結構絶滅危惧職?になる化粧品の美容部員さん

 昔の職場仲間と話すとやはり、時代の流れが急なことを思います。
 美容部員さん、今は洒落たカタカナの名前でビューティなんとかになりますが、若いころはその人たちをパートナーにした仕事がメインでしたから、今その仕事がなくなりつつあるのにはわかっていても驚きというか寂しさを感じます。
 最後にもソフィーナを担当して、なぜかそちらの女性のフォロワーが多く、リアルでもお声がけされて恐縮するので、あまり機密的話はできません。
 これはもう私が化粧品メーカーに勤めていた時からですが、親会社的にはカウンセリングでお金のかかる販売員は、百貨店ブランドや集客のあるモール、ごく限られた専門店などだけに派遣する方針でした。かつては商店街の薬局や化粧品店でも派遣してたり、ドラッグストアやGMSにも入ってましたがもうそんな時代ではないのです。
 元々、プチプラコスメ、セルフメイク系はお客様が勝手に情報を掴んで買います。カネボウのコフレドールもかつてはシーズンごとのプロモーションを展開していました。資生堂のマキアージュと並ぶメイクブランドでシーズンごとに新商品を出し巨大プロモをした2大メーカー競争時代の名残を残していました。数年前にはネット先行の限定品を店頭で販売するなどの戦略にシフト、やがて目立ったプロモは無くなり、ブランドが縮小して廃止の方向のようです。
 メガヒットを産み、有望タレントを産んだ昭和の2大メーカー時代を知る人にとっても驚きでしょう。
 もう、マスメディアで中価格帯のメイクブランドを宣伝して、店頭で買ってもらう時代はとうに終わっていたのです。
 昨日、改めて聞いた話だと、余剰の販売流通の美容部員さん(ビューティカウンセラーとかの名前)は、多業種に出向しているケースもあるといいます。コロナ禍が明けても、時代の流れは止められないのかと思いました。

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