタが悪いんでしょ。遅れて出したアナタを認めるわけにはいかんよ。ちゃんと手続きした人もいるんだから」という上から目線的なものになります。
 実際には、うまく行政の窓口をかいくぐって、給付を受けようとする人も後をたたないのです。コロナの支援給付でもそうです、生活保護や年金、健康保険などでも、納付義務をおこたったり、居住や納付の要件を誤魔化す不正はよくあります。厳格にいかないと、いわゆる血税ともいえる、正当に徴収された税金や保険料が騙し取られるようなこともあります。
 私が実際に区役所の健康保険の窓口にいた時、外国人の方が何度か「出産一時金」申請に、日本の居住や国民健康保険の納付実態の無い方が来られました。一時金としては月収の何倍かになるそれなりの高額なので、日本に入国した実績のある方がダメ元か、悪意の入れ知恵かわかりませんが来られました。
 当たり前ですが保険金の支払いというものは、、事後に納付して権利を得ること、後出しジャンケンのようなことはできません。事故を起こしてから、自動車保険に入ることや、病気になってから医療保険に入ることができないのと同じです。申請主義が絶対悪いのではなく、こうした不正も防いでいる面もあります。
 他の社会保険の労働保険、雇用保険や年金も考えは同じです。ただこれらは税金と同じような印象があり、誤解も多く、任意でないため理解が難しくなっています。

 公的機関、役所の人間に対しては、制度全般はもちろん、行政の無駄、政治全般への不満をぶつけてこられる方もおられます。また、未納や徴収のアクションに対し、「自分のような庶民に対し、役人が時間をかけているのは無駄だ、もっとお金持ちの脱税や、議員を減らせばいい」と反発をする人もいます。「あんたらは楽なもんや、どうせ、公務員だから潰れない、民間は給料出すのに必死。ボーナスなんて出ない」と公務員は景気が悪いとやっかまれ、批判の的にもなります。
 杓子定規というのは、そういう印象ではいけないのでしょうが、現在の制度をうまく適用していかないといけないので、丁寧に納得できる説明は必要でしょう。
 私が公的機関に勤め始めてすぐ、とった電話で再発行手続きか何か、納付期限や申告期限の迫った件で「大急ぎで向かっているが、どうしても夕方の閉庁時間を過ぎそうなので、30分待っていてくれないか。あるいは一日遅れても今日の手続きにできないか」という要望がありました。受けた私はすぐ相談しましたが先輩や上司は巌と丁寧に断りなさいと命令しました。
「個々で、この機関がそんな対応をしたということが万一広がれば、全国で30分延長や、一日遅れの容認をしなければいけなくなるかもしれないし、1日遅れでもこの案件を認めれば、過去の案件も認めてくれと訴えてくる人がいるかもしれない。個人商店ならそれでもいいが、公的機関はそれはできない。とくにこのこの件の場合、周知された用件で事前に十分に手続きの時間があり、こちらに説明誤りなどの責任もない」
 丁重に説明するしかありませんでした。
 急いで今日中に間に合うようにと丁寧にご案内しました。
 こういう場合、納得される場合と、捨て台詞を吐かれる場合があります。
 組織の一員として、方向性は間違ってはいません。しかし、まあ市民目線では、何とかならないのか、毎日公報を見たりして、手続き確認しているわけではないので、うっかり忘れて期限が迫ることはあるのではとは常々思います。そもそも、それぞれの期間や締めきり、条件などが複雑で、自動的にいかないものが多いのです。AIの発展で電子化の進歩も、少しづつ役所にも入っていますが、もう少し公務関係では時間がかかりそうです。

 公務員は毎日毎日そういうストレスと戦っています。地方の窓口、特に異動する部署も限られる小さな市町村の職員は大変だと思います。私などは民間の企業で何度も転勤もあり、配置転換もあって、リフレッシュもできたからハードでも30年以上やっていけました。公務員だととくに若い頃から10年同じ仕事は無理だったと思います。
 今だと、人間観察も含めて少しは冷静に丁寧にできるかもしれません。

不倫 性的暴行 スキャンダル報道に裏で潤うマスコミ、タレコミ者

A girl being chased in a corridor

 WBCにも選ばれたプロ野球の選手が昨年11月に、不適切な関係の交際相手に性的暴行を行ったと報道されています。WBCに記録映画などでまだ盛り上がろうという野球界に激震が走りました。事件の詳細はわかりませんが、文春オンラインがこれを報じた翌12日、球団は「総合的に判断してコンディション的に」と、西武ライオンズ山川穂高を抹消しました。
 文春砲がまたも炸裂したのです。
 そしてそんな中、ジャニーズ社長も元社長の性的被害の件で謝罪会見でトップニュースとなりました。
 一方で少し前、ガーシー元議員が脅していた案件はどうなったのでしょうか、脅迫されてはいても根も葉もない話ではなく、相当グレーより黒に近い案件ですが、ガーシーの議員資格はく奪とともに、元になるスキャンダル当事者は何だか無かったことのようになっています。

 プロスポーツや芸能界のスキャンダルには大きなお金が動いています。
 WBCに出たようなスターは、年俸契約が数億から複数年では20億、30億ものカネが動くのです。
 問題のジャニーズはじめ大きな事務所も、NHKはじめ民放各局を忖度させる巨大なカネと権力を握っています。
 多くの事件を示談とか、表に出て、世間に知られる以前にもみ消してきているはずです。私のいた化粧品会社や、卒業した学校などでも、ガバナンスやコンプライアンスと言いつつ、できるだけ悪いニュースはできれば大きく報道して欲しくないように当事者は思います。自分が通うところが、世間からあんな仲間がいた、どういう指導していると後ろ指さされるのは誰でもイヤだからです。会社だと商品は売れにくくなり、株価は下がります。しかし、隠蔽がばれるとさらに大きな問題にもなります。

 しかし、この男女のスキャンダルめいたものはここまで騒がれるものかとも思います。
かつて歌謡曲にも「浮気」というフレーズはよく出てきて、男の甲斐性とか、「大目に見てよ」と言われていたような歌詞もありました。今は「不倫」とか密会とかになると、もう夫婦の問題を超えて、重大犯罪のようになっています。
 異性への性的暴行を被害者にも油断があったとか、ましてハニートラップっじゃないのかというと、炎上しそうですが、いくつかの若いスポーツ選手が遊んだ感じで、文春砲や女性誌に駈けこんだ状況を見ると、とても一般女性とは思えないないようです。
 記事だけを鵜呑みにせず、加害者の証言や取り調べの推移を見てからの処分で言いと書くと、とんでもなく正義感や倫理観をかざして激怒し、こんな社会の不適合者を庇うのかとか、自分の娘がそんな目にあっても、そんなことを言ってられるかと激怒して、治安の悪い噛み合わない議論をふっかけてこられます。
 私の子供はそんな夜に、酒の席など、大人の男に近づかないようにしています。男はみんな狼です。英雄色を好むとも言われ、おそらく過去現代を通じ、歴史上の偉業を成し、仕事をバリバリやった人が全て聖人君子で、姦淫を心に抱いたことさえないとは誰もおもわないでしょう。どこかで性処理をし、もみ消しがあったり、忖度して表に出ていないだけです。そこらのバランスが最近うまくないのです。そして、それだけたかられるほど所得の格差のイメージが強まっているのでしょう。